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Artistl油絵・木彫・ちぎり絵など自在な創作作家/電子書籍:https://a.co/69r3Qth https://a.co/1F88ZzP/2023年東京藝術大学 美術学部 履修証明プログラム Diversity on the Arts Project 修了

最近の記事

etc:知の巨人

松岡正剛さんが亡くなった時「知の巨人」と称されたのを読んで、へぇ~と思った。なぜなら私にとってのソレは吉本隆明さんだからだ。そして、その前の世代に言わせると「俺のソレはクロカンだ」と言っていた。クロカンからのヨシモトリュウメイだと。その彼に松岡正剛は知の巨人なのか?と問うと「著作を読んでないからわからない」と真っ当な返事が返ってきて、安心したのと同時に、この言葉が出るところに知性を見た気がした。さすがマルクスの資本論を読み込み、クロカンの演説をリアルに聞き、ヨシモトリュウメイ

    • etc:大潟村からの米とのサヨナラ

      最後の山羊座冥王星を前にして、これまでの自分の生き方、人との繋がり方を見直すことがはじまっている。そのつもりはなくても、結果見直すことになる…という感じかな。 20年以上のお付き合いになるお米農家さんと2024.9月末をもって契約終了することにした。「完全無農薬、年間予約」という、当時まだ誰もやっていない、農家と個人消費者が1対1で契約する方法で米をつくり、販売してくれる唯一の農家さんだった。今ほど無農薬への関心が高くない時代、これ以上体に農薬を取り込みたくなかった私には一

      • etc:潜れば潜るほど眼差しは俯瞰していく

        ひとつの関心事に向かって深堀してくことは、より狭い視野となってしまいそうだけど、実際はその逆なんじゃないかと思う。深く潜れば潜るほど、アッチのひとつ、コッチのひとつ、子供時代のひとつ、ついさっきのひとつとが、実は深いところで繋がっていて、時間も場所も別々のとこで得た知見で、凡そ関係ないように見えるものが、実は同じものを反対側から見ていて、表現が違うだけ。そんな経験が本当に多い。 私の心の中で思いがけない繋がり方をしたとき、 世界がパぁ~!!と光り輝く。 明るくなるんてもんじ

        • etc:過去からのギフト

          明治以降の日本は、江戸までの日本とは質が違う、別物のような気がする。と言っても明治の初め、江戸生まれや江戸時代を肌感覚で知っている明治生まれが生存していたころは別。ただ本質的な変容はGHQに占領されて以降だと思う。目に見える形、目には見えない形、あらゆる方法で何世代もかけて「江戸までの日本」を「都合のよい子飼いとしての日本」に変えていった。 衣食住。すべての方向からジワジワを変わった。資本家の台頭による工業化で都市へ若い人間を集め、それにより都市部以外の日本中隅々の生活の習慣

        etc:知の巨人

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          ブロッケン現象は宇宙の姿?

          この動画は鹿島槍ヶ岳へ上がったときのブロッケン現象な。私はブロッケン現象を世界の見え方を現していると思っている。私なりの解釈は「この世界は2次元プログラムを、ある種の装置を使って3D化し、それがプロジェクターへ投影されていて、私はプロジェクターに投影されている映像を見ている」だ。そしてそのプログラムを記述しているのが、外ならぬ自分自身というわけだ。 ただこの概念を「概念」だけで実感することは人間には難しいので、手を変え品を変え、人間にも理解しやすい実体験が用意されているのだと思う。その一つがブロッケン現象。この場合の「ある種の装置」は「ブロッケン現象を引き起こす複雑な気象条件が整った時」となるということになる。 裏を返せば、記述するプログラム通りの映像がプロジェクターに投影されるわけで、記述するのは私、つまり私が私の見る映像(=世界)を決めているのだね。

          ブロッケン現象は宇宙の姿?

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          etc:スケボーは水瓶座時代のシンボルだな。

          スケボーは水瓶座時代のシンボルだな。 https://digital.asahi.com/articles/photo/AS20240807001935.html?iref=pc_photo_gallery_next_arrow 初出場で金メダルをさらった14歳、アリサ・トルーさんの、岐阜市出身の母・愛子さんは、「みんな楽しくスケボーをするお友だち。本当に、賞をとろうとか、メダルをとろうとか、全然思っていない。楽しく毎日スケートボードをしていたら、ここにこられた」と。

          etc:スケボーは水瓶座時代のシンボルだな。

          宇宙服の中から:「お前の履歴を捨てて、世界を止めろ」

          覚せい剤中毒で刑務所へはいり、そこから人生リカバリーした方のストーリーを読んでいるとき思ったことを書いてみる。 幻聴や幻覚は、それを聴いて見ている本人の声と姿ではないだろうか。と言っても三次元世界で聴いて見てるモノではなく、ユング的に言えば「潜在意識」の本人の声と姿だけどね。もちろんこれは仮説だけど。 本来人間は潜在意識と顕在意識を自由に行き来できる、精神>肉体の存在であったのが、なんらかの理由で「分断、ロック」されてしまった。意識が現実を作るなんてことあるわけない!とい

          宇宙服の中から:「お前の履歴を捨てて、世界を止めろ」

          etc.権利意識の種を蒔かれた記憶がない

          為政者が「為政者」としての振舞いを許されるのは、貴方が「私達の人権・生命・財産を守ります」と言い、私達が『貴方はソレに値する』と認めたときだけです。そして私達には人間が生まれながらに持っている権利・「自然権」があります。それは国家が憲法・法律で認めようが認めまいば、人間であるかぎり自然に持っている権利です。ですがこの自然権を野放しにしておくと、ホッブスが言うところの「万人の闘争状態」になってしまうので私達は、貴方が「私達の人権・生命・財産を守る」為政をすることを条件に、自然権

          etc.権利意識の種を蒔かれた記憶がない

          アメリカンゴシックっぽいアーチ@東大構内

          アメリカンゴシックっぽいアーチ@東大構内

          宇宙服の中から:重ね合わせquantum bit

          量子コンピューターは、現在のコンピューターの進化版ではなく、ぜーんぜん違うらしい。 なにが違うの? 今のコンピューターは2進法、1と0の組み合わせで全てを表現しているので、表現するものが多くなれば当然、それを表す1と0も増えていくことになる。ところが量子ビットは、一つの量子ビットに桁違いの情報を持たすことができて、その例えとしては2進法のスーパーコンピューターで何万年かかる計算を量子コンピューターは数十秒で終わらせてしまう。そのくらいの違い。 1か0の情報しか持たないのが

          宇宙服の中から:重ね合わせquantum bit

          宇宙服の中から:あなたは私を映す鏡なの?

          ~相手の態度や言葉は、自分の気持ちを投影したもの。相手という鏡を通して自分が自分を見ているのである~ 鏡の法則とは?で調べると、だいたいこんな内容が出てくる。なんとなく道徳的で宗教っぽいから「人に対して謙虚であれよ」ってことなんだろうと理解していた。一方で「こちらが笑えば、相手も笑ってくれた」とか「こちらが謝れば、相手は怒りをおさめてくれた」のような体感もしているので、ナニカのチカラが作用しているのでは?とも感じていた。なぜそうなるのかはわからないけど、確かにそうなるんだよ

          宇宙服の中から:あなたは私を映す鏡なの?

          宇宙服の中から:100年前からやってきたギフト

          素粒子の一つ、光子をつかった実験で有名な「二重スリット実験」を知ったとき、それを私に教えた人がこう言った。「観測者がいるのと、いないのとで実験結果が変わるのだよ。観測すると世界が決まるんだ。世界は観測することで確定されていくんだよ」と。 合理的、論理的な水瓶座であるわたしは、実験から導き出された結果は事実として受け入れる方だけど、だけどこれは無理。「観測者次第で結果が変わるって?!」には正直戸惑った。「世界は一つ。誰にとっても同じでしょ。あなたとわたしの二人いても世界は一つだ

          宇宙服の中から:100年前からやってきたギフト