指す将順位戦9th S級⑤ 対あかつきさん

自分が先手、戦型は中飛車→向かい飛車対三間飛車。

図①、12手目△94歩まで

本譜は▲77角から向かい飛車に振り直したが、考えれば最近採用率が上がっている▲66角型向かい飛車をするチャンスだったことに後で気づいた…。

図②、52手目△35銀まで

相手が歩交換から浮き飛車に構え、△45歩と飛車の横利きを通してきたのでこちらは歩交換が出来ず、少し守勢な展開になってしまったので先手番としてはやや面白くない感じになってしまった。
ただ、相手の動きを待っている間に金銀を寄せて玉を固めていたので図②の局面から▲33角成~▲25桂と突撃。
こういう攻めはあまり上手くいかないことも多いが、今回の場合は▲45飛など飛車を活用する攻め筋もあることで、角の打ち込みが厳しくなった。

図③、76手目△52金まで

駒損の攻めではあるが、自玉が固いので攻めが切れないように着実に指していけばよいと対局中は考えていた。
その流れで本譜は▲12龍としたが、ここは▲52同龍と踏み込むチャンスだった。
以下、△同角▲53銀△71銀▲52銀不成△88飛▲61角△82玉▲63銀不成△89飛成▲84歩、が一例で先手優勢。

実戦はその後、相手に龍を引き付けられて粘られたが、攻め合いにならないことをいいことに着実な攻めを間に合わせて勝ち。
上手く相手の動きに対応して指せた1局だと思った。

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