中飛車対超速持久戦

自分が後手、戦型は中飛車対超速持久戦。

図①、53手目▲35歩まで

本譜は△44銀▲36飛△53角と進んだが、35の地点の利きはこちらが勝ってはいるものの実際△35銀から総交換すると▲31飛で相手が先に飛車を打ち込むことになるので、この筋を狙ったこと自体があまり良くなかった。
ここは△58銀とすべきで、以下▲24歩△同歩▲56歩△67銀成▲同金△56歩▲同金△55歩▲57金△74歩▲67金△75歩▲78銀打△51飛、が一例で後手微有利。

図②、61手目▲45金まで

本譜は△同銀右▲同桂△71角と進んだが、そこで▲53歩とされると歩成を受けるのが難しく、形勢を損ねてしまっていた。
ここは△65歩として△75角からの攻め合いの順を見せるべきで、以下▲54金△同金▲45銀打△同金▲同桂△75角▲38飛△56銀、が一例で難解な形勢。

図③、71手目▲39飛まで

本譜は△44金から受けに回ったが、相手が5筋に歩が利くので受け切るのが難しく、あまり良い方針ではなかった。
ここは△56金と攻め合いを選ぶべきで、以下▲57歩△同金▲58歩△56金▲69飛△47金▲65歩△58金▲66飛△56金▲同飛△同歩▲64歩△69飛、が一例で後手有利。

図④、99手目▲62とまで

本譜は△88銀とした。ここで王手を決めておいた方が詰めろで迫れるのでわかりやすいと思ったが、▲76玉と桂馬を取る変化を作ってしまっているので良くなかった。
ここは△78と、とすべきで、以下▲71と△88銀▲87玉△67銀▲72と△92玉、が一例で相手は金を持っていないためこちらの玉は詰まず、相手玉は△77銀成からの詰みが受からないため後手勝ち。

実戦はその後、角を手持ちに出来たため相手玉に即詰みが生じ勝ち。

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