20230906 lishogi

自分が後手、戦型はゴキ中対超速持久戦。

図①、45手目▲35歩まで

少し前まで3筋で飛車がにらみ合っていたが、相手の穴熊の金の位置が低いので5筋に飛車を戻したら相手から仕掛けてきたのが図①の局面。
本譜は△同歩▲同銀△56歩▲44銀△同歩と進んだが、そこで▲43銀~▲32飛成とされると△57歩成とやりづらいし、▲37角や▲26角と角の活用も出来るので後手不利な展開だった。

ここはすぐに△56歩と攻め合いを目指すべきで、以下▲同歩△同飛▲77角(▲57歩は△66飛)△95歩▲57歩△52飛▲95歩△97歩▲同香△85桂、が一例で形勢は難しい。

図②、63手目▲79銀打まで

穴熊に対してと金攻めが決まっているので後手有利なのは確かだと思うのだが、▲44角がいい位置なので52の飛車がいなくなると▲51龍を気にしなければならず、わりと攻め方に制約がある局面。
本譜の順は相手に金を受けに使わせることで▲51龍の威力を減らすことが狙いだったが、相手の穴熊も修復するので実際良かったかどうかは難しい。

ここは△79と、とこちらの銀を取るべきで、以下▲同銀△95歩▲53歩△同金▲11角成△96歩▲86金△63金が一例で後手有利。

実戦はその後、龍も攻めに加わった端攻めがきれいに決まり、最後は即詰みで勝ち。

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