中飛車対居飛車穴熊

自分が先手、戦型は中飛車対居飛車穴熊。

図①、38手目△84飛まで

序盤相手が△74歩と突いてきたので、△73銀や△73桂からの攻めを警戒していつもの穴熊対策ではなく、わりと普通の駒組になっている。
本譜は▲75歩から歩交換したが、その前に▲96歩と突き捨てを入れた方が少し得だった。
以下、△同歩▲75歩△同歩▲同飛△74歩▲76飛△63銀、と実戦と同じように受けてきたとき▲96香とできるのが突き捨ての効果。△94歩▲65歩△同桂▲48角と進めば、本譜より得をしている。

図②、60手目△31金まで

本譜は▲54歩として、△同歩なら▲75角、△同金なら▲43銀、を狙いに行ったが、△45歩と攻め合われてみるとあまり良くなかった。
ここは▲64歩とすべきで、以下△45歩▲63歩成△55角▲66銀△33角▲96香△46歩▲65銀△99角成▲75角、が一例で先手有利。

図③、102手目△31銀打まで

本譜は▲32馬から2枚替えをしたが、飛車を成った局面が甘く、△16桂打を利かしてから△31金と受けられるとかなり難しい局面だった。
ここは▲31馬とすべきで、以下△同銀▲41金△35桂▲31金△22金▲41銀△27桂不成▲49玉△77角▲68銀、が一例で先手優勢。

図④、128手目△32玉まで

対局中、相手玉の詰みも見えず、自玉に危険が迫っていることにも気づかず、だったので本譜は▲52金としたが、当然△48飛成から即詰みで負け。
ここは▲33香から即詰みがあった。
以下、△同飛▲同角成△同玉▲22角△43玉▲42飛、まで。
▲33香が見えれば詰みなのはわかるが、それが見えなかったのでどうしようもない…。詰将棋の大切さが改めてわかった1局だった。

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