中飛車対超速2枚銀

自分が後手、戦型は中飛車対超速2枚銀、▲58金右保留型。

図①、53手目▲29飛まで

本譜は△36歩としたが、▲11と、との交換は先手の方が得をしているので良くなかった。
ここは△54桂とすべきで、以下▲57歩△76飛▲77銀△74飛▲11と△66歩▲同歩△46桂▲同歩△55銀▲76香△54飛、が一例で難解な形勢。

図②、97手目▲89玉まで

中盤はずっと難解な形勢が続いていたが、終盤相手が▲73桂と打ち込んだ手が悪手で、図②の局面は後手優勢になっている。
本譜は自玉に詰みなしと思い△67桂成としたが、88の桂を残しているのが良くなく、自玉に即詰みが生じていた。
ここはその筋を避けるためにも△88金とすべきで、以下▲同玉△87銀▲79玉△67桂不成▲68玉△86角▲77香△76銀打、が一例で上部を厚くしつつ相手玉に迫って勝ち筋だった。

実戦は相手がこちらの玉の詰み筋に気づかず、そのままこちらの勝ちとなった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?