第41期ゆかなか順位戦A級② 対kensさん

自分が後手、戦型は向かい飛車対三間飛車→向かい飛車の相振り。

図①、▲56銀まで

普段は低い陣形のまま戦うことも多いのだが、今回は早めに△64歩~△63銀の形を作る新しい試み。
本譜は△75歩としたが、そこで▲67銀とされるとお互いに桂頭の不安を抱えることになりこの仕掛けが良かったのか判断が難しい。
ここは△55歩とすべきで、以下▲同銀なら△75歩で、▲67銀の受けがないので手になりそう。また、▲67銀には△54銀直▲86飛△44歩▲36歩△43玉▲89飛△45銀▲37銀△54角、が一例で互角の将棋。

図②、61手目▲65歩まで

馬を作り香得もしてるので局面は優勢だと思うが、玉の周りを攻められてるので一つのミスが負けにつながりかねない。
本譜は△84歩~△82香と飛車を取りに行ったが、少し相手の攻めを呼び込みすぎたかもしれない。
ここは△74銀と先にかわすのが良く、以下▲86飛△77馬▲89飛△55歩▲96角△73歩▲75歩△95馬▲97歩△56歩▲74歩△57歩成▲同金直△56歩▲58金引△96馬▲同歩△57銀、が一例で後手優勢。

実戦はその後、自玉の安全度を確認しつつ反撃を決めて勝ち。

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