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自立をすること、心を開くこと

「心を開く」というテーマで文章を書き始めようとはしたものの、今の私にはどうにも言葉が出てきません。と言うのも、つい先日私は非常に親しい関係だったある一人の人間に一方的に決別をされました。私はその相手の不在を感じると同時に、自分自身の一部をも奪われたように感じました。私はその相手にできる限りの愛情を注ぎながらも、自分の弱さも全部相手に明け渡していたのです。相手が去り、ふと気づくと、私は自分自身の弱ささえ自分で抱え切れず、押しつぶされかかっていることに気がつきました。

推測はしていたと思いますが、私が決別を言い渡されたのは恋人です。恋人に対しては心を開くことが良い関係性の要であると人々は言います。誠実であること、相手に正直であることは私にとって常に最も大事なことでした。でも気づいた時には、私はきっと自分という存在の重みを一人で抱えることを放棄していたのです。

今私は再び一人になり、精神的な自立について考えています。私の聡明な友人は自分一人でも幸せになれなければ、人といても幸せにはなれないと私を諭してくれました。では一人で幸せになれるのなら、他者に心を開くというのは一体どんな意味を持つのでしょう。今の私はそれに対する答えを持ちません。

これを読んでくれた皆様はどう思うでしょう?


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