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【ドイツ・アビトゥア】試験最終日・フランス語の口頭試験 #9

先週、娘のアビトゥアの最終試験が終わりました。
最後の試験は、口頭試験で、しかもフランス語。

口頭試験に出題される問題のテーマはここ2年間のフランス語の授業で学んだこと、主にフランス語圏の国、例えばフランス、ベルギー、スイスについて、フランスの政治やグローバル化などさまざま。

フランス語で出題された文章と問題中の質問や指示された内容を20分以内で読んで、その間に回答もまとめる。

そして、20分程度の面接試験でフランス語で回答するという内容。

フランスにも行ったこともない、フランスに家族や親戚がいるわけでもないのにフランス語の口頭試験をいきなり受けるとは、勇気あるなあー、と当初は思いましたが、高校卒業資格試験は5つの科目の試験を選択しないといけないので、試験の複雑な組み合わせ規定により、どうやらこのフランス語口頭試験という選択肢しかなかったようです。

学校もフランス語の先生にも言われていたように、授業での成績はとてもいいようなので、自信はあったよう。

でも、学校からは口頭でのフランス語の試験を受験する生徒さんは私の娘と、もう1人はフランス人のお母様か、お父様を持つ生徒さんらしく、やっぱりそのレベルだよね、とも思いました。

さて、どんなに準備万端だと思っていた試験でも、本番にはいろいろなことが起こるものです。

20分の試験問題への準備時間は短く、あっという間だったとのこと。

そのため、準備は完璧でなく、しかも問題は2つから選択できるようで、1つ選択し、そして、4つの問題に回答するという仕組み。

しかし、緊張していたのか、回答するときにこのどちらか一つに選択すべきの2種類の問題を少しミックスしてしまったようで、焦ってしまい、結果的にいつものように上手に話すことができなかったとのこと。

そして、あまりにもうまくできなかったため、試験終了後はすぐに泣いてしまったそう。

家に帰ってきてからも少し泣いてましたが、「終わってしまったことはどうにも元に戻らないから、終わったことをお祝いし、喜んだら?」というと、やっぱり2時間も経つと、「もう終わったから、いいかー」といつの間にかそのことは忘れて笑ってました。

さて、試験準備対策として娘がしていたことは、フランス語の本を読む、フランス語で独り言を言う、出題されそうな言い回しやボキャブラリーのおさらいでした。

フランス語の本を読む →  試験問題をできるだけ早く読み、理解しなくてはいけないため。読解力をつけるため。

ボキャブラリーのおさらい → 咄嗟にフランス語で表現できるように基本のボキャブラリーを押さえておくことは重要。

フランス語で独り言を言う →   少しでもフランス語環境になれるため?ドイツだとフランス語話す機会もなかなかない。

これらは、英語の勉強の際にも使われているテクかもですね。

今週中には、ついに高校卒業資格試験の総合成績が発表になるようです。

このフランス語口頭試験の成績も思っていたよりも評価が良いといいな。

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