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マレーシア記14 ナジスとしての犬

今日はねこが異様に懐く話
ここでは日本といぬねこが逆
猫がたくさん擦り寄って来て(写真:ランカウイ島の猫、目が綺麗)
地元の人たちにご飯ももらってる
噂によるとムハンマドは猫派だったらしい 笑
野良犬は人間に優しくされることを知らない
種類は日本でいう中型の雑種犬
小型犬は一度も見なかったし
そもそもペットとして犬を飼う人を一度も見ない
「自分で生きていかないといけませんから」みたいなメッセージを勝手に受け取る
目があってもフッと逸らして小走りする犬たち
日本ではしっぽを振って
走り寄ってくる彼らばかり知っているから
差異に戸惑う

イスラム圏での犬の立ち位置ってどんなんなのか
実はイスラーム圏ではよく知られている豚と近しい存在に位置付けられている犬
イスラームで犬は、「ナジス(不浄なもの)」
豚と同様触ってはいけない動物
触ると清めが必要と言われているらしい
イランでは犬を家族として扱う(ペット)最近の流行は、西洋化の負の影響だと政界で議題に上がるほど
ここでの犬の扱いもそういうことだったのかーと納得

ランカウイ島、Pasir Tengkorak Beachの野犬


驚くことに女の子は撥水機能付きのヒジャーブのまま入水


あと島の観光開拓の話
離島では数年前とずいぶん違う観光地発展を遂げているらしい
有名なファーストフード展が出来たり
チェーンコーヒー店が増えたり
難しいところだ
観光地だからこそより便利に快適にしたい

でも利便性と引き換えに固有性が失われる
同じ店
同じロゴ
似た雰囲気
いわゆる観光地の「マクドナルド化」
ここで無くてもいいではないか、となってしまう

それでもこの国には観光資源が必要不可欠で
貴重な財源に違いはない
この国だけの話、、?
日本でも同じ
利便性と固有性
上手く付き合う術はあるのか
思考が止まるほどの綺麗な青 ランカウイの海は特別青い

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