楽器の演奏は身体の運動である、道具はその補助

本当なら13,000円の月謝を払って月3回の個人レッスンを受けに音楽教室へ通いたいのだが、そのお金を出せる見通しがまだ立たないので、5年ほど前にヤマハ音楽教室で習ったことを思い出しながら、地下駐車場でひとりでヴァイオリンの練習をしている。

今はとても暑いので、1日に1時間が限度。
仮に1年間その調子でしか練習しなかったとしたら、年に360時間程度になる。
10年だと3600時間。
「習い事がモノになるには2万時間かかる」とよく言われる。まったく足りない。
天候に左右されない家に住んでいれば、もっと長く練習できるのに。

貧乏を嘆いていても仕方がないので、なるべく近道を通れるように、正しい練習方法を探している。
今日は丸善に寄って、ヴァイオリンの練習に使う参考書を買ってきた。これで3冊目。

他の参考書にも書いてあったけれど、「練習すればするほど上手くなる」といった根性論では最悪身体を痛めてしまうので、よい姿勢で、よい力の抜き方で演奏することが大事。

小学生の時にピアノのレッスンを受けていて、「手首をもっと上げて」と下から手を叩かれたことを思い出す。指の腹ではなく、もっと爪の先の方で鍵盤を弾くのが正しいピアノの弾き方。パソコンのキーボードの場合も、ミスタッチが減るなど効率が高まるので、分かる人もいると思う。

ヴァイオリンの場合も、右手で弓を持つ持ち方にもいろいろあるが、究極的には弦の振動を妨げないように弓が「ひとりでに空中で動いているかのように」動かすのが正解。そして左手は、まず左ひじをぐっと内側に入れて、肩甲骨が開くほど自由にすることがまず大事。指の動きはそれから。

ヴァイオリンは、より楽に演奏しやすいように、後世になってあご当てや肩当てが発明された。これらも、自分の体型と自分が持っている楽器に合うものを選ぶ必要がある。実際、僕の1台目のヴァイオリンは普通よく見るあご当てだと弾きづらかったのだが、「フレッシュ型」というテールピースをまたぐ形の物に交換したらしっくりきたことがある。
2台目のヴァイオリンに付け替えてみたら、なぜか合わなかった。

3台目になる今のヤフオク1万円のヴァイオリンも、どうもあご当てや肩当てが合わない。左手を離してあごと肩ではさんで支えようとすると、落ちそうになる。
今使っているKUNというメジャーなブランドの肩当て(安く手に入る)でなく、もっと高さのあるものに替えてみたいと思っている。
以下は適当にAmazonで見つけた商品。実際には店頭で現物を見て買いたい。

最後に、僕が持っていてお勧めできるヴァイオリンの教本と参考書をご紹介する。

今日はAmazonから自撮り用の小型三脚が届いた。演奏中の自分を撮影して分析するつもり。