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夏が終わる…

 今日で8月も終わり。
 暦の上ではとっくに立秋を過ぎているとはいえ、日中の暑さには参ってしまう。それでも朝晩の気温はだいぶ和らぎ、秋の虫の音が聞こえてくるようになった。
 昨年の今頃は炎天下の中、従兄の農作業を手伝っていたのだが、今年は起きている時間の大半を冷房の効いたトラックの運転席で過ごしている。季節の移り変わりを、日々の夜明けで感じるようになった。暑さのピークは8月なのだろうけど、日の出時間だとやはり夏至のある6月が最も夏らしい空の色のように思う。
 兎にも角にも、その頃は夜明けから日没までが長い。
 朝は3時過ぎには東の空が白んでくるし、朝4時になるとすっかり明るかった。夕方は夕方で、8時を過ぎても空に明るさが残る。
 今の季節は5時を過ぎても少し薄暗い。
 配送の仕事を始めたのが昨年の年末近くだったから、ちょうど冬至を過ぎた頃。
 少しずつ昼の時間が長くなっていき、そして夏至を過ぎると少しずつ短くなっていくのを目の当たりにした年だった。
 日中の猛暑に辟易としながらも、今年は夏らしい過ごし方を何もしていないことに気づく。
 …そりゃそうだ(笑)
 午前の終わりに帰宅したら、あとは体を休めないと運転中に眠くて仕方なくなる。デスクワークなら少しくらいウトウトしても大したことはないけど、運転中に居眠りしてしまったら人生が終わる。この半年、事故現場の横も何度か通った。自分が当事者になることだけは、何としても避けたい。
 いちおう週休日はあるけれども、実家の母を買い物に連れて行ったり、細々とした用事を済ますと時間切れ。日中に空き時間が作れると思って始めた仕事だったが、思いのほか使える時間の少なさに改めて気づいた。
 やりたいこと、やらなければならないことは山積み。それでも「体を休めること」が最優先。なかなか他のことを考えている余裕は無い。
 もう少し若ければ無理も利くのだろうけど、世の中そんなに都合よく出来てはいないようだ。
 いつまでこんな生活リズムを続けられるのだろうかと少し不安に思うこともあるが、当面はこの仕事を続けるしかないだろう。
    ハンドルを握りながら、ふと「帰ったら、このことについて書いてみよう」と思いついても、帰ってしまえば眠気の解消が最優先。なかなか書く時間も気力も湧かないというのが現実である。せめて週一回ぐらいは頭の中に溜め込んだものを吐き出す時間を確保したいものだ。
    とりあえず月イチの備忘として記す。

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