たっき~
それぞれの世代が抱える背景のようなものを、自分なりに考察してみました。
たまにしか書かない創作短編です。
2022年、開催から10周年を迎えたSSTR(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)への参加レポートです。前日のスタート地点までの移動から、イベント後の帰宅までの徒然を書き綴ってみました。
実家の母が飼っていた猫の思い出を綴ろうと思う。 母は猫を飼っていた。 名前は〝れいん〟、名づけ親はうちの妻だ。顔の模様と目尻に下がってきている毛の様子が、雨に濡れたように寂しげな顔に見えたからだという。 本当は〝れいん〟なのだが、母はそれが上手く言えず、いつも〝れん〟と呼んでいた。 元々、実家で飼っていた猫が産んだ子猫のうちの一匹で、たくさん産まれてしまった子猫を、仕方なくネズミ避けのために親戚の所有する牛舎に放したのだが、後になって心配になって様子を見に行ったと
トラックドライバーとしての四半期が過ぎた 昨年末、右も左もわからずに飛び込んだ物流業界。一週間ほど二人組での研修(?)的な運行を経ての単独運行デビュー…外食産業への食品配送なので、年末年始も通常営業。それでも年越しそばも食べたし、餅つきもやった。初詣にも行ったし、お雑煮も食べた。とりあえず人並みの過ごし方は出来たのかな? 日付が変わる前に準備を始めて日付が変わる頃にスタート。一般の方々とは7~8時間前倒しで一冬を過ごした。帰宅したら食事して風呂入って寝る。その流れは普通
トラックドライバーになりました 2024年問題などと今さらながら喧伝されているのだけど、そんなことは以前からわかり切っていたこと。ただ、これまでの慣習のまま回っているのように見えていたから、敢えて本質の部分には誰も触れてこなかったのだろう。 別に自分はトラックドライバーになりたかった訳ではなくて、昨年からいろいろとやり始めたことが悉く上手く回らず、資金も底を尽いてしまったので現金収入確保を求めたというのが本音である。 ともかくフリー…というか、ほぼ無職状態だと何が大
新年も、早や一か月… 先月半ばに運送会社の面接を受け、乗車体験を経て、そのまま採用となり、トラックドライバーとしての仕事をスタートさせました。 何せ初めての経験なのでいろいろと不安もありましたが、元々運転そのものが好きだということもあって、なんとかなっています。 なんだかんだで年末年始は休日無しで走り回っていました。それでも休息のインターバルは取れるし、世間一般の仕事から少し時間はズレるものの、 巷で言うほどブラックな職業じゃないなという印象です。むしろ、必要最小限の
今年も残すところ、あと20日余りとなりました… つい先日、猛暑の夏が終わって秋も深まってきたと思っていたら、もう師走。今年はどんな年だったのだろう? Webライターやってみた 昨年は晩夏から年末にかけて、メンタルの不調が続き、思考のスイッチが入ったり切れたりしているような状況だった。そんな中で頭の中に浮かんで来ることや、過去に書いた文章をこのnoteに書き綴り始めた。もしかしたら文章を書くことが何かに繋がるかもしれないし、自分の頭の中を整理することにも役立つような気
冬の足音が近づいてきた 猛暑の連続だった夏が終わり、ようやく秋の訪れを感じたと思う間もなく、急に冷え込んできた。先日など、11月に入ったというのに夏日となり、着込んだジャケットを小脇に抱え、汗だくになっていたのがウソのようだ。 初冠雪も観測され、白く雪化粧した山頂を眺めながら、例年よりもやや遅い冬の訪れを感じていたところだったが、それも季節外れの陽気のため、すっかり元に戻ってしまったようだ。心なしか、山の木々の色づき加減も遅れ気味な気がする。 今年は麓から見える山腹の
街の片隅が荒れている 最近、ちょっとした路肩とか空地が荒れているのをよく見かけるようになった。人口減少で空き家が増えているにも関わらず、宅地開発は止まらない。道端の舗装の隙間に雑草が伸びていたり、手のかかる街路樹が伐採されたりして、街の景色がどんどん色を無くして殺風景になっていくような気がする。 昔は良かったなどと言うつもりは無いけれど、以前ならもう少し周囲を気遣う余裕があったように思うのだ。 科学技術が進んで世の中は便利になったと思うけれども、その陰で大切なものを失
結局は振り出しに… 2ヶ月半ほど前に書いた記事を、もう一度読み返してみる。 この頃、まだ実家の母は入院中。誰も居ない実家の留守番を兼ねて、譲り受けた土地や建物の周辺を片付けていた。 猛暑の続く夏が訪れる直前のこと。既に日射しは強く照りつけ、たまに降る雨のたびに伸びる雑草に頭を悩ませていたのが、ついこの間のように感じる。 土地と建物を譲り受け、これを基盤に仕事をしようと画策していたのだが、手詰まり感が半端無い。 法人(合同会社)を設立しては
今年の夏は特に暑かった…と思う 自治体のLINEアカウントからは、連日のように熱中症アラートが鳴り響いた。今日も猛暑なのかと、うんざりしながら過ごした夏も、いい加減にそろそろ終わりだろう。 ともかく、毎日のように35℃を超える日が続くというのは、少し異常な気もする。子どもの頃は30℃を超えれば暑い日だと思っていたし、それが夏らしいとも感じていた。私の住んでいるところは日本海側なので、今年は立て続けに発生する台風の影響で、いわゆる「フェーン現象」が起こっていたことも一因で
動画シナリオ作成 昨年の10月から、中断することなく続けてきたシナリオ作成請負なのだけど、最近は暑さのせいもあって執筆ペースが遅くなっている。 それに加えて、相変わらずの文字単価の低さなのでモチベーションも上がらない。しかもネタとして指示される内容に具体的情景が伴ってこないことで、かなり苦しんでいたりする。 小説やエッセイ集なんかの自分の著作物だったら売り上げに応じてバックマージンがあったりもするのだが、なんせ書いたシナリオは報酬と引き換えにクライアントが権限を持つこ
もうすぐ8月も終わるというのに ここのところ季節感が薄れてきたような感じがする。 いつまでも暑い日が続いたと思ったら、急に冷え込んでみたり、寒いと思うと、4月末からのゴールデンウイークを境に暑くなったり… 心地よい気候が長続きしない。特に今年は猛暑日が連続していて、いったい、いつになったら涼しくなるのだろう? 飼料用稲の収穫アシスタントをやってみた 肉牛の一貫経営(繁殖から肥育までの一貫)をやってる親戚がある。 先日、牧草刈り取り後の集積を手伝ってほしいと言わ
故人が夢に現れることについて 5月を迎えたばかりの頃、妻の母がこの世を去った。 4月の1ヵ月間、妻は事あるごとに病院に呼び出され、少し疲弊していたように思う。 ここ3年ほどの間は新型ウイルスの感染拡大防止のため、介護施設にいた義母と会うことは叶わなかったのだけど、認知症の進行で、自分の子どものことすらすっかり忘れている母親と面会するのも、それはそれで辛かったことは想像に難くない。 心拍数が弱っている、呼吸が不安定になっている…そんな連絡を受けるたびに「今日こそ今生の
「働く」とは、どういうことなのだろう?ふと考えてみた。 久しぶりにnoteを書く。 書きたいと思うことが頭に浮かばなかったということと、他にいろいろと頭を使うことがあり過ぎて、駄文を書き飛ばす余裕が無かったのだ。今だって、別に余裕がある訳でも無いが、頭の中を少し整理したいと思って、徒然なるままに書いてみたい。 相変わらずwebライティングによるシナリオ作成依頼も、途切れることなく継続している。そのこと自体は良いのだけど、頭からアイディアを捻り出す労力と時間の割に、収
親世代が、次々とこの世を去って行くのを見ながら考えること。 老いと衰え…この文字を熟語にすると「老衰」となるのだろうけど、この言葉の表すところは「世を去る」ことに他ならない。安らかにこの世からリタイアするときに、割と好意的な文脈で使われることが多い気がする。 老衰で亡くなることは、病死や事故死よりも幸福な感じがするのは気のせいではなかろう。 なんとなく病死とか事故死というと、志半ばで世を去るみたいな感じがするのだ。 それに比して老衰で亡くなった場合、この世でやるべき
久しぶりになんとなく書いてみる。 5月初旬の連休明けには、随分と急に暑くなったものだと感じていたが、ここのところは過ごしやすい日々が続いている。雨の日などは、少し肌寒いと思うぐらいだ。 晴れの陽射しは、すっかり夏の太陽を感じさせるほど眩しい。こんな天気の日は景色の良いところでのんびりと過ごしたくなる。 さてさて…しばらく書けなかったのも、いろいろと理由がありまして、実は5月連休の初日に義母が他界し、その通夜と葬儀でバタバタしていたことと、それが少し落ち着いたと思った
相変わらずの雑感… 以前、日本語という「発話」から始まる言語の妙について、いろいろと個人的な考えを書き綴ってみたが、今回は「まつり(まつる)」と発話する言葉の数々についての考察。相変わらず専門知識は皆無なので、そこらの親父の駄法螺だと思っていただけると幸い。 昨年から約一年間、国政選挙(参議院)やら統一地方選挙やらと、図らずも関わりを持たせていただきました。自分が直接関わってはいないけれど、隣の町では昨年、参院選の前に町議会選挙が行われていて、議員への立候補者がいなく