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30歳を前にして

まさか自分が30歳になるなんて。

子どもの頃、特殊な教育(もうすぐこの世の体制が終わって神様が支配する新しい世が来るといういわゆる終末思想)を受けた。生まれた時から毎週そんな説法を聞かされてたからわりと真面目に信じていた。この世が終わると知っていながらなぜ親は私を産んだのか疑問でしかたなかった。生きているようで生きてない、大人になる前にどうせ滅びが来るのだからと思いながら子供時代を過ごしてきた。


大学受験で鬱になったけど親は何も言わなかった。「勉強しなさい」「大学だけは出なさい」「就職しなさい」「結婚しなさい」親はいっさいこれらの言葉をわたしに投げかけなかった。

「集会(宗教の集まり)だけは行きなさい」これしか言わなかった。

20代、世の中のこと何も分からず社会に出た。

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日本国憲法
第二十条 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。
2 何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。
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幼い子どもは親が絶対。親が憲法を無視して自分の子どもに宗教を強制するのは、よくある事例だと思うけど、みんな親を訴えたくならないのかな。

子供は親を選べない。

貴重な30代、悔いのないように生きよう。





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