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検査第二弾終了。

乳がんの術後フォロー。

2019年2月に右乳房を全摘して以来、3度目の全身検査。

再発・転移がないかの、年に一度の大掛かりな検査は、2日に分けて全部で7種類ある。

2日目の検査日

水曜日に5項目もの検査第一弾が終了し、今日は第二弾。

今日の検査メニューは、腹部エコーと骨シンチ。

たった2つだけど、腹部エコーは絶食で、骨シンチは少し時間のかかる検査でもあり、最もお金のかかる検査である。

12月に生まれた孫ちゃんのお世話をしに、月曜日から息子宅にお泊まりをしていたのだが、今日の骨シンチで放射性物質が体内に入るので、来週から息子が育休をとるのも決まっており、私はそのまま自宅へ戻ることにした。

病院入り

孫ちゃんたちに見送られ息子の家を出る。

外は結構な雪が舞っている。

朝食抜きで病院入り。

今日は会いたくない人に会わなかった。
ラッキー♪

午前中はやはり患者さんの数が多い。

まずは腹部エコーだ。

検査⑥ 腹部エコー

乳腺エコーと同様、生理検査室で行う腹部エコー検査。

超音波検査とも言い、腹部に検査用のゼリーをつけられて超音波プローブ(探触子)というものを当てられる検査。

腹部の検査は技師さんがひととおり施行してくれたあとに、医師が再度念入りにチェックしてくれる。

消化器内科の部長先生。

在職時、消化器内科はガッツリ入ったことがなかったので、部長先生は私のことを認識していない。

卵巣が腫れているのがわかり、婦人科に診てもらっているか尋ねられ、はいと答える。

昨年のこのエコー検査で卵巣が腫れているのを指摘され、婦人科を受診したところ、卵巣嚢腫の再発が認められると言われた。

若い時に見つかった卵巣嚢腫。

手術で腫瘍を摘出したが、当時の主治医にまたできるだろうと言われていたことが本当に起こってしまった。

5センチに達すると手術が必要と言われており、今回は何センチにまで成長しているのやら…。

良性の腫瘍であっても、もうこれ以上自分の身体にメスを入れるのはゴメンである。

検査⑦ 骨シンチグラフィ(注射)

骨シンチグラフィとは、放射線を出すラジオアイソトープ(RI)でしるしをつけた、骨の組織に集まる性質のあるお薬(放射性医薬品)を注射し、それから出る放射線を特別なカメラでとらえて全身の骨の様子を観察するもの。

放射性医薬品は骨の代謝や反応が盛んな部分に多く集まるので、骨の状態が変化している部分があることがわかるため、骨転移があるかないかを調べることのできる検査である。

場所は地下のアイソトープ室で行う。

まず、放射性医薬品を腕に静脈注射。

放射線科の部長先生が打ってくれるのだが、これがまぁまぁ痛い。

薬剤が体内に入っていくのがわかる。

そして骨にお薬が充分に集まるまで、なんと2時間も間を空けなければならない。

その間の制限は特にないので、外に出ても食事してもOKだ。

待ち時間にまたランチ

少し早めのランチをと思い、一昨日も入ったカフェに(そこしかお気に入りのお店がない)。

今日もお客様はおひとりいらっしゃるだけで、入り口付近の換気が行き届いている席に座る。

まだランチはしておらず、時間的にモーニングメニューにギリギリ間に合った。

身体的にはモーニング♪

モーニングなんて何年ぶりだろう。

テンションがあがる。

トーストの種類もいくつかあり、悩みに悩みチーズトーストを注文。

モーニングだぁ〜♪
嬉しい〜〜。

トーストがふわっふわ!

トーストってこんなに美味しかったっけ?!
って思うくらい、サックサクのふわっふわ♪

今日は赤かぶのチョウチョさんはいなかったけれど(笑)、トーストも茹で卵もサラダもコーヒーも全部美味しい!

テーブルにちょこんと置かれているこういうものにもホッコリする私。

お花の力は偉大♪

ステキな時間をありがとう。
美味しいお食事ありがとう。

食べ終わっても待ち時間はまだたっぷり。

でも長居はご迷惑になると思い、病院に戻ることに。

先ほど帰られたお客様が、棚に陳列されているものを何やら購入されていた。

見てみると、手作りクッキーがたくさん並んでいる。

食べた〜い♪

またまた悩みに悩んだあげく、紅茶クッキーをチョイス。

パッケージも可愛いし、抜き型もサイコー♪

このお店の店主はホントステキだ。

たぶん奥で調理されている女性の方がそう。

私と同い年くらいかな?

人を喜ばせるお仕事で、こんなステキなお店を切り盛りされていて、ホントすごいなぁって思う。

お会計する時にチラッとショーケースに並んだケーキを見ると、これまた美味しそうなケーキがずらり!

冷凍ものっぽくなく、これらもお店で焼いてるのだろうか。

ホントすごいなぁ。

今度はケーキセットをいただくとしよう♪

病院に戻り、温かい飲み物を自販機で買い、少しゆっくりできる待合の席に腰掛ける。

元職員なので、院内のことは大概把握している。

先ほど買ったクッキーをこっそりパク。

めちゃうまやん〜〜♪

検査⑦ 骨シンチグラフィ(撮影)

こっそりティータイムを切り上げ、決められた時間にアイソトープ室に戻る。

いよいよ撮影だ。

私の全身にひろがった放射線同位元素を含む特殊なお薬。

体内の骨組織からガンマ線が放出され、それを画像化する検査がこの骨シンチ。

理科室によくあった全身ガイコツのような画像と読影所見が、月曜日には出来上がってくる。

Wikipediaより

全身の骨を見られるって、なんだか小っ恥ずかしいのは私だけだろうか。

丸裸とはこのことかも知れない。

検査着に着替え、排尿を済ませる。

この検査に使うお薬は尿によく排泄されるので、膀胱にお薬が残っていると正確な写真が撮れないため、検査直前に排尿を済ませることが決められている。

そのあと検査室に入室。

この部屋は別世界である。

検査はもちろんひとりずつだし、検査してくれる技師さんもおひとり。

巨大な白い医療機器が、やたら広い部屋の中に圧倒的な存在感を醸し出しながらそこにある。

ベッドに仰向けになり「気をつけ」の姿勢で手は体の横に。

ベルトで固定され、動くことは出来ない。

頭のてっぺんから足先に向かってゆっくり機械が動くのだが、鼻先すれすれの距離まで機械が近づくので、閉所恐怖症の方はたぶんキツい検査だと思う。

ホントにすれすれのところで止まっているので、見てしまうと圧迫感が半端ないのでめちゃくちゃ怖い。

なので目を閉じて楽しいことを考えながら過ごすほうが絶対良いのだが、人の特性なのだろうか。

確認したいという意識が勝ち、どうしても目を開けて見てしまう。

そこで『あ、まだいた』『あ、まだだ』などと思いながら、チラチラチラチラ薄目を開けては閉じを繰り返す私。

『骨転移が見つかったらどうしよう…』

孫ちゃんたちと公園で遊んだり、走ったり、抱っこしたり…が出来なくなるんだろうなぁ。

好きな人と海外旅行なんかも行けなくなるのかなぁ…。

そのようなちょっと悲しいことを考えてしまった。

気付けば機械は足の方に移動をしていて、技師さんが来てくれる。

次は手を「万歳」の姿勢で上にあげた状態で撮影。

首から下の体幹部の周りを機械がゆっくり回る。

撮影時間は「気をつけ」「万歳」全部入れて30〜40分ほど。

撮影が終了し、起き上がり歩き出したとたん、少しふらっときた。

ふらついたのは今回がはじめてだ。

うん、子守で疲れてるのかも知れない。

技師さんに付き添われながらゆっくり更衣室まで歩く。

検査はこれで全ておしまい。

お会計し終了

一階に上がると、さすがに患者さんの数もまばらになっていた。

お会計は、またまた諭吉様が2枚ほど飛んでいきお釣りが少し返ってくるぐらい。

無職の身にしてはかなりの痛手…。

でも仕方ない。

外に出るとまだ雪がチラついていた。

結果は月曜日

全ての結果は週明けの月曜日。

婦人科の診察も月曜日。

卵巣嚢腫の大きさを知ることができる。

婦人科からの乳腺外科。

いろんなことがわかる、運命の月曜日。

「人生の分かれ道」になるかも知れない月曜日。

とってもイヤだけど、大切な日。

皆さんに良い報告ができますように…。




最後までお読みいただき有難うございました♪

ではまた。        Tomoka (❛ ∇ ❛✿)


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