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マンガ業界Newsまとめ 7-210714

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バーチャル空間上での同人誌の即売会『ComicVket 2』が11/6-14で開催と発表されました。

昨年8月に秋葉原を模したヴァーチャル秋葉原を会場として第1回を開催し、参加サークル377、スポンサーにはTOPPAN、ゼンリン、とらのあな、など60社を迎え開催した同イベント。参加者はのべ10万人を超えるという発表でした。

今回も同じくVR秋葉を会場とし開催予定で、申し込みは紹介したページより受け付けています。コロナ下で開催が厳しい同人即売会ですが、VR上での開催がクリエイターにいかに貢献するかですが、アダルト表現や2次創作の扱いと、プラットフォームの関係が大きな課題となっており、注目されるところです。


マンガ家が東京をマンガ作品で残すアートプロジェクト「漫画『もしも東京』展」が、8月4日から9月5日まで東京・東京都現代美術館で開催されます。

かなり豪華な先生がたが参加される模様です。申し込みはオンラインでWebより、完全予約制で無料です。


VRを使って書店を開業できるサービスの実証実験を15日から始めると発表した。開業に必要なのは1坪の土地のみ。とのこと。

VR書店関連では、電子書籍取次大手のメディアドゥ社が「XR電子書籍リーダー」の開発を発表、電子書籍取次最大手の強みから、電子書店の作品をVR上で提供するビジネスモデルへの展開が期待されていたところでした。

参入が続くことで、VRと本/電子書籍の関係性が発展することを期待したいですね。


直接マンガとは関係ありませんが、映像の世界における著作権処理の話題です。「著作権管理団体に委託していない人のコンテンツも一元的に権利処理できるようにし、利用許諾の負担を軽減する。」というものです。

これがマンガの場合、著者が死去した後の法定相続人が見つからなかったり、許諾がスムーズにいかない問題や、同じく共同著作物であるため、許諾がスムーズにいかない問題などが実際に起こっています。

現在、こうした著作権周りについては、インターネットが存在しなかった時代の法が徐々にインターネットありきのものにシフトしていっていくトレンドです。同じエンタメ周りの法制化はマンガへも影響が考えられるため、中止が必要です。


カカオエンターテイメント、北米ウェプトゥンとウェブ小説プラットフォーム引数に7800億投入

韓国のニュースで韓国語ですが、グーグル翻訳にてご紹介しています。

先日、ピッコマを運営するカカオジャパン社が600億円を調達したことが話題となりましたが、こちらは韓国の本体カカオエンターテイメント社が北米のウェブトゥーンと小説プラットフォームの企業、Radishをおよそ75億円で買収したというニュースです。

Radish webtoon
Radish 小説

日本ではマンガアプリが大きな市場となり、小説についてのアプリや電子書籍の市場成長はこれからとされてますが、海外市場ではこのマンガアプリに代わり小説のアプリが大きな市場となっています。

日本や韓国でマンガアプリを成長させ、実は小説にも力を入れているカカオグループが、北米市場を強化する橋頭保的投資と言えましょう。先日のアップアーニー社主催のZOOMセッションでも、カカオジャパン代表の金社長が、「ピッコマにおいて、小説が伸びているの注力したい」とコメントをしていました。

カカオグループについては、Webtoonと小説両面でグローバル展開を急ぐものと推察されます。

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