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コンピュータを「最先端」から解放してあげて欲しい

 これはもう完全にイメージだけで話してるんですけども。

 知ってる人の研究が紹介されたりとか、近い界隈のメディアアートとかソフトウェア・ハードウェアを使った作品・展示がテレビとかで紹介されると、大抵「この後、最新テクノロジーを使ったXXが登場!」みたいな煽りが入って来る。本当よく見る。

 ここで言ってる最新とか、最先端という言葉は「なんか新しいっぽい」くらいのニュアンスであって、決して「新規性がある」という意味じゃない。取材対象に新規性があろうとなかろうとそういう煽りが入って来る。そしてCMに移って引っ張る。

 この「作品に電子回路がくっついてたらハイテクノロジーだしプロジェクターで映像が出てたら最先端」みたいなイメージはいつまで続くんだろうか。

 従来工場でしか作れなかったような造作物がデジタル/パーソナルファブリケーションによって個人で作れるようになったということは、そろそろプリント基板・射出成型・切削加工品辺りのものが工芸品的なポジションを獲得しても良い気がする。

 鉛筆だってなかなか精巧な技術が詰まってる工業製品だけど「古き良き」みたいな言われ方するんだし、電子系のプロダクトも早くそういう位置づけになってほしい。

 ""を作ったり活線プロジェクトを始めたのも、自分が作る映像とかシステムとか、誰かがやった事を殆どツギハギしたり再構成したようなものなのに「いやーこういう新しい技術いいよね!」みたいな事を言われるのにかなり食傷気味だったからかもしれない。

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自称システムアーティスト - コンピュータを使った表現に関わるお仕事をしたり、自分で作品を作ったりしています。 継続中のプロジェクト https://tenari.jp 多摩美大学院情報研究領域修了

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