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情熱に動かされたやってきた新入り保護猫ふたり

Merry Christmas!

今日は2日続けて予定外にやってきたかわいい新入り保護猫ふたりをご紹介いたしますね〜!

まずはこちらのゴージャス美少女。ふわふわなのでワッフルちゃんと命名しました。

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この子はラブコの古巣、等々力からやってきた女の子。保護主さんは長年猫の保護活動に尽力されてきたIさんで、卒業生のクーたん(覚えていらっしゃいますか。三本足の黒猫の女の子です)、カステラ、そして清の保護主さんでもあります。

ワッフルは毎日お世話している野良ちゃんの現場に突如現れたそうで、本当は別の子を保護するつもりが、この子が捕獲機に入ってしまったそうです。避妊もされていなかったので、早く保護されて良かったね。

実はラブコでは親子の猫4頭がラブコにやってくる予定なのですが、先日保護するお話をする前にリリースしたばかりということもあり、再度捕獲するのにもう少し時間がかかりそうでしたので、お受けすることにしました。

落ち着いたら家族募集しますのでどうぞよろしくお願いします。まだ緊張してるけど、ブラッシングもさせてくれてとってもいい子です♡


そしてこちらは男の子。名前ははた(旗)坊です。この子は昨日(12/23)の朝、山ちゃんと私が現地で捕獲しました。

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この子の保護経緯は色々ありまして。

12/22のワッフルがやってきた日に、耳カットのあと、包帯をぐるぐる巻きのままリリースしてしてしまった猫がいる、と電話でご相談がありました。よくよくお話を聞くと、個人でも時々不遇な猫ちゃんを助けていらっしゃる方で、この子はおうちに入れる余裕がなく、去勢してリリースすることにしたそうです。そして、保護活動している人に聞いて行ったという初めての病院で去勢手術したそう。お迎え時に、耳に包帯を巻かれていることも知らされず、いざリリースした時に耳にぐるぐる包帯を巻かれていることを知り、慌てて病院に確認したら、そこではいつも耳カットのあとは包帯を巻いているらしく。。びっくりして、もう一度捕まえたら包帯を外してもらえるのか確認したら、人に慣れていない子は麻酔をかけないと包帯は取れないと言われたそうです。。。あり得ん。。。

耳カットって、基本TNRの子が対象で、ぐるぐる巻きにしたままリリースするのが前提ってこと?

相談を受けた時、正直ワッフルがきたばかりだし、その時は親子猫4頭がいつきてもおかしくない状況だったので悩みましたが、包帯巻いたままリリースなんて心配だな〜と、、。で、親子猫を保護予定の方に確認の電話をしたら、もう少し時間がかかりそうということだったので、まあいけるかな。もう一度捕まえてもらおうかな、と思っていたら、山ちゃんから休日出勤して自ら捕獲に行くとLINEが。。。
その日、私は午前も午後も予定があって、動けなかったんですが、そういうことなら私も早起きして予定の前の時間に車くらい出すよ!ということになり、現地で待ち合わせして捕獲機を持って向かいました。

早めについていた山ちゃんが早々と猫を発見していて、捕獲機をセットしたらあっという間に捕まりました(笑)いろんな医療処置は先に保護してくれた方がやっていてくれたので、そのままラブコオフィスに直行。あとは山ちゃんに任せて私は予定の場所へ。

ってな感じで保護しました。車だせる時間に早々と捕まってくれて良かった。
猫の捕獲する時って、色々持ってくんです。捕獲機もそうだけど、捕まえるための食べ物とか、ウェッティとかゴミ袋とか新聞紙とか大きなタオルとかガムテとか色々。猫と捕獲セット一式担いで一人で歩くのにはちょっと遠い距離で。そう、こういう時のために運転練習したのです。

午前の予定を終えて戻ってきた私は午後も予定が詰まっていて、やっと落ち着いたのが夕方でした。いよいよ包帯を外そうと、ケージ内でキレまくるはた坊をなんとかネットに入れて、耳の包帯を外してる時、キューンと鳴いてかわいそうでした。バンテージがみっちり粘着してて痛かったんだろうな。


事件が起きたのはその直後で、無事に包帯とったーと思ったら、血がブワーって出てきて、外した包帯には黒い毛がへばりついていて、包帯の中には肌色と血の塊が。。やばい、耳の一部が取れちゃった!
と、慌てて病院に電話してすぐ連れて行く運びに。血が止まらないので、ガーゼで巻いて、キャリーに入れようとしたら、温かい液体が。。。。おっしこを漏らしてしまいました。。。(ここが私の疲労のピーク・笑)

おしっこ拭いているうちに血は止まったっいけど、バイキンが入って傷口膿んだりしたら嫌だし、またこの子をネットに入れるのは私も彼もどっと疲れるので、予定通り、病院にGO.

抗生剤を打ってもらい、とりあえず処置完了。念の為、取れた包帯と肉片(だと思った)を持っていって、よくよく見てもらったら、肉だと思ったのは肌色のバンテージと血の塊でした。。。ホッ。

まあ、そんなこんなで今現在は包帯も取れて、本人もスッキリしています。多分。

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それにしても、包帯ぐるぐる巻きにされる耳カットは初めて見ました。かかりつけの先生もびっくり。

無事に保護できて良かった。


余談ですが、ラブコには結構ちょくちょく猫の相談が来ます。自宅にすでに猫がいるから飼えない、ペット不可だから飼えない、やったことないから自分じゃできない、みたいな感じの方が多くて、そういう場合は飼わなくても里親募集を頑張ってくれとなるべく自力で頑張ってもらうようにお話しています。なぜかというと、私もそれを経験してきたので。

でも、ワッフルもはた坊の保護主さんもすでに猫のために頑張っていらっしゃる方だったので、これ以上、頑張れって言えなかったです。

前に行ってたマーケティングの学校の講師の先生が、「情熱が人を動かす」っていう本を書かれていたけど、本当にそうだなと改めて思います。私の旦那も最初は猫をどんどん連れてくることに反対してたけど、熱意に負けたって言ってたし。ワッフルの保護主さんはもともと知っている方ですが、もう引退すると言いながらもなかなか引退できずにいるのを知っているし、はた坊の相談者さんも、苦渋の決断しててリリースするしかないけど、せめてものことはしてあげたかったと、ワクチンもノミダニも血液検査もしていて。最後の推しが山ちゃん(笑)。あんまり多くは言わなかったけど、LINEの画面から絶対助けたいですーって気迫が伝わってきた(笑)。

私一人だったら迷ってたし、予定詰まってるから、と現地まで行って捕獲してなかったと思います。

昨日は朝から動いて、最後が耳が取れた騒ぎで結果、どっと疲れましたが(笑)

どの保護猫もみんないろんな人が悩んだり、葛藤したりしながら助けられた子達なんです。だから保護猫って誰にでも譲渡できないし、ペットショップで買うより面倒くさいって思われることもあるかもしれないけど、その分、いろんな人に愛されてるんですよー。
ラブコからじゃなくてもいいから(ほんとはラブコからが良いけど)、猫と暮らしたい人、ペットショップじゃなくて保護猫を迎えて欲しいな。

そういうわけで、先輩、仲本、加藤の卒業が決まったと思ったら、あっという間にまた増えました(笑)でも、先輩たちが決まっていたから保護に踏み切れたというのも事実です。自分たちのキャパはやっぱりありますので、それを超えてやるのは責任が持てなくなってしまうから。。

クリスマスがやってきて、もう今年も終わりだね〜なんて思っていたけど、まだまだ何があるかわかりませんね。

そういうわけで、また仕事頑張らなくては!新入りにも働いてもらわないといけません。

ラブコは年末年始も通常営業で毎日オンラインショップから発送やってますので、どうぞ応援よろしくお願いします〜!

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保護猫がはたらく会社 一般社団法人LOVE & Co.
オフィシャルWEBサイト:http://love-and-co.net/
オンラインショップ:https://loveandco.easy-myshop.jp/
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