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備忘録

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忘れるに備える
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2024年2月の記事一覧

Noteで数式を使う際のメモ

はじめに参考文献を挙げる(こっち読んだほうが早いので)

使えるのは基本的に$${\KaTeX}$$の記法であり、インライン表示・ディスプレイ表示に対応している。

インライン表示文中に数式を挿入する。ドルマーク$を2つと波カッコ{}で囲む。通常のLaTeXのインライン数式と同じ感じで出る。編集中のプレビューも出る。

(入力)

1次関数$${y=ax}$$を考える。ただし$${a>0}$$であ

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2次元Ricciスカラー曲率のWeyl変換

計量$${g_{\mu\nu}}$$をスカラー関数$${\omega(x)}$$によってWeyl変換する。

$$
g_{\mu\nu}\to g_{\mu\nu}'=e^{2\omega}g_{\mu\nu}
$$

このとき、曲率$${R}$$について

$$
\sqrt{g'}R'=\sqrt{g}(R-2\nabla^{2}\omega)
$$

と変換される。ここで$${\nabla}$

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【複素解析】自然数を全部かけたら√2π??

こんな公式がある。

$$
1\times 2\times 3\times \cdots = \sqrt{2\pi}
$$

は?

$$
\prod_{n=1}^{\infty} \frac{c}{n}=\sqrt{\frac{1}{2\pi c}}
$$

えぇ……

これらは$${\zeta}$$関数正規化を行うことで正当化される。もちろん、通常の意味では当然発散するし、意味のない式である。

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【ランダム行列】MathematicaでWigner半円則を見てみよう

【ランダム行列】MathematicaでWigner半円則を見てみよう

タイトルの通り、この記事ではMathematicaを用いてWigner半円則を見る。ただ確認にすぎないが、意外と日本語の情報が少ないので記した。同様の話題で書かれた記事もすでにあるにはあったが、それは本来Wigner半円則と呼ばれるものではなかったというか、私がほしかった情報ではなかったので、改めて本稿で紹介したいと思う。

Wigner半円則これはランダム行列の理論で、ポテンシャルをGauss型

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