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「行動できない」「続けられない」に悩む前に。『負け癖』の正体

勉強でも、読書でも、やったほうがいいのはわかっていても、それを行動に移せない時ってありますよね。
もしくは、実際に始めてみたけど続かない時もあります。
今日から毎日○○しよう!と決めたのに、1週間と経たないうちに続かなくなってしまった、という経験は誰にでも一度はあるのではないでしょうか。

しかも、これが会社の仕事に関わる場合には、上司や周囲のメンバーに、「すぐに行動に移すことに意味があるのになぜやらないの?」と責められたり、「続かないことに意味はないんだよ」と詰められることもありますよね。

そんな経験をすると、

「なぜ自分にはできないのだろう、意志が弱いのではないか?」
と自分を責めてしまう人もいるでしょう。

頑張っても続かないことがある一方で、意識しなくても続けられることもあります。例えばお酒やたばこなどの嗜好品やゲームなどは、むしろ、やめたくてもやめられない人のほうが多いのかもしれません。

大好きなお酒やたばこと同じように、これから始めようと思ってることも、止めたくても止めれないぐらい熱中できたらいいのに…と、思った経験はありませんか?

やりたくないことはどう頑張ってもできない

すぐにできる人と、できない人。
続けられる人と、続けられない人。
一体何が違うのでしょうか?

私が思うに、

人はやはり、やりたくないことはできない。
その一言に尽きるのです。ものすごくシンプルに。

逆に言えば、やりたいのにできていないのであれば、
それは実は「やりたくない」だけなのではないでしょうか。

起業したいと言っているのに起業に向けて何もしていないなら、
「起業したくない!」が答えですし、

毎日本を読むと決めたのに3日と続かないのであれば、
「毎日本なんて読みたくない!」が答えなのでしょう。

でも、ここにもう一つ、大きな障壁があります。
それは、人は意外と自分に嘘をつくという事実です。

「いや、本当にやりたいんです。やりたいと思ってるんです」

と言いながら、

「でも、これこれこういうことで、できないんです」
「こうなってて、無理なんです」と御託を並べてしまう。

しかし、もし本当にやりたいことだとすれば、
「どうやったらできるんだろう」という思考になると思いませんか?

やりたいことを無意識にやる人間の行動力がハンパない事例

例えば、飲み会の席で、たばこ吸いたいけど手元になかった時の
人の行動を想像してみてください。

「いや、場の雰囲気崩しちゃうから、買いに行けないです」とか
「たばこそんなに吸いたいんだって思われるの恥ずかしいんで無理です」

と言っている人を見たことがあるでしょうか。

「この間、それでたばこ吸えないまま飲み会終わったんだよねー」
と言っている人を、私は1度も見たことがありません。

まず、「ごめん、たばこ一本ちょうだい」と隣の人に言います。
もしくは、「たばこ吸いたい人いる?俺買ってくるけど?」
と言ったり、店員さんに、「たばこ置いてないですか?」と聞いているはずです。

これらは、全部、たばこを吸うために取る極めて具体的な行動です。

その瞬間に、どうしよう?!と悩む隙間はありません。

でも、もしこれが仕事の現場で起きているとすればすごいことだと思いませんか?

「たばこ一本ちょうだい」
→自分1人でできないことを人に頼ってみる

「たばこ吸いたい人いる?俺買ってくるけど?」
→周りを巻き込み自分の「たばこを吸いたい」という課題を
解決している

好きなことをするときには、
人はこれだけ能力を発揮するわけです。しかも無意識に、何の苦痛もなく。

だから、私がいつも思うのは、

それは本当にあなたがやりたいことですか?

ということです。

なぜするのか?本当に自分が心から望むことなのか?
そしてそれは本当に自分が望む未来に繋がっているのか?

もし、やれば結果が出るとわかっていてもやれないことがあるなら、
もう一度自分に、この質問を投げかけてほしいです。

ただ、やれずにいることが
➀望んでいる未来に実はわくわくしてない(=やりたいことじゃない
➁本当に望んでいる、だけど望んだ未来を具体的に想像できていない
=実現して得られるメリットが不明確なだけ
のどちらなのかで、今後の対応は変わります。
でも8割は前者の問題だと私は思っています。
(後者はまた別の機会にお伝えします。)

精神論で語らない

ですから、どうせ続かないのにとりあえず始めてみることほど意味がない時間はないと思います。やりたくないなら、やらなければいいんです。

精神論はそこには不要です


なぜなら、目的は続けることではなく、自分のやりたいことの実現ですよね。続けるということはその実現のための手段にすぎません。
決して続けるという意志を鍛えたいわけではないはずです。

このやりたいこと‘‘風”なことを、「本当はやりたくないんだ!」
と素直に自分に言ってあげるのも大事です。

私は行動が早いとよく言っていただけますが、できないことは圧倒的にできません。できないことすぎて、記憶から抹消されて忘却の彼方に行ったまま帰ってこない、なんてこともあります。

単純に心からやりたい!と思ったことを素直にやっているだけです。

もちろん、周囲の人に勧められて、素直に行動に移せて、それをちゃんと続けられる人もいます。

そういう人は、やりたいことが明確か、これをやれば、自分がやりたいことが実現できると具体的にイメージできている人です。
でもこれは、自分自身の心の声と行動をつなぐ「パイプ」が詰まってないだけです。

もし自分はそういうタイプではないな、と思うのなら
本当にやりたいことなのか、ちゃんと考えてみてください。

「負け癖」だと思っているものの正体

世の中論的には、続けられなかったり、すぐやめてしまうことを
「負け癖」と言ったりしますが、

はっきり言って、別に何も負けてないです。

そもそもやりたいかどうかもわからないのですから、
まだ勝負すら始まっていない可能性もありますよ。

でも、できないという経験だけが積み重なり、自分を責めて、勝手に負けていると思い込んでしまっているのであれば、それくらいもったいないことはありません。
自信を無くして、ますます行動できなくなってしまいます。

だから、まずは自分が本当に勝負したいことを見つけてみてください。
本当に勝負したいことなら簡単に負けたりせず、
熱狂的な想いで続けられるはずですから。
そんな勝負の機会は、今日からでも生み出せると私は思っています。


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