見出し画像

(1)子どもの意欲を引き出す聴き方

この生徒さんとどんな関係になりたいか

こんにちは。「ピアノ教室のちょうどいい」を考える、ラポールで人間関係をマネージメント!のはるよ★学びです。

この記事を読んでいる先生は、レッスンで生徒さんであるお子さんの対応に困っていることが、何かしらあり、この記事を読んでいると思います。

  • 言ったつもりだけど聞いてないみたい。

  • 反応がうすい。

  • 反応のない子どもとどうやって信頼関係を築いていいかわからない

コミュニケーションが取りにくい生徒さんがいると、悩んでしまいますよね。

この講座を通して私が伝えたいことは1つあります。まず、指導者が

「この子とどういう関係になりたいか?」

をリアルに考えるのです。

悩んでいることと、自分の希望は何の関係もないように思うかもしれません。しかし悩みは、自分の持っている価値観に反する事柄です。
自分が大切に思っていることを、価値観といい、その価値観に基づいて人は判断をして行動を決めています。

ですから、まず悩む時に悩みにはまってしまうのではなく、

自分は何を望んでいるのか?
この子とどういう関係になりたいのか?

に立ち返る必要があるんです。


信頼関係とは心理的距離を縮めること

信頼関係を築くことを、NLPでは「ラポール」といいます。
ラポールは、相手の心に橋をかける、心理的共感です。

ラポールは、まず、相手の観察から始まります。相手に自分のすべてを集中させます。すると、物理的に、自分の考えを入れる隙がないのです。
相手を観察することで、言葉はもちろん、読み取れるすべてのこと「非言語」も見て、聴いて、感じ取っていきます。

それを意識的に続けていくことで、私のコミュニケーションは次第に「判断(ジャッジ)」が消えていきました。相手の話しのみならず、自分の考えも判断(ジャッジ)せず、多角的に見ることができるようになったのです。

指導者は、その立場上、どうしても、正しいことを言いがちです。それに加えて指導者は、ピアノへの取り組みを自分の努力でやってのけた人です。自分に厳しくやってきたからこそ、生徒に寄り添うことの難しさを感じている方もいらっしゃると思います。

ラポールを構築する時に大切なメッセージは

ここから先は

3,462字
この記事のみ ¥ 500

よろしければサポートをお願いします。サポートいただいたお金はクリエイターとしての活動につなげていきます。