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2020年8月19日 獅子座の新月

みなさん、こんにちは。さっかです。暑い日が続きますね。情熱の星座の獅子座と、爆発的な牡羊座にずっと居座っている炎の惑星、火星が、熱を運んできているようです。明日(21日)から日本では少し暑さも和らぐと天気予報で聞いていますが、太陽は、すでに乙女座に入っています。が、どうなることやら。火星がホームグラウンドの牡羊に入ったままなので、簡単には気温は下がらないように気がするのですが...(このお天気に関連のブログ(関連のnote記事)心配なのは、カルフォルニアやロシア、そしてアフリカ大陸の火事。各家庭の火事です。大したことないといいな、と、願っています。すでに、北極の氷が歴史的スピードで溶けているらしいですし。

さて、今回から少し試みを変えて皆さんにお伝えしようと思っていましたが(ブログ)、やはり、従来の形で書いてゆくことにしました。やってみたら「これはやめたほうがいい」と思い、気が変わりました。ある意味、星の動きと連動していますが・・お待たせしました。

では早速、世界の情勢から・・

前の月は、水瓶座の満月でしたが、地面や世間を揺るがすような事件が起こる可能性が高いと言う予報でした。

予報を出したそのすぐ数時間後に、中東の国、レバノンのベイルートで大爆発がおきました。

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写真出典元:Googleマップより

イスラエルやシリアに隣接している、日産のゴーンさんが雲隠れして逃げた国としても有名な、国際的で、中東の中ではある程度安定した国だったようですが、政府が管理していた倉庫に6年以上放置してされていたアンモニウム硝酸という爆発物がなんらかの事情で爆発したらしく、なんと、220人が死亡、110人が行方不明、5000人以上が負傷、そして、30万人以上が家を失ったそうです。

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写真出典元:Twitterからオーストラリアの新聞が掲載していたもの

本当に大揺れの事件が、星の動きとほぼ同時に起こりました。けれど、こういうことが起こると、その余波が起こるのがよくあること。例えば、地震が起きたら津波が起こる、と言うふうに。今回は、爆発の後、怒った市民が政府に対して抗議デモをし、政府が責任を問われて内閣府は総辞職、港湾の出入国管理のトップが逮捕されされ、政府関係者22人が有罪の疑いをかけられているとか・・

まさに、この夏から秋にかけて顕著になる、市民が権力者に対して抗議をし、支配者側が崩壊するという星の図が現実となりました。

次に、これは東欧の国、ベラルーシという国での事件。これまで26年間独裁政治を行なってきていた大統領が、引き続き大統領選挙に立候補したものの、対抗馬に女性候補が出馬したものの、結果は80%の当選投票で現役大統領が続投という結果になったそうですが・・実は、これは絶対におかしい、俺たち、私たちは新しい候補に投票したのに、80%の票を現職大統領が得るなんてあり得ない、裏工作をしているはずだ!と国民が怒って大規模なデモが起こったという事件です。

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写真出典元:Googleマップより

なんと20万人以上が首都に集まり、平和デモをして、大統領の辞任と新しい大統領の就任を求めているそうです。地方からも、バスに乗って多くの人たちが続々と集まったりしているそうです。

ところが現職大統領が、デモをしている人たちの6500人以上を逮捕して、拷問にかけているといわれていて、国際人権団体のアムネスティが抗議しているというニュースも入っています。

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写真出典元:Getty

ロシアは、この独裁政権が崩壊すると、その余波がロシアにも及ぶ心配をして、軍を出して独裁政権のバックアップをすることを提案。イギリスは、新しい大統領を支持する声明を出し、最近旅行者たちに人気のあるエストニアなどを含めた近隣諸国も、新大統領と民主的選挙を支持しているという話しです。

新大統領候補は一時的に避難しているのか追放されたのか、国外にいるそうで、「わたしも怖い。けれど、みんなで勇気を出そう!」と、ネットを通じて声をかけている様子が、これから産まれようとしている新しい波と、これまでの古い体制の葛藤を象徴しているように感じました。

そして、次はアメリカ。アメリカも大揺れです。まず、珍しく東南部で地震がありました。ノースカロライナ州で震度5以上の地震があり、それがなんと東海岸まで響いたそうです。西海岸では地震は結構あるものの、アメリカ東部はほとんどない地域です。N Y市は高いビルが乱立しているので有名な街ですが、マンハッタン島は岩盤でできていて基礎が硬いということと、地震がほとんどないため、どんどん建てられるという事情もあります。

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写真:さっか アパート(とアメリカでは呼ばれる集合住宅。日本ではマンションと呼ぶ。しかしアメリカでは、マンションは豪邸を意味するので、高層集合住宅も基本的にはアパートと呼ばれる)の42階の部屋から撮影。5階建 から10階建くらいの建物が下に並んでいるけれど、それが低い建物に見えるくらい高層ビルが立ち並ぶマンハッタン島。この10年くらいで高層ビルの建設ラッシュが続いた

何年か前に震度2〜3くらいの、日本人からしたら『軽い地震』があったのですが、わたしの友人たちも含めて、みんな建物の外に走って出て、「今のは、なになに〜???」って、ものすごく怯えていました。あぁ、慣れてないんだなぁ、って思ったのを覚えています。

そして、その地震と同じくらい、国がドド〜〜〜ン!と音を立てて揺れたくらい国民を揺らした事件がありました。

そう、皆さんもご存知だと思いますが、11月の大統領選挙に向けて、民主党の大統領候補バイデン氏が、副大統領候補にカマラ・ハリス氏を指名したことです。女性、しかも、黒人の副大統領候補指名は歴史上初めてのこと。まずニュースにみんなが驚き、そのあと賛成派と反対派の間で大揺れの様子。

その余波は・・なんと、ハリスさんが任命されて1週間もしないうちに、日本円にして50億円以上の選挙資金が寄付されたという形で現れました。これは、バイデン氏が1年かけて集めた47億円を超えたそうです。しかも1週間ほどで。

それから・・アメリカの民主党派、そしてトランプさんにはホトホト疲れたわ派の女性たちは、あるTシャツを取り出して着ている、というのを友人たちに聞きました。

そう、これ。

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写真:humans.com

4年前の大統領選の時、ヒラリー・クリントン氏とトランプ氏が競った時、トランプさんがヒラリーさんのことを、Such a nasty woman! (な〜んて嫌な女!)って、言ったことをきっかけに、アメリカの女性たちを中心に、nasty woman Tシャツを着て、ヒラリーさんを応援、そして、そんな言い方をするトランプ氏を批判したのですが、そのTシャツを取り出して着よう、また新しく作って着よう、というムーブメントが起こっていると、友人に聞きました。

Tシャツには色々なデザインがあるらしいですが、まず、女性の副大統領誕生を応援したい気持ちと、トランプさんが大統領になってから、いっぱんてきにせけんで男性の女性への態度が著しく悪くなっているのを痛感した女性たちが、Nasty Womanと書かれたTシャツを着て、ハリスさんを応援しているのです。

そしてこれは、完全な余談ですが、アメリカの民主党の人たちも、バイデン氏本人も、有識者たちも、バイデン氏は一種の『つなぎ』であり、とりあえず今はトランプ氏を大統領の座から落とし、情勢を整えて4年後に次の大統領を推すための選挙だ、と冷静に判断している声があちこちで聞こえてきています。バイデン氏は高齢の上、元々大統領になる気はなかったものと見られます。けれどそれを公共の場で話すところが、混乱の中でも冷静さを保つところのあるアメリカらしい、と思いました。

それから、コロナウイルス感染対策として、郵便で選挙投票をする方法がアメリカでは今回取り入れられたのですが、なんと・・トランプさんが郵政省に手を回して、投票の郵便が届かないようにしていて、投票を裏から操作しているということが判明し、それにどう対抗するかが、大きな話題になっています。選挙の不正は、前々から問題になっているアメリカですが、日本も、不正はないのかな・・と、時々思うわたしです。

なんにせよ、権力者たちが悪あがきをする星の位置が、この事件にも顕著に現れているな、と思わされました。

そんなこんなの世界情勢で、星の動きと相変わらず連動してしていますが、最後にちょっとだけクスリと笑えるお話し。

これもアメリカのニュースですが、アメリカは9月から新学期。リモート授業をする州も多い中、ある決まり事が発令されたそうです。

『授業にパジャマのズボンで参加しないこと』

要するに、上だけ適当にTシャツなど着て、下はパジャマのままっていうのはやめてくださいね、ちゃんと、服を着て授業に出てください。いくらリモートで見えないからって言っても・・。ってことでした。

わたしは以前、アメリカの大手IT企業にちょっと在籍していましたが、リモートワークでした。ある日会議に参加していたのですが、こっちは映らないからいいや、って思って、実は下着のまま参加してました。ところが・・!いきなり「はい、さっかさんカメラをオンにして、意見と考えを発表してください」って言われて、もう、そりゃぁ、猛ダッシュで二階の寝室に走って服を着た記憶がありますが・・その時も、トップスだけ着て、下は下着のままでした。アメリカの少年少女たちなら、パジャマ参加しそうだわ・・と、ちょっと笑ったのでした。

あと・・そうそう!初夏のエクリプスシーズンで、夏にインドや中国でアジアでコロナが勢いを増すか、何か事件が起こりそうだ、という星の予見があり、それをお伝えしました。(覚えています?)その時の星の予見の通りで、インド、香港、日本、韓国で、コロナ感染者増えています。インドは、カシミア地方で諍いが続いていて、香港は中国の圧政に苦しんでいてコロナ感染者も増えていいます。また新聞で、「日本や香港のコロナ対策はやはり成果はなかったのか」と出たりしていて(NYタイムズ)アジアは結構大変になっていて、やはり、星はすごいな、と思っていました。

でも、中国では感染者数も上がらず(全国でだいたい1日20数人)、これと言ったニュースも流れてこないのが、なんだか不思議で、なんだか妙な印象を受けています。さらには、若者たちがマスクもせずにクラブでパーティしている様子がネットで流れて、西側諸国が呆気にとられたニュースも出ていて、逆に怪しい匂いを嗅いでいるのは、わたしだけでしょうか・・。

世界はそんなところです。

次は日本

日本は、震撼とさせるような、あっと驚くような、そんな事件はあまりない印象でした。個人的に、黒い雨事件(広島、長崎で原爆が落とされた後、高い放射能量を含んだ黒い雨が降り、それを浴びた人たちが死んだり遺伝子レベルで後遺症の残る病気を抱えることになった)で、広島の市民たちが、これまで政府が認定したよりも多くの人が黒い雨を浴びて影響を受けてきたことを訴えました。ちょっと前の月のことです。ところが・・それに対して今度の月で政府が、その市民たちを逆に告訴したことに、わたしは、心が震えるような気持ちになりました。

国同士の戦争の結果で起こったことにずっと苦しんできた人たちを、国が訴えるなんて・・・現在の政府と政治の残酷さを感じさせる事件であり、認定を求めた市民たちの胸の内を思うと、なんとも言えないものがありました。

あとは・・震えるようなことはなかったように思います。相変わらず、感染者の数は多いですが、他のものすごく多い国々に比べれば、それほど劇的な増え方はしていないため、これからどうなるのか、見守っている気持ちです。

そうそう、日本のGDP(総生産量)が、7.8%のマイナス成長率だったというニュースを聞いて、思ったことがありブログに書きましたが(ブログ「成長率」)日本は、今回のCOVID19による影響は、他国とはまた違う出方をするチャートを持っています。

例えば、アメリカのチャートでは、食料や経済などに強く影響が出る位置ですが、日本の場合は、日々の生活、働き方、健康のあり方、衛生などに出るようになっていますので、経済面に全く出ないということはもちろんありませんが、アメリカのようになるか、というのは、疑わしいです。どちらかというと、医療と人々の関係性、仕事の仕方、などについて、さまざまな論議がされたり、人々が考え直すことが求められることとなるでしょう。

ちょうど、日本の4月〜6月期のGDP成長率の結果が発表された日に、NYタイムズで「日本は7.8%のマイナス成長率だったけれど、これからまた挽回する可能性が高く、それほど落ち込まないだろうという予測が出されている」と書かれていました。星の予見とあまり変わらないな、と思いました。

また、国としてはそれほど震撼とする事件はなかったかもしれませんが、日本はこの2週間ほどの間にお盆も挟んでいて、帰郷した人、久しぶりに親族や家族と再会した人なども多かったことと思います。その間に、個人レベルで、心が震えるようなこと、今まで気付かなかった家族の現実に心が震えたり衝撃を受けたりした人、仕事のことで衝撃を受けた人、友人関係などではっと気付かされたことや驚いた人は、少なからずいたと想像します。

それから・・日本は、星の予見のちょっと先をいつも行っているように感じています。国のチャートが、先を走るチャートのため、他の国よりもちょっと早く症状が出るのかもしれません。例えば、三浦春馬さんが亡くなったのは、前回の月のその前でしたが、全国的に震撼とさせられた事件で、後々まで余波が残っています。

これからも、そういう傾向があるかもしれないと思って、見守りたいと思います。

さて、今回の月の話しをしましょう。

今回の月は、獅子座の新月です。26度の最後の方の角度で、月と太陽が重なり、2度の差で水星とも重なっています。

そしてなんと〜〜、闘いと行動の星、火星とも良好でスムーズで互いに刺激し合い協力し合うアスペクトを結んでいます。やりたいと思っていたことができたり、やりたいと思うことが思い浮かんだり、行動力が増す時です。

ただ、同時に、火星が、制限をかけてくる土星と厳しい角度にあり、やる気は満々でもちょっとした人の言葉に勇気をくじかれてしまったり、なんだか怖くなってやる気を失ったり、まだ時期早々と感じて一歩前に出れなくなったり・・そんなエネルギーもあります。

しかし、エクリプスシーズン(日蝕・月蝕)も終え、厳しい前の月の坂道も超え、ずいぶん前向きな星の位置を久しぶりに迎えた今、これを大切に使うと良いでしょう。

まず、やる気になったり、何かビジョンが見えたら、人には言わないでおくと良いでしょう。反対意見や、嫉妬や、批判などに気持ちが折れやすくなる星があります。そして、ベイビーステップ、小さな第一歩から始めるのです。ビジョンに向かって、今、ここで、この状態の中からできることを考え、計画し、一つずつやれることを行ってゆく。

もし、失敗したり、つまずいたりしても、そこから学んで、次のステップを探ってゆく、と言うふうに。

そうするうちに、だんだん見えてくるものがあるだろうし、自信も少しずつつくだろうし、実績も積み重ねてゆくことができるでしょう。

持って生まれた星や人によって、この月のエネルギーへの反応は違います。人によっては、ものすごく解放された気持ちになって、仕事や、制作や、活動に勤しむ人もいるでしょう。

何しろ、全体的に色々な人が自分の意見を言い、自分が絶対に正しいと引かない星もあるので、その言い合いや意見の主張のやり合いに巻き込まれないように注意し、自分のビジョンに向かって、着実に歩み始めることが大切な時です。

この新月の影響はこの先2週間から4週間のあいだ特にエネルギーが続きますが、獅子座の願い事は今日(20日)と明日(21日)がとてもやりやすい時です。夢と希望を具体的に、そして、計画は詳細に立てると良いでしょう。そして、小さな一歩から歩み始めると良いでしょう。人によって、スピードや、やり方は変わってきますが、自分なりの願いと結果を思い浮かべ、行動してゆきましょう。結果は、半年後、10ヶ月後、1年半後に見えてきます。

家の中を整理したりきれいにしたり、また、健康について見直し、エクササイズのメニューやスケジュールを組んだり、食生活を見直したりするのにも良い時です。

それから、月の動きとは別に、来週から「価値観を見直す」星の動きがあります。お金や肉体や価値観を表す金星が、土星、冥王星、木星と反対位置に来るのです。もしかすると、どこかの国でお金に関するなにかの事件があったり、何か身の回りで価値観がひっくり返るような事件が起きたりするのかもしれません。または、何も目立ったことが起こらなくても、なぜか、自分にとってなにが価値あるのあるモノで、コトなのか・・考えさせられるきっかけがあるのかも知れません。

これは、かなり強烈な星の位置です。自分の進む道が明確になっている人、持って生まれた星の位置を知っている人、そういう人たちは、着実に行動を進め、様々な建設的なヒラメキさえあるような位置ですが、その一方で、進む方向性がわかっていない人は、混乱したり、気持ちが萎えたり、突然爆発してしまったり、つまづいたり、焦りと不安でいっぱいになったりする人も出てくることでしょう。

そんな中、おすすめするのは、自分の価値観と、真剣に向かい合うことです。

自分にとって価値のあること、価値を認めているものとはなんだろう。そしてそれは今も、これからも自分にとって適切か、真剣に考えてみる時です。

自分の価値観がわかりにくい時には、これまで何にお金を使ってきたか、そして、使わないできたか、を見れば、自分が価値を認めてきたものが分かります。この早い時代の流れの中で、すでに古くなって機能しなくなっている価値観があるかも知れません。また、無意識のうちに、新しい価値をなにかに見出しているかもしれません。

今の皆さんにとって、大切なもの、価値あるものはなんでしょうか。

それを見つめる時が、目の前に迫っています。

この動乱の時代、自分にとって価値あるもの、自分の真価を知るのは、とても大切になります。今週末から来週は、不安になるようなこともあるかもしれませんが、それも考えるきっかけを作るチャンスだと思って、向き合ってみるのをお勧めします。

価値観を含めて、自分をよく知るため、自分の歩く道、課題、使命などを知るためにも、占星術鑑定を受けることもお勧めします。自分の中のコンパスになるため、とても助かります。ぜひ、オススメします。

さて、この月と星のお話しはここまでにしておいて、獅子座のメッセージをお届けしましょう。

獅子座の新月

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獅子座の新月 2020年8月19日午前11時41分東京時間 獅子座26度35分

獅子座を表す言葉:太陽、注目を浴びる、王・女王、自信、健全なるエゴ、子供、笑い声、天真爛漫、創造力、演劇、芸能、活動力、快活さ、光、温もり、愛、情熱、パワフル、エネルギッシュ、子供を守る、プライド、尊厳、行動力、人なつっこい、勇気、役者、舞台人、クリエーター、心臓、直感力

獅子座のポジティブな面:面倒見が良い、一緒にいるだけで楽しくなるような明るさを持つ、嫌味のない自信、揺るがなさ、芸能に優れている、人前に立つことや注目されることが好き、気前が良い、堂々としている、人に勇気を与える、子供の気持ちをよく理解する、周りに安心感を与える

獅子座のネガティブな面:時に未成熟な態度をとる、わがままだと思われることがある、バランスを崩すと自己中心が過ぎる、無視されると傷つきやすくなる、人の言うことを聞かない時がある、プライドを守るために心を明け渡さない時がある、頑固な一面がある

しし座のメッセージ

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写真出典元:ScienceAlert

太陽は、太陽系システムという、銀河の中の一つの星の集りである。太陽を中心として、その周りを惑星たちがグルグル回りながら一緒に宇宙の中を移動している。太陽は、重力を持つだけではなく、光や熱も発していて、地球の生物たちは、その恩恵を蒙っている。

獅子座は、その太陽が象徴する星座である。

草原の王者のライオンと同じく、誇り高く、輝き、ぶれることない自信を持ち、愛情たっぷりで、子供とも一緒になって遊べるような遊び心を持っている。多くのものを産み育て、そして、周りの注目を集め、ますます輝く。

人の中心軸にあるのは、太陽だ。そして太陽は、その人の今世での生き方を表す。存在そのものが愛であり、様々なものを生み出すクリエーターだ。

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あなたは、その太陽のエネルギーをいかんなく発揮して、輝きながら生きているだろうか。

もしかすると、あなた自身の光を消そうと躍起にはなっていないだろうか。

本当は輝きたいのに、それを言えなくて、それを認めたくなくて、怖くて、どこか不安で混乱していて、そして鬱々として生きてはいないだろうか。

なぜ、こんなことを言うかというと、世の中の情勢を見ると、輝きながら生きている人が少ないことがわかるからだ。そして、興味深い事実がある。

人間は、なぜか、自分が幸福になること、本来の力を発揮すること、輝くことを恐れていると言う事実だ。多くの、現在、地上に存在する人間たちは、幸福に生きたいとか、満足感を感じたいとか、色々と口では言うが、実のところ、輝きながら、満ち足りた生活をすることを、自分から放棄しているという話だ。そう、自分からシャットアウトしているのだ。

能力があっても、発揮したがらない。心の奥底ではそれを望んでいたとしても・・。この矛盾した人々の行動は、心理学や社会学の統計でもハッキリと出ている。医学界の中にも、本当は回復できる患者が、自ら回復を拒んでいるケースが非常にに多いことを発表している研究者たちがいる。

原因の一つには、身の回りに輝きながら幸せに満ち足りて生きている人をほとんど見たことがないため、自分も満ち足りた人生を歩むことが想像できない、と言うことがある。また、不幸慣れしていると不幸な状況から離れるのが怖くなったり、不幸な状況に執着心を持って離れられなくなることもある。人は、変わることを恐れるし、別れをいうのが苦手なところがあるからだ。別れの相手がたとえ、不幸な状況であっても、憎んでやまない相手であっても手放したくなくなる。病気から回復したくない人は、人から同情されたり、注目されることを手放したくないため、回復しないこともよくあると言う。

そして、一番の原因は、輝くことで生まれる責任を恐れているためだという結果が出ている。

要するに、輝くと、他の人から恨まれたり、嫉妬されたり、罵詈雑言を浴びるだけでなく、真に輝いて生きている人が圧倒的に少ないため、孤独も覚悟しなくてはならなくなる。自分だけ輝けば、家族も友達も離れてゆく可能性が非常に高い。その上「あなたは輝いてるんだからこれをやってよ」「できるんだからこれもやって」と、他人の責任や仕事まで押し付けられる。輝いてお金を稼いでも周りは心から喜ばないだけでなく、自分にそのお金をくれ、という人たちも群がってくる。そういうのが嫌で、怖いのだ。

それよりは自分が輝かなくても、周りと一緒に満員の終電電車で疲労困憊した体をユラユラ揺らせながら一緒に帰るほうが安心なのだ。そして、「平穏に生きたい」「目立たないけれど平和な人生を送りたい」と思ってしまう。だから、輝かずに生きよう、と思ってしまうのだ。

そうして、無理矢理に夢や希望を封じ込め、人生への情熱を心の底の底に押しやるから、それが、まるで原子力粒子のように小さくそして大きな破壊力を持って居座り、いつもその人をどこか不安でイライラさせ、周りに当たったり、または、自分を攻撃し始め、病にかかったりする。身体の病となって現れることもあれば、心の病になったりもする。その人が持った他の惑星の位置にもよるが、アルコールをはじめとした中毒性の高い薬物に依存することもある。

そんな風になるのは、本当の本当のところで、全ての人間は、自分の持っている才能や可能性を最大限に生かして輝くことを、やはり、望んでいるからである。輝くことを否定する自分と、輝きたい自分の矛盾のギャップを埋めようとして、または埋められずに、中毒や病気になる。時には、イライラして誹謗中傷やいじめをしてしまう。人によっては満員電車で痴漢行為をしたりする。

ところで、よく人が「世界はあなたを中心に回っているわけじゃないのよ」と言うことがある。しかし、それは間違っている。

いや、回っているのだ。

みんな、星を持って生まれていて、みんな、その中心に太陽があるのだから。太陽系システムで生まれた人間は、太陽を持たずに生まれることは、不可能で、それぞれがそれぞれの持つ太陽を中心に回りながら生きている。だから、自分中心の見方や生き方しかできない。

その点では、みんな同じだ。

自分の直感、自分の希み、自分への愛、自分の情熱、そんなものを中心に生きているのだ。第一、中心軸の太陽がないと、重力が分解してして人格さえバラバラになる。太陽は、その人の存在意識を表す大切な中心的存在であり、エゴでもあるのだ。

獅子座や太陽は、心臓=ハートを表すが、母親のお腹の中で胎児の間もまず心臓から人間は形成されてゆく。そして、長い間科学は知ることがなかったが、心臓には、知性や記憶力を持つ細胞がある。パワフルな能力を持った細胞である。そして、脳より先に、心臓の方が物事を察知し、理解するのだ。

脳が「悲しいよ」「危険だから移動しよう」と、指令を出すのではない。心臓(太陽)が、脳に指令を出し、それを、脳(水星)が解析して伝達し、伝達を受けた火星が行動に移してゆくのだ。

みんな、自分の太陽を中心に物事を見て、考え、動いている。誰も他人の太陽の周りを回ってはいない。

規則や命令に従って、他人の太陽や水星の周りを回っているかのように見える人もいるかもしれないが、実際のところは、規則や命令に従うことを、その人が選んでいるだけである。そして、相変わらず、自分の太陽を中心に自分の惑星とともに動いている。気づいていない人が多いだけだ。

そしてもし、その人の太陽=エゴが傷つき、存在意義を感じなくなったら、その人の命の炎は弱くなることだろう。亡くなった俳優の三浦春馬さんの獅子座は、芸能者として才能に恵まれた位置にあったが、他の惑星と複雑な位置にあり、自分に自信が持てず、かつ、深い深い感受性を持っている獅子座だった。そして、その獅子座は、頼れるはずの親との関係性も、複雑さを表すものだった。

他の惑星たちに希望はあったが、逝ってしまった。しし座が、かなり疲弊してしまっていたのだ。そうして文字通り、一つの星、スターが消え、彼の周りを回っていた、彼の人格を形成していた惑星たちも一緒に消え去った。太陽は、意外にも脆いところがある。愛が枯渇すると、萎えてしまうのだ。

命の炎が消えたのだ。彼の太陽が燃え尽きたのである。太陽は、その人の心臓であり、命を支配している。三浦さんの場合、才能に恵まれていて輝いたが故に、周りの責任まで背負い込み、疲れてしまった典型的な症例でもある。

そうして、そんな彼の最期を見て、また、多くの人が恐れることにもなる。

輝くのは、よしたほうがいいかも・・。目立たない程度に細く長く生きるのがいいよね、やっぱり。

しかし、考えても見給え。

宇宙は広いのだ。そして、全くもって数えきれないほどの星と銀河と惑星システムが存在している。このあなた方が存在する太陽系システムのある銀河系だけで、およそ1000億以上の太陽系システムが存在していると言われている。1000憶個だよ。1000個じゃない。それがみんなで集まって、一つの銀河を作っている。

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写真出典元:Wikipedia US

違う生き方は、必ずある。三浦春馬さんを教訓に、彼の笑顔を胸に、あなたはあなた自身の星を目指し、生きるといいだろう。どんな太陽にも、輝く場所があるのだから。

輝きなさい。

そうしないと、常に不安で、慢性的に苦しむのは、あなたなのだ。

輝きなさい。

それにはまず自分の星を知り、自分の使命を知り、責任を知りなさい。そうして、それらを満たせば、あなたは必ず満たされるだろう。輝ける。自分の使命と責任を果たすのは、それほど容易ではない。まず、自分の使命にも課題にも、気づいていない人がほとんどである。星読みに星を読んでもらった人たちのほとんどが「それが私の使命なんですか?」と、最初は驚く。10中8、9そうである。だいたい、不意をつくものが課題や使命には多い。そして、「そう言えば、小さい頃、そんなことを思ってた」と、ちょっと時間を置いてほとんどの人が言う。長い間、輝くことを抑えていたからだろう。忘れているのだ、真の願いを。生まれてきた理由を。

そして、星を知ったら、自分の価値観を見直すと良いだろう。時代は、人類に、真価を問い直している。

あなたにとって、本当に価値のあるものとはなんだろう?価値と言えば、現代ではお金がそれを象徴することが多いが、あなたは、果たしてお金で何を買いたいのだろうか?いくらで、何を買っているのだろうか?そしてそれは、あなたにどれだけの満足感を運んでくれているのだろうか?その価値は、あなたにとってなんの意味があるのだろうか?そしてあなたの価値観は、あなたの課題や使命と共鳴しているだろうか。

考えるときが来ている。探求するときが来ている。

宇宙から見たら人間の一生は、地球の重力から離れた宇宙時間で計算すると、ほんの数時間でしかない、とある著名な科学者が言った。ちょうどそれは、地球時間の舞台の時間の長さと同じようなものだ。コンサートも演劇も、大抵、数時間だ。

あなたは、あなたの舞台の主役なのだ。

さあ、舞台に上がりなさい。

自分を生きるということは魂が裸になることだから、舞台の上に立つということは衣装を着ていても肉体的に裸になることだから、最初は怖いものだ。緊張で喉が乾くかもしれない。手も足も震えることだろう。勇気を必要とするだろう。深呼吸し、水を飲み、ストレッチし、祈りなさい。素晴らしい本番が迎えられるよう。

そして、スポットライトに向かって走り出しながら、自分に言うのだ。

『この数時間を、思いっきり楽しもう!』

星々が、拍手喝采を送ることだろう。

・・・・・・

文・写真  by さっか

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