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「ジョン・グレイ」と「旦那デスノート」

昨日ネットのニュースで「旦那デスノート」なるハッシュタグが、twitterで人気になっていると読んだ。

正直驚いたけど、やっぱりそうか、という思いもあった。

なぜ、そこまで旦那さんに対して憎悪の念を持ってしまったのか。

元は愛する人だったはずなのに……。

そこで「ベストパートナーになるために」という本を書いたジョン・グレイさんの言葉と共に、その原因を探ってみたいと思う。

男は火星から、女は金星からやってきた

これは、「ベストパートナーになるために」のサブタイトルだ。

これを聴いて、どう思うだろうか?

同じ地球に暮らしていながら、違う星から来たくらい思考の構造が違う、ということを言いたいのだろう。

そう。

男性と女性では、考え方が根本的に違うのだ。

私が本の内容で1番なるほど!と思った点がある。

文章そのままではないが、紹介したいと思う。

男性は家族のために稼いでくれば、100点がもらえると思っている。

家事や小さな子どもやペットの面倒をみることは、たいした点数にならないと考えているのだ。

しかし、女性は違う。

生活のために稼いできてくれないと困る。

だけど、それだけで満点はあげられないのだ。

たとえば、生活のために稼いできてくれるのが、40点だとするならば、料理してくれると10点、掃除してくれると10点、洗濯してくれると10点、ゴミ出ししてくれると10点、買い物してくれると10点、子どもやペットの面倒をみてくれると10点、などというような配分である。

(これは人によってちがうと思う。)

家事を一緒にやってくれることも、女性にとっては重要なのだ

俺は家族のために給料を運んできているから、立派に役割を果たしている、と思っていると大間違いだ。

特にこのコロナの時期に、在宅勤務になっているにもかからわず、以前と同じような家事協力しかしていないと、奥さんのストレスは段々と積もっていくのだ。

そうでなくても、旦那が自宅に居る時間が増えれば、自分の自由な時間も減る。

昼食の用意も必要になる。

子どもが学校や幼稚園・保育園に行けなければ、子どもの世話も増える。

負担は全部主婦にかかってくる

それを亭主連中はどこまで理解できるだろうか?

男性陣には、通勤が無くなってラクになった分、積極的に家事をしてほしい。

その際「手伝う」というスタンスではなく、自主的にその役割を担ってほしい。

今までやらなかったこと、例えば、風呂掃除やゴミ出しなど、「これは自分の役割」というのを自ら決めてほしい。

面倒だと思うかもしれない。

でもやると、夫婦が円満になる可能性は高くなるのだ。


奥さんの旦那に対する評価は爆上がりとなり、夕飯のおかずがちょっと豪華になるかもしれない。


女性は知らず知らずに不満を溜めている


本当は家事をもっとやってほしい。

でも、それをなかなか旦那に言えない。

どうせ言っても手伝ってもらえない。

そういう不満が主婦の心に積もっていく。


私は21年結婚生活を送ってきた。

最初の10年は共働きだった。

でも、全くなにも手伝ってくれなかった。

うつ病を発症して仕事を辞めた。

その時「私は家事だけやればいい、やっと楽になる。」と思った。

思ったはずだった。

休日に一緒にでかけたあとに疲れて帰ってきても、私だけが夕飯の用意や犬の散歩をする。

それが不満だった。

「料理するのが面倒なら出前をとればいいよ。」

よく言われた。

実際に出前をとることもあった。

でも、いつもそうしていたらお金はかかるし、あまり美味しくもなかった。

一緒にキッチンに立ってくれたらいいのに。

あるいは食器を洗ってくれるのなら、作る気にもなるのに。

そう思っていた。

でも言っても理解してもらえない。

そう。

男性は稼いでくれば100点と思っているから、理解してもらなかったのだ。


今のパートナー


反省も踏まえて、ということでもないが、今のパートナーは実にマメに働く人を選んだ。

そこが選んだポイントではなかったのだが、私にとって必須条件だったみたいだ。

先日引っ越しした。

新しい住まいで、より快適に住めるように、かんたんなDYIをしてくれた。

例えば、犬のリードやお散歩バックを掛けるフックを玄関に取り付けてくれた。

また、カーテンレールのカーテンの吊り下げる金具がレールによって多いところと少ないところがあった。

それを入れ替えてくれた(築40年だと、不思議な現象が起こっているものだ)。

ダンボールを開けての整理整頓も、私よりテキパキと作業してくれた。

有り難いことだ。



私が料理をする気配がないと、いつの間にか作ってくれる。

料理する割合は半々。

もしかして、彼のほうが多いかもしれない。

元板前さんだから、人に言うと納得されるが、そういう職業だった人でも家庭で作ろうとしない人もいるだろう。

Facebookで彼の作った料理を紹介すると、男女ともに「いいな」という感想が寄せられる。

美味しそうだから食べたい、という意見。

それと、そんな料理を作ってもらえるなんて羨ましい、という女性陣からの羨望の眼差しを感じる。

女性は旦那にたまには作って欲しいのだ。

男性が「今日は作るぞ!」と気合の入った料理は美味しいかもしれない。

でも、女性からはちょっと迷惑だったりする。

キッチンを汚すことなく、高い食材を使うことなく、普通に美味しい料理を食べたい。

これが女性の本音だったりする。

男性諸君は、奥さんに対して自分の株をあげることは、ハードルが高い。

そう認識したほうがいいかもしれない。


もし家庭を持っている男性がこれを読んだのなら、自分は何点だろうか?と自己採点してほしい。

もし、家庭の主婦でご主人に少しでも不満があったなら、旦那さまにこの記事をシェアするのもいいだろう。

シングルの人だったら、お互いにこのような認識を持てる相手を選ぶとストレスが少ない夫婦生活が送れることだろう。

あなたがよりより人生を送るために、伴侶とベストパートナーの関係になることを願ってやまない。











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