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【開催報告】「世界は贈与でできている」読書会第9回(最終回)

2024年7月9日、
「世界は贈与でできている」の読書会をしました!
読書会は、今回が最終回になります

7月9日(第9回)イベントページ


なんと!
最終回にいたって、新規参加者2名という激アツな展開になりました!
さらに、「最後くらいは」と中抜けしていたメンバーも参加してくださったりして、
満席の10名での開催になりました。ありがとうございます!

今回、8章までを読んでいないという方もいらっしゃったので、
ファシリテーターの本田さん
ここまでのあらすじの説明をしっかりめにやってくださいました。
最後まで本当にありがとうございましたー!

その後、いつものように、
輪読⇨ジャムボード⇨対話、という流れで進めました。

第9回のジャムボードはこちら

みなさんから出た意見はこんな感じでした!

・ふせんにある「優生保護法」に関する意見がわかりやすかった。
(今日ニュースで「優生保護法」のことをやっていた。その時代を生きてきた人にはあまり違和感のない法律だったのではないかと感じるので、それを違和感に感じる現代に生きる自分には、何らかの贈与があったのだろう)
・昔は当たり前だったことが今は当たり前ではないことってたくさんあるし、その逆もある。
・優生保護法は、母体保護法という名前に変わって今も残っている。強制不妊手術まではなくなったけど、障害のある子供を産むかどうかというのが悩ましい問題としてのこっていたり、自分の感覚では、障害のある人を排除する感性はまだ残っていると思う。
・贈与だけの社会は成り立たないと書いてあったのだけど本当にそうだろうか
・いまの社会を大きく変えなくていいという意味で希望を感じた。ここに書かれているようなことに気づくだけで幸せが生まれてくる。気の持ちようだけで明日からでも変われるので。
・確かに、がんばって贈与経済の社会を目指さなくてもいいのかも。「健全な資本主義、手ざわりのあたたかい資本主義」という言葉も響いた。
・この本では「贈与」を特別に定義しているので、その枠内での「贈与経済は成り立たない」ということかも。贈与をもっと広い意味でとらえたり、違うレイヤーで考えたりしたら、「贈与経済」も成り立つかもしれないし、目指すべきものかもしれない。
・どれかひとつではなくて、選択肢がある状態がいいのだと思う。選択肢があって、いいほうが選べるのがベスト。そこに希望が出てくると思う。それと同時に、責任も、選択によって出てくる。
・「歴史を学ぼう」が唐突すぎて違和感があった。いろいろな選択肢を知るため?今の言語ゲームの中にいて、他の選択肢を考えるために歴史を学ぼう・・・ということ?
・今、当たり前になっていることも、歴史的にみると当たり前じゃなくて、過去の人が作ってくれたんだってことに気づくために歴史を学ぼうってことかな
・そこにはたくさんのアンサングヒーローがいたんですよ、ってことかな
・歴史、と聞いて、うさぎ島のことを思い出した。
(以前トオラスで、広島県大久野島(通称:うさぎ島)の歴史に関する学びの会をやりました!気になるかたはこのへん↓の記事にあります
https://note.com/midopa/n/n55ab23d216e3
・いまと昔と、言語ゲームが違うというのがわかりやすい。
歴史を学べば、いまを生きている人でも過去の言語ゲームがわかるということにつながるのではないか
・「世界が贈与に満ちているかに気づいて自分がメッセンジャーになる」ということに関して、先日、昔は女性の生理が不浄なものとされて女性がひどい扱いをされていたということを先日学んだ。今は恵まれている。だれかが戦ったり工夫してくれて今の状況があるということを、伝えていきたいと思った。歴史を知らなかったらその思いは出てこなかったと思う。
・それでいうと、学校の歴史教育は意味なかったなぁ。年号と人名おぼえるだけなんて。
・それに関しては、資本主義があるからこそ、贈与があるという、この本の著者のいう贈与の話と似ていて、学校は、強制されるものだからこそ、逸脱することができるという意味で、ある程度の価値があるのかもしれないと思う。
・贈与で成り立つ社会について、考えさせられた。この本の主張は、そこに対して示唆を与えてくれている。この本の定義から贈与を考えていくと、
人に「価値」を与えられるように思った。能力があるだけが価値じゃないということを浸透させながら社会を作れるのではないか。そのための具体的なアイディアはないけど、お金にならない価値を認めることが、そこにつながるかも。
・贈与だけの社会について考えていた。資本主義というよりも等価交換を基礎とした社会、等価交換ありきのこの世の中。そこと比較すると、贈与はわかりやすい。受け取っているというのを感じやすい。もし贈与だけになったら、受け取っているということに気づきにくくなるのかな、とか、いっぱい受け取れる人と、受け取れない人、みたいな格差がでるのかなと考えていた。
・なににつけても想像力が大事というのはほんとにそうだと思うし、いろんなところで思う。


最後に本田さんから、

「読書会は、いろいろな人の、「自分とは違う見方」を知ることができる。
それを聞くことによって、いつもの自分の見方が「ズレる」。
この「ズレる」という体験は、重要だと思っている」

というお話がありました!
ほんとにね〜
それって、ひとりで本を読んでいるだけでは絶対得られないものですよね。

とにもかくにも、全9回の読書会、お疲れ様でした!
みなさんのおかげで完走できて、嬉しいです!
完走した感想としてはw
自分の感想が、
読むタイミング、読む回数、一緒に読む人によって、
こんなに変わるんだな〜ということに純粋に驚きました。

最初に昨年の夏の入院中wに2-3日でががっと読んだ時と、
読書会でみんなと読むのでは全然ちがったし、
まして、私はここ数ヶ月は原始仏教の学びにハマっていたので、
仏教的観点からの感想も自分の中から出てきたりして。
つまり、自分もどんどん変わってるってことよね。
まさに諸行無常!!w

・・・ってことで、初心者の仏教勉強会もやってますので、
そちらもよろしくね笑

読書会のほうは、今後の予定は未定です!
また、みんなで読んで楽しい本があったら読みたいですね
ご要望はこちらまで

info@self-organization.jp


ちばみに、本田さんはこちら↓で、なにか始めるみたい??
こちらも要チェック!!


お金のために何かをしないと決めています。やりたいと思ったことだけやっています。・・とはいえなかなか世知辛い世の中。気が向いたら、サポートをお願いします!