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ワインのニューワールド(新世界)とオールドワールド(旧世界)とは何かやさしく解説!

ワインでいうニューワールドとオールドワールドとはワインの生産国の分類のことです。

古くからワインを生産してきたヨーロッパの国はオールドワールド、比較的最近にワインの生産を始めたヨーロッパ以外の国のことをニューワールドと呼びます。

オールドワールドの国とニューワールドの国

オールドワールドにはこんな国があります。

  • フランス

  • イタリア

  • スペイン

  • ドイツ

そしてニューワールドにはこんな国があります。

  • アメリカ(主にカリフォルニア)

  • チリ

  • オーストラリア

  • ニュージーランド

  • アルゼンチン

  • 南アフリカ

  • 日本

オールドワールドの特徴

オールドワールドでは、伝統を守るワイン造りを行っています。

例えばワイン生産国No1のフランスではA.O.C.(通称ワイン法)が1930年代に定められました。

フランスだけでなくヨーロッパの国々ではそのワインの伝統的なぶどう畑やワインの造り方などを守るために非常に細かい規定が定められているのです。

特にフランスではぶどう畑の格付けも厳しく、ワインの品質を厳格に守っています。

そのおかげもありオールドワールドのワインはどれも品質が高く、ブランド力も高いです。
なんかフランスのワインというと少しおしゃれな雰囲気感じますよね?笑
これはオールドワールドでワインを造りの伝統を厳しく守っているゆえのブランド力なのです。

品質が高くブランドも高い一方でもちろんその分オールドワールドのワインはニューワールドのワインよりは値段が高い傾向があります。

ニューワールドの特徴

伝統を守るオールドワールドに対してニューワールドはワイン造りに対してルールは厳しく設けられておらず、比較的自由にワインを製造しています。

なのでオールドワールドのワインと比べると値段も安いです。
スーパーとかでもよく安いチリワインとか見かけますよね。

じゃあ品質が低いのか?というとそうでもありません。

もちろんオールドワールドのワインのクオリティの平均値とニューワールドのワインのクオリティの平均値を比べたらオールドワールドに軍配が上がるかもしれませんが、ニューワールドだからといって一律にクオリティが低いわけではありません。

例えばワインの歴史的大事件として知られている1976年のパリスの審判では、伝統的なフランスワインと新進気鋭のアメリカワインが頂上決戦を行いました。

誰もが圧倒的にフランスが勝つと確信していました。
審判もフランスのワイン界で権威のある人物が集められていました。

結果は白ワインも赤ワインも最も点数が高かったのはアメリカ、カリフォルニアのワインです。

まあこれは一例なので、だからカリフォルニアのワインの方が美味しいとは言いませんが、反対に必ずしもオールドワールドのワインの方がクオリティが高いとも言えないということはわかっていただけたかと思います。

まとめ

ぜひオールドワールドとニューワールドのウインの両方を試してみてください。
同じ品種でも産地が違うと味わいにも違いが出てきます。

私のようにお金がないからコスパワインを求めている人はニューワールドのワインがおすすめです!(笑)
安くて美味しいワインが飲めますよ。

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