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会話力とは傾聴力、つまり質問力が会話力


会話が苦手という人は非常に多いのだ。

アライさんも人見知りで苦手ではあるのだ。でも、そう思われなくなったのだ。試行錯誤し、どうすれば相手に不快感なく話してもらえるかを考えてた時期があったのだ。

話す事が嫌いではないし、好きなことはずっと話せる。だから共通点があれば話せるなんて思う人は多いと思うのだ。

なのに、いざ好きな話題でも話せる空気の相手ではない場合なんて事も沢山あるのだ。結局は仲のいい相手とじゃないと話せないとなるのだ。

「どうやって仲良くなったんだっけ?」

案外キッカケや何時仲良くなったかって覚えてなかったりするのだ。

それは相手が話し上手、聞き上手だったという事なのだ。

今回は何故会話が苦手なのか、どうすれば会話がスムーズに出来るのかについて考察していくのだ。

また1年ほど前に「モテないのは会話のせい?」という記事を書いたのだ。こちらでは、会話における注意点などをまとめてるのだ。


何故会話が苦手なのか

そもそも何故会話が苦手と感じるのか、原因を知る事が大事だと思うのだ。

人前で話す事に緊張する所謂「人見知り型」、これはちゃんと話さなければ馬鹿に思われるとか、空気読まないといけないとか、楽しまさなきゃいけないなど会話の完璧さを実は求めてる完璧主義ゆえの緊張なのだ。

また周りの視線が気になる「自意識過剰型」、これは周りからどう見られているのかを気にし過ぎるのだ。話の内容よりも自分の内面を見透かされてないかなど気にしたりして会話に集中が出来ず、またカフェなどだと周りの他人からの視線まで感じてしまい声を出す事すら気にしてしまうのだ。

両方に共通するのは、自信のなさからきていると思われるのだ。
会話においての自信のなさは、幼いころの経験から影響が強く思うのだ。
つまり、一人っ子で友達より一人遊びの方が多かったとか、自分の発言を馬鹿にされたり強く否定されたトラウマ的な経験があるなど考えられるのだ。
それにより会話を避け、話慣れないのも劣等感を高め負のループが起こっていると思うわれるのだ。

また、何故非モテと思うのかという記事何で自分の事を非モテと思うのか?非モテと発達障害の関係性でも述べた様にASDやADHDの傾向があり話すのが苦手などもあるのだ。

脳科学的にも「苦手意識」は緊張や不安、拒絶や恐怖によってマイナスに意識が向いてしまい、脳が委縮して会話がギクシャクしたり固まってしまうのだ。また緊張感は相手へも伝染するので更にギクシャクしてしまうのだ。

これらの原因を理解し、何を克服すべきなのかを自分自身を知り理解するのは何をするにも大事なのだ。アライさんが何度も何度も言っている自己分析なのだ。これを曖昧にすると「仕方がない」とか「自分はそういうやつだ」みたいにフワッとした内容で言い訳して処理してしまい諦めてしまうのだ。


自信をつける

会話が苦手な理由は話慣れと自信によるものが大きい事が理解してもらえたと思うのだ。
会話に限らず自信をつける事は行動力に繋がるし、とにかくメンタルに良いのだ。

ただ、「性格的に自信が無いから会話が出来ない」という人もいるのだ。先ほど述べたように自信がないから会話が苦手な事はあっても「性格」というのは医者からの診断がされていなければ殆どの場合は思い込みなのだ。
要は、自転車乗った事無い人が「自転車乗れない性格です」と言っているのと変わらないのだ。

自転車に乗れないという思い込みであり、性格のせいにする言い訳なのだ。

自転車乗れる人なら、最初は誰もが転んだりするけれど、練習したら自転車なら乗れる事は分かるし、性格は関係ない事はすぐ分かると思うのだ。

自己分析は大事だし自己認識や自覚することは大切だけれど、ADHDやASDを自己診断するのは言い訳に繋がるのだ。もしその節があるならば是非ともお医者さんに診断を受けるのだ。

自己分析、自己受容、自己肯定感で自信は付くのだ。
自信を持って話すのは、聞き手側としても印象が良くなるのは心理学的にも分かっているのだ。自信のある会話とは何かというのもそこで分かるのだ。声の大きさ、会話の速度、会話のトーン、目線、態度によって「自身のある会話」が作られるのだ。つまり自信を付けばコレが自然と出来るし、逆に言えば、コレをすれば自信が無くても「自信のある会話」を技術的に使える様になるのだ。技術的に覚え練習することで会話力が付く上に、自信がある行動を起こす事によって自身が付くのだ。
知識やマインドから自信と付けるのではなく行動から自信を付けるという事なのだ。

行動によって自信を付けるというのは、運動をすると自己肯定感が上がるのと同じ原理なのだ。

因みに運動をすることで自己肯定感や自信がつくのはよく言われている事で皆も知ってるとは思うのだ。それは脳科学や心理学でも立証されているのだ。

それは運動中は悩みなど考えず運動に集中するからなのだ。この時に脳は瞑想と同じ効果が出て冷静になり落ち着き快感を感じる脳波を出すのだ。
さらに、運動は努力した分だけちゃんと身体に成長が現れるのだ。筋肉など見た目にも表れるし、体重が減るなど数字としても表れるのだ。
成果がでる、成長が実感できるのは自信に一番繋がるのだ。

また、会話に自信が無い人は相手の表情や今相手がどう考えているかなど気にし過ぎてしまうというのがあるのだ。つまりコミュ力が高い洞察力や観察力を持っているが、苦手意識からそれがネガティブに働いているのだ。

こういった相手の表情など読み取る能力が高く、人の思考や気持ちを考えれるが故に深読みし過ぎて消極的になってしまうタイプなのだ。

なのでこのタイプの自信のなさを解消するには不安をなくす事なのだ。

不安を感じている時に無理やり不安を抑えようとしてしまっていると思うのだ。コレは逆効果というのが心理学的に分かっている事なのだ。

この緊張を不安やプレッシャーなどネガティブに捉えるのではなく、相手との会話が楽しみでドキドキしてるとポジティブに言い聞かすだけで、緊張が良い方向に転ぶのだ。これは感情をコントロールは出来ないが解釈を変えるだけで感情がプラスの方向に引っ張られ、逆に不安でプレッシャーだと思い込むと悪い結果へと行動が変わる事が脳科学で分かっているのだ。

そもそも「苦手意識」と自己暗示をかけているだけで、「楽しい会話は好き」と思い込めば楽しい会話がイメージ出来て不安を解消できるのだ。

会話力とは傾聴力?

よく会話苦手な人の共通点は「話題が無い」といういのが多いのだ。
この話題のなさは本当に話題が無い訳じゃないのだ。要はどんな話題だと相手は楽しんでもらえるのかが分からないという点が問題なのだ。
ここが分かれば突破口が見えてくるのだ。

説明が長くなるので結論を先に言うと、「相手の事を知る事」、「共通点を見つける事」、そして「相手に対して好奇心を持つ事」なのだ。

そこで重要なのは質問力なのだ。例えばマッチングアプリなどから会話をするならばプロフィールから質問をする話題を探すのも1つなのだ。
質問はその先の話題を引き出すなど目的をもって質問を作ることが大事なのだ。よくとりあえず間が持たないので天気の話題や、好きな料理を聞く人が多いのだ。その質問が悪いのではなく、何故その質問をするのかが無いと寧ろ不信感を抱かせたり「つまらない人」という印象を与えてしまうのだ。

とりあえずの目的(意味)の無い質問はしない意識を作るのだ。

例えば最近の出来事を聞き出すという目的を持ったとして、天気の話題から入るなら、「最近雨が多いよね」とか「最近急に寒くなってきたね」から共感出来るエピソードを話し、「それで服を買いに行って、最近はこういうのが流行っているんだって」とか「買い物に行ったらこんな店員と客がいて」など、そこから「最近買い物とかした?」とか「どういったファッションが好きなの?ネットで買う派?」など繋げるなど、目的を持って逆算して質問を用意すると良いのだ。そしてなぜ最近の出来事を聞き出すのかなのだ。その話題を掘り下げて相手の好きな話題へ持っていくなど、とにかく話の目的探しとその為の質問なのだ。

目的と質問は相手が誰でも共通する話題で大丈夫なのだ。なので前もって質問を幾つも用意しておくと良いのだ。コミュ力ある人は経験から質問のストックが多いのだ。それと同様にストックを前もって用意すると良いのだ。

注意点として尋問の様にならない事なのだ。単発の質問をして、返ってきた答えと違う質問を繰り返す事なのだ。「どこ出身?」「好きな食べ物は?」「最近見た映画は?」「野球は好き?」みたいな共通点のない質問ばかり繰り返すのは凄く悪い印象を与えるのだ。質問の目的が見えなければ話にもならなくてつまらないのだ。

では、何を目的にすると1番良いのかなのだ。雑談をする上で大事なのは共通点、共感できる話題なのだ。
例えば貴方がアニメや漫画好きだけど、小説やドラマや映画は疎いとするのだ。相手は洋画と日本ドラマが好きだとするのだ。
ここで共通点を探すなら好きなジャンルや、好きなストーリーについて話を振れば、恋愛映画が相手が好きなら何故好きなのか、どんな映画が好きで、何故その映画が好きなのか具体的な好きなシーンを聞くのだ。
それが、「報われない二人の恋」が泣けるとか、「凄く仲悪い二人があるキッカケで恋に落ちる」とかから、共通するアニメや漫画のシーンとシンクロさせて共感すると良いのだ。アニメのタイトルもキャラも声優も知らなくても、「ある女の子が~なって、主人公が~で、そして~なって感動して泣けるんだよ。」となればアニメでなく3次元で想像が出来るので相手も興味を持てるのだ。共感や共通の話題は必ずしも同じカテゴリーじゃなくても同じジャンルで良いのだ。どんでん返しの映画が好きなら、似たアニメの話をするでも良いのだ。俳優や女優の話題になると分からない、アニメキャラの話題だと伝わらないなどを避けて、どういったところに魅力を感じるかなら共感や共通点は見つけれるのだ。

共通の話はお互い会話がしやすくなるのだ。引き出しを多く持つ事が大事で、趣味趣向が偏っている人はその趣味趣向をどんどん広げて一般化していくと良いのだ。すると共通項が出てくるのだ。釣りが趣味なら、釣りをする場所、川なのか海なのか、自然や観光地域としてお勧めの場所の話題となると旅行の話題でも、郷土料理、綺麗な景色などの話題まで広げれるのだ。

または嫌いな共通点でも構わないのだ。人は同じ共通点を持つ相手に親近感を覚え好感を持ちやすくなるのだ。

また、相手との関係が浅い場合は相手の事を聞き出す事を目的に質問をすると良いのだ。相手に対して好奇心を持つ事なのだ。

相手に興味を見いだせない人は恐らく会話の自信が無く「何を話せばいいのだろう」とか「つまらない奴と思われたらどうしよう」という不安で頭がいっぱいになっている状態かもしれないのだ。これは上記で述べた様に、「今ステキな人と会話が出来てるだけで嬉しい」とか「楽しみでワクワクしてるだけ」とポジティブに変換する事で意識を相手への興味に変えれるのだ。

この時に話題としては相手の過去、現在、未来の順で質問すると相手は話しやすいのだ。そして相手を知るには成り立ちを聞くのが分かりやすく質問もしやすくなるのだ。

話題は必ずしも恋愛でなくていいのだ。学生の頃の部活や、面白い思い出や、当時ハマっていた事など何でもいいのだ。そこから共通点を探して自分のエピソードも交えながら話題を掘り下げていくのだ。
例えば会話の目的は相手のパーソナリティを知る事にしたら、よく遊びに行くタイプなのか引き込むるタイプなのか、努力するタイプだったのか遊ぶタイプだったのか、明るいタイプだったのか大人しいタイプだったのかなどを知る為の質問をしていくのだ。それは当時の部活などの話題や当時流行っていた事から掘り下げると見えてくるのだ。

エピソードから、どういったタイプかが見えてきたら次は現在との比較を聞いてみるのだ。部活で打ち込むタイプで、努力家で明るい印象を持ったなら、今もトレーニングや何かアウトドアな趣味などあるのかなど質問してみても良いのだ。過去と今のギャップがあれば、何故考え方など変わったのか好奇心を抱くと相手も自分の事を好奇心持って質問してくれることに嬉しくなるのだ。

そして過去と現在を話せば将来についても話しやすくなるのだ。コレは一貫性の法則にも通じるのだ。

質問をして帰ってきた話題を掘り下げていく方法にフォローアップクエスチョンというのがあるのだ。質問の内容を返ってきた答えから出す方法なのだ。バラエティなどトーク番組の質問は殆どこれだから参考になると思うのだ。

「最近お気に入りの財布をなくして」
「えー本当に?どこで?」
「先週映画見に行った時に」
「見つかったの?」
「うん、次の日に映画館から連絡あって」
「良かったね!ところで何の映画見たの?」
「〇〇観たんだよ」
「〇〇って探偵ものだよね。推理とか好きなの?」

財布を無くした→何処→映画館→なんの映画を見た→推理もの

の様に関連付けて質問する事で会話が続けるのがフォローアップクエスチョンなのだ。

質問力の大事な事に相手への好奇心がある様に、相手自身の話題については「なぜ?」という質問を多く使う事で相手の価値観など深い話に持っていけるのだ。深い話題、つまり深い自己開示をすることで相手への信頼感は高くなるのだ。また、相手へ自己開示させる前にこちらが自己開示する事により相手も自己開示しやすくなるのだ。

また、普段から自分に対しても「なぜ?」と問う様にしておくと、いざ会話で質問されたときに直ぐに答えれる様になるのだ。直ぐに簡潔に論理的に返す事で賢くも思われるのだ。


話し役と聞き役

会話は質問をし相手にばかり話させることも、自分ばかり話すものでもないのだ。お互いが話してこそ会話なのだ。
心理学的に5:5~4:6ぐらいの割合で話す量を合わせると印象が良くなると言われているのだ。

3~5分話すと相手も3~5分の様に会話作りをすると良いのだ。コレは意識を持って取り組まないとつい話てばかりになってしまうのだ。
練習として自分の会話を計ってみるのも良いのだ。相手への質問もセットで会話をストックさせておくとスムーズになるのだ。

相手が話しているときは相槌をうち、リアクションをし、時には要約して「つまり~という事ですよね」と会話に挟むと相手もちゃんと話を聞いてくれていると思えるのだ。
間違っても相手の話を途中で止めたり話題を取ったりしない事なのだ。
必ず最後まで聞く事なのだ。

会話の時は相手の目を見る事なのだ。コレは相手の話を聞く態度として好感が持て、目を見ずに話す人に不信感を抱いたり話を聞いていないと思われたりするのだ。そして心理学的に目を見る利点は、人は3秒以上目を合わせると好意を抱きやすいと言われているのだ。照れてしまって相手が目をそらすなら良いとして、目が長い事合うという事は相手は自分に好感を持っていると判断が出来るのだ。

会話で大事なのは笑顔なのだ。注意点として特に男性はヘラヘラしない事なのだ。笑顔とは余裕をみせる微笑み、面白い話に楽しそうに笑う笑顔が大切なのだ。緊張から無理に笑顔を作ってヘラヘラしていると相手は不信感を抱き、頼りない印象を相手に与えてしまうのだ。
無表情や不愛想はもっといけないのだ。余裕のある微笑みとリアクションとしての笑いが会話では凄く大事なのだ。また、微笑む事で自信が出るのだ。自信があるから微笑むのではなく、微笑むから自信と余裕がでるのだ。

相手の名前をよく呼ぶのも大事なのだ。相手の名前をよく呼ぶことで覚えるという事もあるけれど、人は自分の名前を呼ばれるのが好きなのだ。
うるさい環境でも自分の名前は聞こえる事があると思うのだ。
それぐらい自分の名前には敏感であり、一番よく使う言葉は自分の名前なのだ。それを呼ばれる事で親近感を覚えてもらえるのだ。「〇〇さんは~」みたいに頭に相手の名前を付けるのだ。

会話は技術なのだ。技術は練習で必ず上達するものなのだ。
性格などは関係ないのだ。たとえASDやADHDでも気を付けるポイントを意識し、練習する事で出来るのだ。

更に会話の心理テクニックなどもあるのだ。
占い師や詐欺師なども使うコールドリーディングなどの技術があるのだ。
そういった技術も練習さへすれば身に付くのだ。
とにかく、会話は準備と練習で会話力も傾聴力も付けれるのだ。


会話における注意点

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