恋愛依存症分類 共依存タイプ~必要とされることを必要とする人々~
今回は共依存についてまとめる。
恋愛依存症について調べた後に、参考文献である『恋愛依存症』を読むことにしたので、自分は「共依存タイプ」じゃないかなと思いながら読み進めたわけだが....
共依存の例として書かれていた、とある女性のエピソードに、首がもげるほど頷いていた。
女性の痛みが心にそのままダイレクトアタックしてきて、痛いやら苦しいやら泣きたいやら…
相手と自分の関係性が恋人と言えるのかも分からないし、自分が別れたいのか別れたくないのかすら分からなくなる、あの気持ち。
たまに改心した(ふりをした)相手によって穏やかな日々が訪れ、そしていつも崩壊する。
そんな繰り返しに疲弊する毎日。
苦しくて悲しかったあの日々は、典型的な共依存タイプの末路に他ならなかった。
共依存のパターンとして挙がっていた具体例は4つ
「彼氏からの暴力に耐える女性」
「不幸な女性に貢いでは捨てられてしまう男性」
「ヒモ男の面倒をみてしまう女性」
「彼氏からの精神的虐待に苦しむ女性」
状況は違うけれど、みな共依存であるがために、そのような状態に陥ってしまったのである。
では、共依存とはどういう状態のことをさすのか。
共依存は文字通り、共に依存しあっている状態
依存症についてまとめた記事で、依存は他に頼って存在、または生活することであると定義した。
ということは、共に依存しあう状態とは、お互いに頼って存在、または生活していることになる。
裏を返せば、お互いがいないと存在できない、もしくは生活できないのだ。
なんだか、とってもロマンチックな状態にも思える。
....こう思うこと自体が、もしかしたら私の共依存の傾向が高い証拠なのかもしれない。
「不幸な女性に貢いでは捨てられてしまう男性」の例で考えると分かりやすい。
不幸な女性が金銭的に困っていて、貢いでくれる男性に依存することは、納得が出来ると思う。
では、その逆。貢いでいる男性はどうして不幸な女性に依存するのか。
それは必要とされて、彼女の救済者になりたいからだ。
頼られて、それを自分が達成することで、自分の価値を認識し満足感を得ているのだ。
共依存タイプの特徴は次の記事でまとめるが、根本的にはみな「必要とされること」を望んでいる。
それも、病的なまでに強く。
それを望む気持ちは痛いほどわかる。
誰かに選ばれて必要とされること。
それは確かに大切だけれど、そんなことで、私たちの価値は揺らがないんだ。
心からそう思うことは難しくても、この考え方は忘れないようにしよう。
きっと、それが恋愛依存症を克服するための第一歩だから。
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