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日記 20200722-0813


 2020年7月22日

 今月はお金がない、と母が親戚と話している。親戚のおばさんが小遣いをくれる。私は兄と一緒に親戚の家の炬燵に潜り込む。私は田舎の国道を自動車で走っている。ここの八番ラーメンは潰れてしまった。知らない空き家があるだけだ。もう少し進むと別の八番ラーメンがある。私は炒飯を食べる。でも何か不手際があったので、もう一度炒飯を頼む。女の子が虐げられていた。私は酷く疲れているのに、疲れている理由を軒並み忘れてしまっている。それが幸福だか不幸だかは知らない。今日も朝から背中が痛くて難儀する。七時間睡眠を確保したはずなのに眠気が取れないし、食欲もない。久々にウィダーで済ませてしまった。昼休憩でお腹痛めて、トイレが空かなくて嫌な汗が出てるときに限って旅行の計画の確認が来る。突然、せったちゃらちゃら梅の花、というフレーズが浮かんで、元ネタが全く思い出せなくて調べたら京都の通りの覚え歌の一節(せつだちゃらちゃらうおのたな)だった。しかし私は京都と縁が浅い人間だから、何処だろう、名探偵コナンの映画あたりかな。午後にもう一度下痢した。今日は、繋がらなかった。或いは、ずっと喋っていた。或いは、行方不明になった。要するに散々な一日だったので事務員さんも御冠だ。行方不明でも不味いのに、曲がり曲がって理不尽な要求が重なって、上司が謝罪する羽目になる。私は間違っていないはずだった。私は別に間違っておらず、別に怒られてもいないのに、その場に居合わせたせいですっかり疲れてしまった。誰が悪かったのだろう。このまま、誰も悪くないままに過ぎていくはずだったものが、とんでもない方向から横槍を喰らってみんな無駄に疲弊するのだ。冷やしつけ麺を食べる。水と間違ってコップにスープ割りを注ぐ。友達と明後日の段取りを決める。明日は友達の部屋に泊まることになりそうだ。職場から直で行くので、明日はこっそりサイズの合わない職場用の靴ではなくて、運動用の黒色のスニーカーを履いていこう。電車を降りたら外はじとじとと生温い雨が降っている。電車で微睡んだせいで動悸が激しい。バスに乗ることにしたのだけど、前のお姉さんがもう一歩前に進んでくれなかったので、停留所の雨避けに半分入れなくて十分間ずっと傘を差していた。時節柄、余り詰め過ぎるのも、確かに良くないのだけど。突然の雨で駅舎の軒下には沢山の雨宿りがいる。迎えの車がロータリーを塞ぐので、バスが渋滞して停留所の前まで来れない。バスは随分と混んでいる。部屋に帰ってからは再び脱力感に襲われる。スマホの容量の整理をしたりする。シュニッツラーの夢奇譚を読んだのだけど、感想を六百字に纏めていたら頭の一部がすっからかんになってしまった。過敏な性愛感や逃避への衝動など些か古臭さがあって、ここにフロイトなんて絡めても所詮ごく狭い「人間」しか語ることは出来ないだろうと思う、ということを表明しつつ、夢のような淫靡で危険な夜の冒険と、それにぶつけられる夢のような本当の夢、また決定的な真実に辿り着けぬまま……カフカ的?……妻の包容力によって簡単に夢として蓋をされてしまう夜の冒険の呆気なさ、乱高下の激しい内面の変化をあられもなく暴露してしまう内的独白の技法、一方で律儀に時系列を通し続ける律儀さ、そういう、覚めたというか、冷たいというか、そういう印象を上手く言語化して六百字に纏めるのは物凄く頭を使う。色々語り零してるはずなのに全然頭が回らない。こめかみが引きつって痛い。明日のお泊まりの用意があるのに吐き気がしそうな程に眠くて死にそうだ。職場で貰った桃は切る元気もなくてそのまま冷凍庫に投げ込んでおいた。今日も艦これのイベントは触れなかった。あ、言葉が、壊れる。最悪の気配。私はスマホを投げ捨てた。また拾って、なんとか体裁を整えて、限界だったので、寝る。

 2020年7月23日

 私は新しい道具の買い換えを命じられて店内をうろうろしていた。子供用のものを探したり、逆にお値段が張るようなものを探したり……一体何の道具だろう? 誰のために? 何のために? 女性達の間で競争が行われていたはずだ。けれど、肝心なところをまるっと忘れているのだからいけない。電気代の切り替えがどうこう、時間がない出勤前に押し掛けてきた営業さんに押し切られて、口座引き落としに同意してしまった。でも口座引き落としは管理が面倒だから後悔。バス停の植え込みに蝸牛のコロニーはもう見当たらない。代わりに、公孫樹の肌に小さな百足が群れていた。友達の部屋に泊まる荷物と一緒に出勤したから、今日のようなじとじとした雨は荷物が濡れて嫌だ。雨が降ったので、今日は雨が降ってるなという具合の体調と、雨が降っているな、という具合の売場の暇さで、作品のプロットをちまちまメモ帳に書きながら何とか切り抜ける。今日は遅い出社だったので八時半に職場を飛び出して、中央線から新宿で小田急に乗り換え神奈川へ。久々の小田急なのに仕事終わりだからテンションが上がらない。小田急は結構混んでいる。小田急は心なしか乗客層が若かった。仕事出来ない同僚を愚痴る二人組とか、Instagram観ながらこのメイク可愛いこのメイク可愛いと連呼してる二人組とか。私もこういう他人の会話を盗み聞いて創作のネタにしなければと思うのだけど。法隆寺周辺の写真をInstagramに放流しながら一時間近い行程の暇を潰そうとするけれど、段々首が痛くなってきた。小田急の座席は眠りにくい。

 2020年7月24日

 目覚ましが鳴っているのだけど誰も起きない。私のスマホのアラームを信じればいいはずなのだけど、私はいつまで眠っていられるのだろう? 昨日は神奈川の友達の部屋に泊まった。千葉の友達と神奈川の友達がゲームで接戦してるのを横で見ていた。今日は布団代わりの座椅子、枕代わりのクッションを貰ったので、他人の家にしては眠れた。神奈川の友達の自動車で伊豆に向かう。私は後部座席からうつらうつら山間の神奈川を眺めている。残念ながら雨だ。高速道路を走っていると何故か懐かしさが沸いてくる。自動車に乗ること自体が懐かしいのかもしれない。前の座席で友達が蘊蓄を交わしているのに耳を傾けながら、車窓を流れていく懐かしさを眺めている。今回は車内で可能な限りリアルタイムに日記を書くことにする。白バイを二台も見掛けた。谷間の底に箱根の景色が垣間見えて、そこから深い深い山道に潜っていく。私達はまさに箱根を越えている。対向二車線の狭い道で、急カーブや急勾配で渋滞が起こる。廃道マニアの友達が封鎖された痕跡に反応する。盛り土を積んだブレーキ故障車待避所がある。静岡に入る。静岡のあたりでは雨が止んでいる。箱根エコパーキングはまだ午前中なのに蜩のようなきゃきゃきゃという虫の鳴き声が響いていて不思議な雰囲気だった。パーキングエリアを出ると、今度は下り急勾配の急カーブが続く。森はびっちりと地表を覆っている。眺めのいい高台から下界の景色がばっと開くと感動する。あれは富士山だろうか? 近くに日本一の吊り橋があるのだそうだ。新しく出来た道路を下っているので、カーナビが宙を走っている。伊豆中央道は未だに現金限定の手動改札なのだそうだ。やたら何度も料金所を通る。自分が一体何処の自動車道に乗ってるのか、カーナビ見てても良く分からない。伊豆も入り込んでいくと山の表面が杉がちになって、田舎を貫く真新しい自動車道、まさに奥越の中部縦貫自動車道の雰囲気にそっくりでとても懐かしい。山脈の合間を抜けていく、道は狭いけど車通りは無駄に多いくねくねした田舎の光景、福井県なら美山町のあたりがこんな感じ。でも更に道が狭く曲がりくねって温泉の看板が並び始めると、流石に伊豆という趣だ。私達は浄蓮の滝に寄った。風圧が凄い。飛沫が凄い。苔がいい。滝の脇には柱状に割れた崖や貴重なシダがある。釣り竿が河沿いに並ぶ。わさび園がある。わさび園、友達に急かされてじっくり見損ねてしまった。いのししラーメン食べる。お土産にわさび味のKitKatを買う。お土産屋さんで、友達の出した一万円に難しい顔されたので私が隣から二千円出したのだけど、あれ、私、七百円貰わなきゃいけなかったらしいのに三百円しか貰ってなくない? 因みに天城越えの天城はこのあたりらしい。再び自動車に乗り込んで坂道を登る。段々のわさび畑が所々にある。山道の半ばにもバス停はある。友達の提案で、道中の古いトンネルに寄る予定だったのだけど、旧道のほうに曲がり損ねたり、工事中だったりで今回は御縁がなかったことになった。散々山道のぐねぐねカーブを曲がり続けた果てに、カーナビの画面に謎の円が現れた。道路は崖に突き出して、螺旋状にくるくると二周ほど綺麗な円を描いて降りていく。とても面白い螺旋だったので三人で盛り上がった。やっと人気のありそうな温泉街に出るけれど、目的地はさらに遥か先だ。河津桜は春頃の旅徒然の候補の一つだった。そして海に出る。このあたりからもう景色を観るのが忙しくなって日記の実況が間に合わなくなる。海沿いの道を走る。海にはサーファーがいる。海には船がある。ゴツゴツした岩だらけの海岸はとても惹かれる。天然の驚異によって突き出したり引っ込んだり砕けたりくっついたり。出鱈目に、しかし雄々しく豪快に形作られた海岸の景色は素晴らしい。人間の作為などものともしない荒々しい景色に、私は物理的に振り回されてちょっと酔った気分になるのだ。友達から教えて貰った磯浜という言葉が実にしっくりする。手掘りのトンネルがある。白浜あたりの海水浴場は結構な混み具合で、サーファーがぷかぷかと模様を作っている。けど、やはり砂浜よりも磯浜の予想の付かない荒っぽさが最高だ。感想をメモしようと画面を見ると車窓が見えない。車窓を眺めてるとメモが出来ない。つまり大体中途半端な感想になるということだ。本当は車窓に集中したほうがいいのだけど、私は直ぐに景色の記憶を忘れてしまうから勿体無くて無理やりにメモ帳を開く。下田まで出ると俄かに街が綺麗になる。雨も止んでるし、市街は自動車が沢山走っていて随分と賑やかだ。市街を抜けて再び山道に進んでいくと、トンネルの横に小さな屈曲したトンネルが並んでいる不思議な構造があった。さてもう文字を書いてる余裕はない。南伊豆の磯浜、最高。ゴツゴツ最高。今にも崩れそうな岩山最高。穴最高。突き出した槍岩最高。赤潮最高。大体全て最高の景色だと思う。最高過ぎて慌てた言葉では説明出来ない。磯浜、覚えた。やっと目的地に到着して車を降りた。山に囲まれた小さな港。蝉が強かった。私達は石廊崎の遊覧船に乗った。大体最高だった。細石が崩れてカミツキガメの顎のように削れた崖が最高だった。トビウオ最高だった。弾ける船の飛沫も最高だった。もう言葉で書き残す時間がないから、兎に角写真を沢山撮った。釣り人は何処にでもいる。本当に何処にでもいる。私達は遊覧船の景色にすっかり満足して、続いて自動車で灯台と石室神社の最寄りの駐車場まで登った。こちらも遊覧船に負けず劣らず素晴らしい絶景だったけど、高所恐怖症にはなかなかお腹が冷える。見所は沢山あったけど、行程を書き残す余裕が全くない。兎に角沢山写真を撮った。そして釣り人は何処にでもいる。帰りも同じく磯浜の海岸線を走ったのだけど、私は途中で寝てしまって、眼が覚めたら渋滞が始まっていた。何キロも続いた長い渋滞の起点はたった一つの信号だった。私達は河津の踊り子温泉会館に立ち寄った。春ならば河津桜が望めるのだけど。強い雨が降ってきてしまった。だらだらしてたら食事を探すにはちょっと遅い時間になってしまった。河津駅前に戻って、とある海鮮屋さんを訪ねてみたけどもう閉店だった。霧が強い。霧が強くてフロントガラスが曇ってしまう。行きと同じ山道を帰るのだけど、登りの坂道で意地でも四十キロを守り通していた車がいて、下りになったところで一気に追い越した。夜道は後部座席に座っていてもやたら心身が疲れてしまう。殆んどぼんやりとしか動かない脳味噌で真っ暗な景色の先を睨んでいたら、段々と肩首と頭が痛くなって、私は寝てしまった。敢えて途中で東名高速に乗って、足柄サービスエリアのフードコートで夕食を食べた。やっと友人宅付近まで戻ってきて、何故かローソンで売っていた本坊酒造のマルスウイスキー ツインアルプスなんて見付けてしまって、友達のゲームの試合を鑑賞しながら呑んでたらすっかりアルコールが回ったので今日の日記はおしまい。しかし、折角の伊豆旅行だったのに全然まともに記録出来てないや。残念。

 2020年7月25日

 乳白色の、スッキリと四角い美術館のような場所にいる。私は傘を取って外に出た。大学では学校祭の準備が進んでいた。文芸部でも冊子を出すらしいのだけど、私はその進行に不満があるらしくて相手に愚痴を吐いている。高架と線路が重なるあたりの道のアスファルトが全て剥がされていた。ここはいつも道路工事している気がするのだ。清掃のおばさんに急かされながら私は部屋を掃除していて、片隅にまで追いやられながら私は自分の必要なものを選別する。家主が部屋を空けているときに友達が突然お茶を吐いた。昨日の夜、友達が自分で煙草の灰皿代わりに使っていたペットボトルのお茶を誤って飲んでしまったのだ。ニコチンの染み付いた液体が自分の服に掛かって、臭いが取れなくて困っている。今日も神奈川の友達に運転してもらって、八王子の長池公園の脇にある廃道を見に行った。寝起きから余り元気がなくて、昼御飯も肉を残してしまったし、二人が喋っている間にまた寝てしまった。廃道は公園の縁に食い込むようにして残されていた。まだ道路標識も残っている。うっすらセンターラインや止まれの白文字も見える。この廃道は不自然なT字路から始まっていた。藪が繁って道路を半分ほど覆っていた。廃道が落ち込むところで竹林が迫って頭上に乗り掛かり、笹の葉が茶色く濁って水溜まりになっている。湿ったところではアスファルトを割って草が生えて、びっちりと苔がむしている。雨に湿った廃道は曇り空の微かな白光を吸い込んで陰影が深い。急カーブの角に鉄塔が建っている。鉄塔に通じる網柵は閉じられ、雑草に埋まっている。カーブの先には陸橋があって幹線道路を跨ぎ、向こうも道路の半分を雑草が突き破っていて、くねっと弧を書いて幹線道路と合流するのだ。とても創作意欲が刺激される場所だった。逆に、私の実家のド田舎も、どんな細くて狭い畦道もちゃんと姿を保っていたのは、人間がそこを通って管理していたからなのだと思い知った。歩きながら三人でこの廃道の歴史などを色々推測するのだけど、両端が何処に繋がってたのかとか、陸橋が作られたタイミングとか、いまいち腑に落ちない謎が残った。神奈川の友達に南大沢駅まで送って貰って、そこから千葉の友達と一緒に京王線で新宿に出て、ドンキホーテでスマホスタンドを探した。適当に見付けたラーメン屋さんに寄り、そこで改めて廃道の歴史について二人で話し合った。廃道マニアの友達がネットを駆使して過去の空中写真と陸橋の成立年を調べあげ、鉄塔が由木通信所という現在は返還された米軍の施設だったこと、この道路が国土地理院の航空写真から1960年代には既にも同じ場所を走っていたこと、そして現在は幹線道路で切り離された向こう側の斎場方面の道と繋がっていたこと、恐らくその幹線道路の建設予定地を跨ぐための陸橋が平成八年に後から施工されたことなどを発見した。この陸橋はいずれ使われなくなるために作られたらしい。私達はわりと満足して、新宿駅で別れた。この日記を書いていたら乗換の赤羽駅で降り損ねそうになって、慌てて荷物を掴んでホームに飛び降りた。部屋でだらだら陸橋のことについて調べていたら、とあるサイトで1997年の上空写真を見付けた。この時点では写真の右上から陸橋のあたりまで幹線道路の工事が進んでいた。一方で写真の中央、現在は幹線道路で分断されているあたりは、まだ工事が始まっていないので以前の道が繋がっている。つまり、1996~1997年頃はまだこの廃道が道路として顕在だったから、工事現場を跨ぐ陸橋を作ってこのルートを生かし続けねばならなかったわけだ。幹線道路は段々と左下に向かって伸びて、この道路を分断する。この頃には既に代替ルートが出来ていたのだろう、もう向こうに繋げるための工事をする必要はなくなっていたから、不自然なT字路が出来る。そして廃道になる。
http://mimomi.na.coocan.jp/bus/kuchushashin/232.html
久し振りにTwitterを開いて、この二日間の写真を挙げたり、展覧会の感想を呟いたり、Instagramの投稿状況を報告したりした。殊更疲労が溜まって、艦これや日記のような普段の日課すら怠っている時期に旅行になど出掛けたものだから、旅行は最高でも、とても旅行の感想をがっつりメモ帳に書き残しておく余裕なんてなくて、しかも友達との旅程だからそっちとのお喋りを優先してしまうし、何より写真を撮るために容量空けるために写真をUSBに移すためにInstagramで過去の写真を挙げまくる、という変な作業に没頭せねばならなかったし、自動車に疲れて頭痛くなって寝たりしてたし、旅行は最高だったけれど、日記はいつになく散漫になってしまった。そろそろ寝なければ明日また寝不足で大変なことになる。でも私は今頃になって洗濯物を干すのだ。

 2020年7月26日

 夜のバスを待っていたら、いつも駅前で新聞配ってるカルト宗教の勧誘員、遂に日本語が全然喋れない外国人にまで執拗に絡み続けるという迷惑甚だしさも極まったことを遣っていた。死ねばいいのにと思う。今日は深刻に頭が痛い。最初は単なる首の痛みだったけど、マスクがまともに付けられない程に息苦しくなって、酸素が足りなくてふらふらしてきて途中からずっと鼻を出していた。仕事終わりまでは何とか耐え切ったけど、USBを買うために秋葉原のヨドバシカメラを歩いていたら段々首の動悸が止まらなくなってきた。しゃがんだり立ったりを繰り返すと血の巡りがずぅんと脚に引っ張られるような不快感がある。緊張性頭痛とも偏頭痛とも違う。バス停で待ってる頃には後頭部が痛くなっていた。手足に痺れはないし、読み書きもまだ出来るから脳出血や脳梗塞ではないと思うのだけど、近い親戚にくも膜下出血がいたから油断は出来ない。多分、息苦しさも含めて、経験的に風邪の類いの頭痛が一番近い。でもこの時期に風邪の類いは色んな意味で危なくて、それはそれで心労が祟る。今日こそ艦これのイベントを再開するつもりだったのに。大事を取って明日は仕事休んでしまおうかな、とすら考えてしまう。バスに乗り合わせた一家の餓鬼どもが五月蝿くて頭痛に響く。こめかみが絞まるような痛みになってきた。軽い吐き気もある。部屋で布団に倒れ込んで、念のために体温を計ったら36.1℃しかなかった。昨日、新宿のビックカメラで、特定の場所に立つと画像に体温が表示されるシステムがあって、友達はちゃんと計れたのに私はどの場所に立っても上手く体温が表示されなかったのを思い出した。幽霊なんじゃねーの、と友達に笑われた。幽霊ならこんな動悸のつらさに苦しむことも無かろうにと思う。ここまで動悸が長引くとなると、自律神経の類いが狂った可能性があるのだけど、ここ数日は無茶な睡眠不足やエナジードリンクの飲み過ぎなどは遣っていないはずだから、強いて言えば連日の雨と、加齢か。

 2020年7月27日

 酷く蒸し暑い。一瞬、戦闘中に大井さんのシルエットが映るバグが起きた。昨日は酷い体調だったけど、部屋に帰って横になっていたら動悸も頭痛も収まったので、久々に艦これのE-1で掘りを再開した。そこから半ば寝落ちて九時間ぐらい寝れたので具合はいい。一旦体調の底まで落ちた感じはあるから、ここから体調が安定していくといいのだけど。遂に職場最寄り駅にまで勧誘が現れた。ここは気持ち悪い街宣が五月蝿い場所ではあったけど、勧誘まではいなかったのに……私は自分でも驚くぐらい完璧にそれを無視した。勧誘員は三時間後ぐらいにも通行人に迷惑を掛けていた。今日の体調は随分と安定。でも微妙なところで呂律が浮わついて、職場の備品を間違って部屋まで持って帰ってきてしまった。艦これを触る余裕はあるのだけど、気が付いたら胃が硬くなっていた。こんなに蒸し暑いのに扇風機の風を外して胃薬飲んで布団をお腹に乗っけているのだから奇妙な話だ。今日も今日とて息を切らして寝込む。

 2020年7月28日

 寝落ちたせいで中途半端に朝早い時間に起きてしまった。胃が萎むように痛むので、近所のコンビニで珍しく朝食を買った。かりんかりん、と何処かで音がして、もしやと思って確認したら今日は瓶と缶の回収日だ。飲み過ぎた栄養ドリンクの空き瓶が溜まりに溜まっていたので纏めてごみ捨て場に持っていった。艦これのイベント掘りを進めつつ、氷が切れているのでツインアルプスをストレート、スモークタンで。テレビかラジオの収録が始まるようだ。しかし肝心のゲストが現場入りしてないらしく、私も控え室でそわそわとゲストの支度が整うのを待っている。女性アイドルグループによる催し物が始まり、ファンの女の子達が後ろでキャーキャーと喋っていて、私は場違い過ぎる自分が恥ずかしくなって顔を覆ってしまった。女性アイドルグループの面々は収録会場を飛び出して体育館のステージのような場所に駆け上がっていった。壁には漫画の一頁を印刷したものと、大きく文字が書かれた小さなメモ紙が貼られている。私は自分のメモ紙をなくしてしまって、壁のあたりをキョロキョロとする。それから何か、感動的なことに遭遇したような気がするのだけど。今日は特に何の予定もない休日なので胃薬を飲んでもう一度寝る。新しいスマホスタンドは、ゲームを遣るには便利なのだけど、スマホを止めるバネやスタンドの可変性の腕の部分が硬過ぎて、取り外しや位置の調整が難しい。それに文字入力は不便になるので日記を書くには不都合。私は卑猥な場所に立ち合った。とても卑猥で、しかし寸前で全てが壁の向こうになってしまうような場所。微かに緑がかった、灰色の壁。私は各地のボスと戦うためにカードを集めている。それもボスごとに必要なカードの種類が違うので、毎回それに合わせて集め直さなくてはならない。カードの管理もお金の管理も大変だ。紆余曲折した記憶がすっぽり抜けてしまって、最後に子供か、或いは猫に、馬鹿にされてしまったような。艦これのE-1とE-3で掘り周回をする。今日はドロップ運が悪くて余り成果が出ない。月末だから勲章確保のため2-5と3-5を回ったのだけど毎度のことかなり苦戦してしまった。丸々凍らせておいた桃を引っ張り出した。出来れば種ごと真っ二つにしてスプーンで削って食べたかったのだけど、硬い。種が硬いのは予想してたけど、凍った果肉が普通に硬い。頑張って包丁でぎこぎこ試してみて、最終的に種を切ることが出来ず、諦めて半球の皮を剥いでそのまま齧り付いた。桃は凍らせるに限る。ふと、まだ桃の中心部が解凍されずにカチカチのままなのを見て、これでウイスキーのロックが作れないだろうかと馬鹿げたことを思い付いてしまった。包丁で四カットほど切り取り、半球が残った本体は冷凍庫に片付け、カットをグラスに積んで直にオールドパー12年を注ぐ。当然、氷ではないのでウイスキーは全然冷めない。桃の味が染み出すでも、氷が溶けて呑みやすくなるでもない、それなのに注ぎ過ぎてしまった。爪楊枝で桃のカットを食べてみた。濃い。ウイスキーのエッセンスがギュッと染み込み、しかも桃の軽い甘さが相乗して、ウイスキーそのものよりもずっと強烈な味がする、とんでもないものが出来てしまった。一齧りごとに凝縮された痛烈な味に眉間に皺を寄せる。間違った食べ物じゃない。作り方を間違えなければ面白い珍味である。でもウイスキー注ぎ過ぎたから私には極悪の塊で、しかも今日は摘まみの類いを何も用意していない。おやつ用の紋次郎いかでは流石にウイスキーには合わぬ。何とか全てのカットを食べ終わったものの、グラスに残った全然薄まらなかったし冷えきらなかったほぼストレートのオールドパー12年を呑み切る体力がなくて布団に倒れ込んだ。彼は女の子達のためにプレゼントを集める。そのうちの幾つかは合法的な集め方ではない。それを察した同業の女性に、捕まるかもしれませんよと警告を受けても、彼は女の子達にプレゼントを渡すのだ。ところは変わって、まだ人々の往来が行き来する夜中の街中に怪物のように強い女性が現れた。本当なら、この青く光る線の内側、彼女の周囲一帯は死体の山になるはずだった。しかし何とか彼女の暴走は食い止められていた。そこに怖いもの知らずの男性が乗り込んで、彼女に頭突きをかましたうえで……ついでに左手を吹き飛ばされながら……説得というより半ば説教じみたことを叫んで彼女の暴走を止めてしまった。私は脚が悪い人達に混じって、無理に階段を使わずエレベーターを使うことにした。格闘漫画に出てきそうなゴツいおじさん達もエレベーターを使っていた。貴重なゴキブリを鑑賞出来るという集会に、私は参加しなかった。夜までホテルで待っていたら、窓の向こうに昼間出会った青年が黒く着飾った格好で現れた。彼は私に何かの提案しているのだけど、何にせよろくな取引ではない。彼が調子に乗って喋り続けている隙に、私は武器になりそうなものを手元に集めた。部屋にはゴルフクラブなんかも隠されていた。既に窓は開いていて、私は窓の桟に座っていた青年を両手で突き飛ばした。青年は敢えなく落下した。ごん、という音がした。私は窓のしたを確認しなかった。私は呼吸を整えて、自分でも吃驚するほど冷静に受話器を取り、自分でも吃驚するような取り乱した声で、窓から入ってこようとした怪しい男を突き飛ばしてしまったとホテルのスタッフに電話で訴えた。直ぐに警察が来て、あなたは罪に問われないでしょうと言った。母親も遣ってくる。私は、窓が開いた後も暫く青年と私が会話していたという証拠……例えば煙草の灰などを、真面目に調べられたらどう言い訳しようと考えている、と、青年が小型の飛行機に捕まれて窓の高さまで引っ張りあげられていた。青年はまだかろうじて生きていた。私は彼が何か言い出さないか心配したのだけど、青年は醜く笑って、それから何も喋らせて貰えぬまま壁に叩き付けられた。青年は何処かに運ばれていった。私は夜の小さな路地を自動車で進んでいた。銭湯に寄っていたのだと思う。酷く狭いので対向車が来たら端に避けねばならない。地元の車はあり得ないほど道路のギリギリを走る。私はラーメン屋に寄る。ラーメンいち、という屋号で、店内は食堂風の座席でわりと混んでいて、二種類のラーメンの看板があった。私は結局注文せずに外に出た。ウイスキーがまだグラスに残っていた。勿体無いけど捨てた。今日も不規則に寝ては起きて、寝ては起きてを繰り返して外出する余裕もなかった。寝過ぎて首が痛い。メガネ掛けたまま寝落ちたりしたせいで眼もつらい。E-4の攻略を進める。前回はまともにボスにダメージを与えることすら出来なかったけれど、取りあえず「制空権取って戦艦に弾着&連擊させろ」という古の教えに従い制空値を意識して編成したらやっとS勝利を達成出来た。とはいえ確実にボスを落とせるとは限らず、試行回数がだらだら延びてしまって長期戦に突入。前のマスでS勝利狙って夜戦に流れるとボスマスで燃料弾薬が切れて夜戦カットインが決まらないという知見を得た。少ないS勝利で第四号海防艦をドロップ出来たのは運が良かったけど、道中大破の可能性もあるから気を抜けず、度重なる寝落ちのせいで頭も痛くて、気分転換に新しい眼鏡を掛けて近所のすき家に行く。相変わらず度数が高過ぎて足元が覚束無い。でもいつもよりくっきり浮かぶ夜の街は新鮮だった。電線の工事車両が停まっていた。リフトの箱に雨避けの透明なビニールシートが掛けてあるのだけど、これじゃ相当蒸すだろうし、雨の日に電機系の仕事は危なかろう。すき家のメニューからあさり汁が消えていた。しじみ汁じやいまいち食べた気がしないのだ。パチンコ屋跡地の広大な空き地に工事用具が置かれていて、看板を見たら新しくスーパーマーケットが建つらしい。この一角は既に西友と業務用スーパーが並んでるのに、その真向かいにまたスーパーマーケットが出来る。げに恐ろしき競争社会。住民の一人としては、徒歩圏内に選択肢が増えるのは悪いことではないのだけど。E-4はいよいよラストダンス突入、装甲ギミックも攻略し、友軍も投入して、それで丙難度なのに意味不明な耐久値の壁が聳え立ってて絶望した。強力友軍ですら殺し切れない。なんじゃこりゃ。ボスが500に随伴で700と330って。余りに理不尽な壁に夜更かし。五時間睡眠が決定して今日の攻略は諦める。絶望的なまでに苛々してる。艦これなんて基本運ゲーだけど、攻略に必要な運勢値が現状高過ぎてどうしようもない。T字不利は引くし支援砲撃は駆逐艦すら殺せないし戦艦は駆逐艦に弾着飛ばすし、ストレスで頭が痛くなってきた。こうなりゃ水上部隊じゃなくて攻略wiki推奨の機動部隊に入れ換えるしかないのだろうか。苛々を静めなければ眠れない。苛々を静めるために、また私の夜更かしが続く。

 2020年7月29日

 夜道を猫が二匹駆け抜けた。二匹ともアパートの植え込みの向こうに飛び込んで、まるで血飛沫を挙げる効果音のようなぶしゃーーーーーーという音に続いてなーーーーーなーーーーーと猛々しい不愉快な鳴き声が夜の住宅街に響き渡った。公園の前にも白黒斑の猫がいた。久々に猫を見た気がする。最近猫を見ない、なんて千葉の友達に話してた矢先のことだ。今日の職場は色んな苛々が確実に積み重なって疲弊する日で、追い討ちのように昨日の夜更かしの後遺症なのか、また仕事の終わり際になって息苦しさと頭痛が強まってきた。腰を引いて腹を突き出す。姿勢が悪いのが呼吸困難の原因なら、首をしっかり背骨に乗せねばならないのだけど、背筋を伸ばすと腹筋が疲れてしまう。先日程の重症は免れたけれど、部屋に着いた頃にはすっかり眠気と疲労で動けなくなってしまったから、今日は艦これのイベント攻略も諦めて早めに寝よう。

 2020年7月30日

 仲間達と一緒に……何をしたのだろう、もう無人の校舎の廊下の一画で仲間達と擦れ違った一瞬のことしか覚えてない。最後のほうでみんなと旅行の計画を立てていたのは確かなのだ。未知の世界の未知の街を歩く計画はとても楽しかった、のだと、思う。今日も私は、今日も私は忘れてしまった、と日記に書き込んで、私の記憶を供養するのであった。乗り換えの電車が来なかった。一駅歩いたら、復活した電車に追い越された。朝から余り頭が動かない。枕、歩き始める。今日は無事に仕事が終わった。最近は疲労か溜まってて無事に仕事が終われる自信がないのだ。またdisk unionでお金を使ってしまった。こんな時節にラーメン屋が新規開店していた。塩ラーメン食べたら胃に重かった。ここ暫く、電車を降りてから眠気が強くて仕方がない。艦これを触る元気もなくてWikipediaでエウメネスからエリザベス・テイラーまでだらだら記事を泳ぐ。実家からLINEが飛んできて、相談してお盆は帰省を控えることになった。友達が、先日訪れた河津の温泉会館が感染症予防のために休館になったというニュースを持ってきた。南伊豆旅行も本当にギリギリ滑り込みだったわけだ。脚が痒い。部屋に蚊が忍び込んだ気がする。で、結論から言えば、艦これのE-4丙難度を遂に攻略したのだった。攻略するまでに限界まで精神磨り減らして五時間睡眠確定したからもう死にそうだ。水上部隊から攻略wiki推奨の機動部隊にしたのだけど難易度的にはそこまで変わったようには思えなかった。でもT字有利で中破してない綾波さんの夜戦カットインがボスに飛べばそりゃ終わりますよね、という、ある意味で呆気ない終わりでもあった。

 2020年7月31日

 隣の資材置場が五月蝿いのか、近所で工事でもしてるのか朝から街が喧しくて、何度も小刻みに眼を覚ましては眠ってを繰り返したからろくに眠れた感じがしない。でも体調は割合平気だ。最近は胃のあたりを伸ばすような姿勢を心掛けると調子がいい。何回か厄介に当たったけど乗り越えた。厄介の相手してるほど私は暇じゃないのに。まぁ可もなく不可もない一日だった。部屋に帰って艦これのE-5を始めたら、全く目的のマスに進めないのだ。通常艦隊でも水上部隊でも輸送機部隊でも機動部隊でも、編成を何度も弄くり続けても全て逸れた。何時間も彷徨い続けて屈辱的なことに初手から攻略wikiに頼ることになる。しかし要求されてる編成条件が幾らなんでも狭過ぎて、一般人が仕事終わりに試行錯誤で発見出来るような条件とはとても思えぬ。機動部隊なのに軽空母二隻以下って。水上部隊はゴール直前のマスで逸れてしまうので、きっと水上部隊の正しい編成があるのだろうと試行錯誤してたのに、どうも確定で逸れる仕様らしい。難易度の多寡というより、こう、運営の、素人御断りな厭らしい悪意である。攻略サイト通りの編成でやっと先に進めたと思ったらニ連続大破撤退。今日は心が折れた。今日も下手に夜更かししてしまって眠気が鈍い。この疲労感は余り美味しくない。

 202年8月1日

 同級生達と学校に泊まっている。グラウンドで二人か三人、サッカーのロングパスの練習をしている。朝になって煮物を作ってる同級生もいる。あの黒いのはきっと茄子の煮物だろう。私はゴミだらけの部屋を片付ける。適当にゴミ袋に放り込んでいくのだけど、ゴミでないものも混じってるから選定が厄介だ。私達は自分達が歌ってる合唱コンクールの録画映像を観た。思ったより上手く歌えてるじゃないかとみんな感心してたけど、男声が何処か乱れているような気がする。私も映っている。私は背が無駄に高いのに最前列にいて、相変わらず不健康に痩せている。いつの間にか、部屋の物干し竿の向こうに工事用の足場が作られていた。昨日の朝からガチャンガチャン五月蝿かったのはこれを作っていたらしい。スマホの充電器の調子が悪い。25%ぐらいまでしか溜まってない。刺し直してみたけど65%まで回復して時間切れ。八月を祝うように蝉が街を覆い始めた。肉付きの良い雲の塊が青空を蹂躙して日向はじりじりと暑い。余りにも遅過ぎた夏である。歩道に捨てられた、煙草の吸殻を詰め込んだポリ袋がずっと放置されたままだ。バス停の生垣に汚い灰色の蝸牛達が戻ってきた。貝殻から顔を出さない。この暑さでは、そのうちまた居なくなるだろう。今日は割合平凡な一日。職場用のiPhoneの操作性の悪さに衝撃を受けたり、久々に上司と仕事の打ち合わせが出来たり、他には特に何も起こらず、帰宅してからも適当にWikipediaを泳いでだらだらして、意を決して艦これのE-5を始めたらイベント海域恒例の、バグでも起こってるのかと不気味になるほどのmissの嵐。雷撃事故ならまだしも、前衛の昼砲撃が本当に全て外れる、ツ級の砲撃で重巡大破、重巡の昼連擊で駆逐艦すら殺せない、と編成を攻略wikiで確認する苦渋を舐めたにも拘わらず先に進めない地獄。Vに行けないのだVに。高速統一だとか潜水艦だとか駆逐艦三隻以下だとか、あちこちの情報に惑わされて攻略サイトを三つぐらい盥回しにされてしまった。最近ちょっと眼が痒い。眼に病名を貰ってしまった人間だから眼が痒いと怖い。数日ほど失くしてた目薬を発見する。機動部隊の高速統一の駆逐艦三隻以下、という狭い条件でやっとVマスを開いて次のボスマスを開放したのだけど、今度は基地航空隊が赤疲労で一向に出撃数を増やせないまま朝の五時になった。攻略サイトに従って通常艦隊で行こうとしたら地獄の大破撤退地獄。水上部隊で編成し直そうと思ったら第二艦隊を遠征に出してる。朝の六時になる。不貞腐れて寝る。

 2020年8月2日

 夜中に観るテレビがない。兄がテレビの番組表を弄っている。深夜帯にアニメの一挙放送をしているチャンネルもあったけど、面白そうなアニメではなさそうだ。兄はリモコンを操作して、日本各地の地理を案内するNHKの解説動画を発見した。折角なので地元福井県の動画を観ることになった。海辺に御寺がある。磯に降りる道には記念館のような四角い建物がある。ここは私がかつて訪れたことがある場所だ。貴重な魚が観察出来るという。私はもう一度この場所に寄ってみようと思うのだけど、艦これのMAPが表示され、見事に逸れた。編成を組み直したら、恐ろしく奇妙なルートを通ったけれど、無事に近くのマスに進んだ。雪風さんが夜に光る蝶が飛び交う空を見上げている。他の艦娘達も集まっている。編成によってムービーが変わるらしい。私が知っているこの磯辺は、そうだ、かつて私が夢のなかで訪れたことのある場所だった。友達の同僚が接触者になったという。検査次第では自分も関係者になってしまう、と友達が怯えている。友達が同僚さんと食事をしたのは私達が旅行に出掛けた後だから、少なくとも私は大丈夫そうだけど、新しく船仕事に就いた友達は実際に検査を体験したらしい。ここ二日はコロッと寝てコロッと起きれたのに、今日はすっかりと背中が痛くて首が曲がらない。友達がLINEで情報を共有してる間、私はE-5でやっと第一ボスマスに到達、S勝利はわりと簡単そうだし、やっと肩の荷が軽くなった気がする。スマホの容量がまたギリギリになってきた。データを移すついでに、一ヶ月か二ヶ月ぐらいずっと眠らせてたCDプレイヤーを復活させ、PAVEMENTの1stを聴いた。枕が歩いた。スマホが充電が利かない、異様に熱を持つ、電源が落ちるなど不安な要素が連発する。ウイスキーの摘まみに買ったチーザを齧りながらだらだらしていたら、もう午後六時になりそうだ。駅前のクリーニング屋さんにだけは今日のうちに行っておきたい。慣らすために新しい眼鏡を着ける。新しい眼鏡を着けると、頭の回転が確実に鈍くなるのを感じる。軽い吐き気にも似た胸苦しさがある。クリーニングを出して、北浦和のBOOKOFFで漫画を買い、コメダ珈琲店に寄ってナポリタン食べながら何を遣る気も起きず、Wi-Fiのタイムアウトのせいでボスマス直前で回線が切られたので長居はせず銭湯に行った。電車に乗る用事では大抵コンタクトを着けるから、裸眼でスーパー銭湯の浴場に行くのは随分と久し振りだ。視力が乏しいと聴力も仕事をサボる。日曜日の五月蝿い浴場も特に耳障りにならない。露天で月が見えた。月が、真ん中の本体を中心に、ぐるっと幾つも輪を描いて巨大な光の塊になっていた。まるで華のようだ。白く光る華。余り美しくはないけれど。帰り道、階段を降りるのは未だ危ないけれど、新しい眼鏡のお陰でスッキリと輝く月はとても良く見えた。部屋に帰ってひたすら艦これのE-5攻略。七月の体調不良で全くイベントを進められなかった焦りで、正しい編成を試行錯誤する楽しさを失ってるのは悪い兆候だ。でも戦力ゲージは無事に突破、そこからギミック解除、道中対策&ボスマス対策&輸送作戦対策も概ね形が決まってS勝利も可能な状態まで自力で持っていけたのは良かった。それにしても一発で有明さんを引くなんて。申し訳なくすらある。銭湯帰りなので眠気が半端ない。さて、何処で引き上げるべきか。スマホの充電器が完全に断線してしまったらしく、10%から一歩も動かなくなって何十分経っただろう? 非常用の充電器は長さが短いので、繋いでしまうとスマホが触れなくなってしまうのである。

 2020年8月3日

 河沿いの街を旅している。友達に教えてもらった廃道を登ってみたけれど、山道を登り損ねて、直ぐに普通の道に出てしまった。廃道は軽く枯草がアスファルトを割っていたぐらいで、なだらかな乾いた坂道を軽く登って、一気に降りてガソリンスタンドが二つ並ぶ場所に出る。かつて似たような山奥に朽ちた坂道を登ったことがある。それは多分、夢の記憶だ。地図を確認したら御寺が山側にあるらしいのだけど、もう暗くなってきて、山側に点在する屋根が青白く光始めていたから、河沿いの道を駅まで戻ることにした。大通りを渡る交差点は暗い。私は、私が場違いな服装をしていることに気が付く。でも気にせず進むことにする。大きな河川と並走するように用水路が流れている。用水路沿いには狭いコンクリート製の遊歩道がある。塗装がちょっと剥がれて湿っている。狭い通路なのに歩行者は途切れなくて、ふと、同級生が歩いているのに擦れ違った。なんだ、ここは高校の校区の一部になるのか。次々と何人かの同級生達と擦れ違って、私は自分が終業式をすっぽかしていたことを思い出した。同級生達は、そうだね、一日早く生きてるんだものね、と言った。私は以前も何かやらかしたようだ。私だけが逆行している。用水路は激しく波立っていて、遊歩道に容赦なく打ち付けて私達の足元を濡らした。遊歩道沿いには民家とコインランドリーがある。子猫に引っ掻かれる。子猫は用水路の際に腰を下ろした老人の背中に慌ただしくよじ登った。女の子が射的を遣っていた。布を銃に詰めて撃ち出すのだけど当たらない。別の男性が代わりに撃つ。やはり当たらなかった。これは旅の後半の記憶で、旅の前半、廃道を登る前の記憶がすっぱり消えてしまっているのが不審だ。そちらが私の旅の本番であったはずなのに……背中が痛い。また首を痛めてしまったような気がする。首が治ってたのもほんの数日か、やれやれ。いよいよ買い置きのマスクが切れそうだ。マスクと充電器を買わなきゃならない。駅で警察に声を掛けられた。私服だったので、最初はいつもの勧誘かと思って断ったら警察手帳を見せられた。このあたりで詐欺が起きているらしくて、その身形に合致していたかららしい。私は、私が特に悪いことをしていない自信があったから、質問に答えて荷物を見せたらわりと直ぐに通してもらえた。私は警察の御厄介になることは絶対にしていない。そういう、自信を持って生きている。そう、私がしている悪いことなんて、たまに誰もいない交差点を赤信号でこっそり渡ってしまうぐらいだ。職場で売っていた箱入りマスクが無くなっていた。別の場所に買いに行かなければ。首を痛めているので、仕事も後半になると息が詰まって頭が痛くなる。やっとE-5を攻略した。八月半ばでイベント終了というけど、難易度が高い最後の二海域をちゃんと攻略出来るか不安。予備のスマホの充電器ではコードが短過ぎて充電しながらスマホが触れないので、リャマサーレスの黄色い雨を60頁程読んだ。ここまで、傑作。独特の逆段落、冒頭の「だろう」を連発する奇妙な語り口、意識を躓かせるようなパッケージの切断、そして朽ち果てた世界の荒涼を、描写だけでは語り切れない、底知れない冷たい孤独を美しく捉える詩情。研ぎ澄まされた過敏、それを、冷たく包み込む息が詰まるような停滞。過敏と停滞が同時に起こり得る場所、時間の概念が崩壊し、未来と過去が等価になった、終わりなき悪夢のような世界。怖いのに平坦であり、美しいのに躍動しない、丁寧な風景描写は胡乱な幻覚に擦り変わり、村の歴史と風景は幽霊達の囁きのなかに消えていく。私が田舎を捨てて逃げてきた人間だから余計に感じるところもあるのだけど、この孤独、人間一人の孤独ではなく、失われた一つの村の、一つの歴史の、一つの世界の、一つの宇宙の孤独に立ち会わねばならない息苦しさは、一気に全部読むには苦痛過ぎる。スペインの作家ではあるけれど、この時間感覚の崩壊、それを可能にする文体、土着的な世界の終焉とそれに伴う幻想的な展開はラテンアメリカ文学の潮流を確かに感じるもので、しかしマジック・リアリズムを可能にする原始的な土地の強さ、歴史の強さというものを持たないスペインの打ち捨てられた寒村を舞台にすることで、一層と孤独だけが取り残されたような恐ろしさがある。うーん、感想を纏めるのが難しい。読んでるこちらも過敏と停滞とを同時に体験する息苦しさに弱ってしまうから。最早厳しい冬に閉ざされた孤独のなかでは世界は通時的には流れず、共時的にしか存在しない。世界とは広がりでありベクトルではない。シュニッツラーの夢奇譚が律儀な程に通時的であることに意固地を張りながら内的独白をぶちまけていた時代からここまで文学は表現を極めたのだ。翻訳も読み易いし、詩情溢れる比喩表現も世界に上手く溶け込んでいて意味は良く分からなくても私の孤独を真っ青な炎で冷たく焼いていくような淡々とした凄みがあっていい。E-5で掘りをする。大発に縛られなくて良くなるからと編成を組み直したら三連続ぐらい道中大破撤退する羽目に。結局休ませておくつもりだった阿武隈さん改ニを呼び戻した。サペシャルリザーブのロックを挟んだら眠気が猛烈になってきた。摘まみにはセブンイレブンのチーズサラミ&ソフトサラミ。

 2020年8月4日

 骨董品……というより、アウトレットの片付けを大勢で手伝っている。懐かしい先輩達の顔が見える。陶器の簡単な値段表も見せてもらったけど、写真の画質が粗くて全然区別が分からない。私は何を手伝えばいいか良く分からず、一先ず洗い終わった布団一式を運び出すのを手伝った。首に知らぬうちに掛けていたネックレスは1670円だった。私達は学校の遠足でここに来ていたらしくて、アウトレットに隣接したお土産屋さんで食べ物を漁っている。何処か観光地を歩いたような気がするのだけど……分身が使える女の子がいて、陶器売り場で何かを企んでいた。借家を借りて小さな旅行代理店を開いた女の子がテレビで特集されている。女の子は長くて縮れた髪の毛を垂らして陰気な眼鏡を掛けている。彼女の背後ではレトロゲームの画面が流れている。私が観たこともないようなゲームだった。忙し過ぎてもしんどいけれど、適度な忙しさは心身が適度に動くので体調が安定する。月替わり、梅雨明け、夏休みなど色々重なって八月の頭は随分と職場が慌ただしかった。それにしても何故私の職場には毎日必ずのように不審者が居座るのだろう。今日は常連の不審者が二人揃ってしまった。職場近くのFamilyMartでフラッペを買った。接客が底辺なので出来るだけ避けてるのだけど、フラッペの季節だけは仕方がない。フラッペを啜りながら電車に乗って、飲み終わったフラッペの空きコップをどうすればいいか悩むところまでの毎年の流れを思い出した。充電が溜まるまで近所の西友に行く。新しい眼鏡は遠くを観るのが得意なので、月が自棄に透き通って観える。甘いものを部屋に置いておきたいのに、甘いものは大抵夏の暑さで溶けてしまう。厄介な季節。凍った桃を食べきった。溶けたところから齧った。桃は凍らせるに限る。E-5掘りは丙難度でリスクの高さに比べてドロップが悪過ぎてモチベーションが上がらない。道中大破が多過ぎる。スマホの充電が切れると、コードが短い予備の充電器に繋がねばならず、あり得ないほど変な体勢でスマホ触ってたらあばらが痛くなってきた。艦これではないけれど、とある面倒な作業がごっそり徒労と化したので夜中にしっかり凹んでしまった。これだから確率は嫌いなんだ。私達の努力を返せ。パイの実を買ったはずがコアラのマーチだった。まぁ、いいけど。

 2020年8月5日

 無駄に広くて伽藍とした同級生の部屋に泊まって酷く退屈な時間を過ごした。建物の何処かに隠れた誰かを探して隠し扉からあらゆる場所を探した。彫刻の類いを並べた屋外展示場で岩製のゲートを破壊しなければならなくてみんなで首を捻った……破壊用の楔が最初から挟まれていることが後から判明した……私は人望はあるけれど傍から見ると酷く胡散臭いリーダーのもとを離れた。ご飯にしようと通りを彷徨くのだけど、街角の焼き肉屋さんは四千円とか一万円とか金額の桁が違ってて到底立ち寄れない。入口の場所が分かりにくい蕎麦屋さんに寄って、ガリがどうこうというお品書きがあったので頼んだら、小さい白いお椀にはいった味のしないお茶漬けのような物を出されてがっかりしたりした。私は終始同級生達を信用しなかった。寝床を整えずに寝落ちたものだから、例の如く首を痛めてまともに回らない。とある新古書店で働いている。早速、汚ならしいリュックサックに、本以外のガラクタも一緒に詰め込んで持ってこられた。私はうんざりしながらのろのろ本を取り出した。呼んでも来ない。私は嫌になって帰ってしまう。私は、やたら設定金額が高いうえに延長料金もある傘立てに傘を忘れたことを思い出して、面倒になってそのまま放置することに決めた。お金を下ろすために駅前まで歩いた。日向が暑い。夕方ではまだ断然暑い。少しでも日陰の多いルートを歩こうとするけど限度がある。充電器を探して駅前のTSUTAYAに寄ったら、中古CDのコーナーに解説入りの輸入盤中古落ちが格安で並んでいて、今日はスマホも充電器に差したまま出てきたので調べることも出来ず、直感でバシバシ十数枚、二千五百円ぐらい買ってしまった。駅前のすき家に寄る。ホームセンターでは五十枚入りのマスクと、充電器と、テーブルの物置面積を増やすために一段裏板なしのカラーボックスを二つ買った。二台稼働してるレジが両方止まっている。片方は商品の交換に手間取っているらしく、もう一方に到っては二人掛かりでレジ画面を睨みながら完全にフリーズしてしまっている。普通ならフォローを呼んで三台目を開けるのが順当だろうに、店員さんが何度か放送を入れても誰も来ない。私の後ろに行列が並ぶ。これは宜しくない。前の客の交換対応がやっと終わり、私の番が来て、重たい荷物があるので取っ手貰えますかと尋ねたら、店員さんはまた放送を鳴らし始めた。取っ手とビニール紐がサッカー台にあったので自分で全部遣ってしまった。結局応援は来なかった。これは宜しくない。同じ接客業の人間として、これは宜しくないと思う。カラーボックスは重たかった。近所のパチンコ屋が知らぬ間に潰れて更地になっていた。立地が悪いのか、以前から駐車場はガラガラだったし、雰囲気古びていたしこの時節だからいつ潰れてもおかしくはなかったのだけど、突然見慣れた景色が更地になって知らない景色が透かしているのを発見するのはいつだって不気味だ。一方で近所の元砂利敷駐車場はあっという間に建物の骨組みが出来上がってしまった。この変わり映えのしない街の御近所ですら変わり始めればあっという間なのに、私は相変わらずずっと同じままだ。E-5の掘りがしょっぱいのでE-6に進んだ。ボスの編成がえぐい。ギミックでもないかと機動部隊で右上の空いたマスを踏んでみようとするものの、幾ら編成を変えても辿り着けない。まぁこの手の無駄は想定の範囲内、攻略wikiでボスへの最短編成を調べ、対陸上型用に三式弾積みまくって攻めたらわりといい勝負が出来た。あとは回数こなしてゲージ削るのみ、からの、三連続道中撤退で出鼻を挫かれてしまう。大体ツ級が悪い。ツ級が悪いし、敵まで警戒陣を張って攻撃が当たらない、夜戦で警戒陣敷いても当てられる、それならまだしも何故か庇われるはずの位置にいる霰さんが滅多打ちになって撤退するのは解せぬ。いよいよ部屋が本気で蒸し暑くなってきた。寒さや雨で腹を壊したり頭を痛めたりするより数段マシとはいえ、蒸し暑さは蒸し暑さで気力を奪われて健康に悪い。でも梅雨明けから確実に復調しているのだからこのまま頑張っていこう。創作はもう一旦気にしないことにする。今回は艦これを優先。そしてE-6が全く先に進まない。ボスマス到達率が低過ぎてお話にならない。半分どころか三分の一以下。仕事をしない警戒陣はまだしも、散々外しまくった挙げ句にツ級昼砲撃で大破撤退とかどういうことだ。休日一日使って第一ゲージすら半分削れないという悲惨な状況。回数を稼ごうにも基地航空隊が先に疲労マークになって結局止まる。戦力的には充分なはずなのに悪い確率を引き続ける苦痛。一番回避が高くて一番運も高いはずの雪風さんが毎回大破させられてるのは何故? ストレスで頭が痛くなってきた。轟沈システムのせいで片手間で遣れないのがつらい。遂にはボスマス直前で間違って撤退、とかいう集中力の低下をみたので、ふてた。漫画読んで、飲み物を買いに外出した。いよいよ部屋の暑さでへばってきた。扇風機、二台目を出さなきゃならないかもしれない。今日はもう艦これを諦める。風呂上がり、なかなか眠れない。頭が重い。五時間睡眠確定。

 2020年8月6日

 特に大したことは起こらない日だった。駅の洗面台が三つ埋まっていた。一人はコンタクトレンズを着けようとしている。二人は神経質に徹底的に手を洗い続けている。完全に病気の人間の執拗さである。洗面台の後ろに行列が出来ても、三人は一向に動かない。そんなに潔癖性なら、駅のトイレなんて不潔な場所に寄らなければいいのだ。部屋のなかで虫を殺した。いや本当に殺せたのだろうか? E-6の第一ゲージを無事に破壊。前衛に三式弾載せた足柄さんを置いたのが決定打になった。恐るべき三式弾、分厚い陸上型が物凄い勢いで削れていくのはわりと面白い。もうここから先は時間もないし攻略wikiに頼ろう、ということで次のギミック解除に進んだのだけど、いまいち元気が出ない。昨日の寝不足と肩凝りが一気に落ちてきた感じ。一先ずウイスキーでも煽ろうとジェムソンを氷に注ぐのだけど、今日は部屋に摘まみがない。私はウイスキーを「好んで」呑んでるけど「好き」で呑んでるわけではないから、摘まみがないとロックの一杯が結構厳しいのだ。仕方ないから備蓄にしていた安物のカップラーメンを夜食にした。迂闊にチョコを部屋に置いておけない時期だし、この季節でも備蓄が効いて、安くて、量があって、ウイスキーに適切な摘まみ……何かないだろうか。最近は日記でほ省略してるけど、毎日ロック一杯程度は舐めている。ただ味を文字で評定する余裕を失っているのが寂しい。梅雨の時期は頭と腹を壊し、梅雨が過ぎれば単に部屋が蒸し暑くて怠い。寒さに死に掛けるよりはマシでも何も手に付かないのは同じなので、私に逃げ場などないのだ。

 2020年8月7日

 昨日の夜、寝ながら動画観てたら首を痛めて枕が噛み合わなくなって、四時間ほどしか眠れなかった。朝は存外平気だったけど偏頭痛が怖い。午前中は頭の四分の一が動かなくて、昼間に十分程寝てから栄養ドリンク飲んで即刻売場に出たら意識がめきっと剥がれそうになった。今日は後輩の尻拭い。やれやれ。帰省のために取っておいた連休に入るので、仕事を残さないように慌てて片付けたから汗が出る。肩を回したら筋が痛んだ。首周りの筋肉が傷だらけ。精神を落ち着けるために再びWikipediaの世界遺産一覧をあ行から読み始めたのだけど、アウシュビッツ収容所を読んでしまって私は白い顔をした。帰りに秋葉原の成城石井でスティックタイプのパイナップルのドライフルーツと輸入物のチョコを買った。夜が暑い。夜が相当に暑い。暑過ぎて帰りまでバスを使ってしまった。珍しく部屋のなかのほうが涼しいぐらいだ。昨日の寝不足が祟って何も遣る気が起きなくて、だらだらとレバノンの爆発をTwitterで検索して、無関係の事件に繋げたり陰謀論振り回したりする頭の可笑しい呟きばかりが出て来て気分を害してしまった。私は、この世界は単純な偶然に揺さぶられてわりと簡単に動いていて、複雑なのは世界を観察する人間達の捻ねくれた根性だけなのだと思うようになってきた。だから私は捻ねくれた人間達の根性を圧し殺して、この世界の簡単さについて小説を書かねばならないと思う。しかしそれにしても何事も遣る気が起きない。ウイスキーはオールドパー12年のロックを舐める。安定の煙たさが氷が溶けるにしたがって呑みやすく単純になっていく、安心感。艦これのE-6を進める。攻略wikiにがっつり頼ったお陰で無難に短縮ギミックを外せたし、第二ゲージボスも丙難度の敵編成なので充分張り合える。友軍も来るのでS勝利も可能。半分削れたところで一旦休憩してツインアルプスのロックを舐める。ジャパニーズにしてはピートが利いてるのか。軽く調べた限りでは評判は普通。個人的には、 ピートは利いているけれどそれ故に他のスコッチと差別化が難しく、あと氷が溶けてきてからの苦味がちょっと雑な印象がある。中途半端なのかなぁ。奥行きというか、舐めて味わうときに何かが足りない気はする。とはいえ私の馬鹿舌には特に問題なく呑めるウイスキー。酔いがこめかみに回る。

 2020年8月8日

 随分と遠くまで……多分九州ぐらいまでやって来た。例の如く私は自動車の後部座席で眠っている。駅で降りて電車に乗るか、このまま自動車で行ってしまうか話し合っている。景色に変わり映えはないけれど、私は薄ら眼を開けて楽しい気分になっている。旅先での出来事は、忘れてしまった。特に何処にも行き着かなかったのかもしれない。私はやはり自動車の後部座席に座っている。これはもっと、実家の近所の景色だ。運転しているのは兄。詰まらない街を行ったり来たりしている。何処を行ったり来たりしてたのか記憶が定かではない。幼児用品店は、フロアの棚がスカスカの代わりに、通路に所狭しと商品が積んである。錆びて蔦の張った工作機械や旧型の自動車などが並んだ更地がある。明らかに時代に取り残されていて、きっと持ち主の会社は潰れて放置されているのだろう、と思ったらその更地から一台四角くて赤錆びた自動車がにゅっと私達の進路に飛び出してきた。昨日下手にウイスキー呑んで寝落ちたこともあって壮絶に首が痛い。首が痛くて不眠症なんて最悪じゃないか。汚部屋の隅で炭酸が倒れて段ボールが紫色に染まったり、黒い影が走ったので水攻めしたら三匹重なった亀だったり、貸しロッカー に預けてた荷物を取りに夜中にBOOKOFFに行ったり、カップルが夜道で離れ離れになって青年が海辺の民家に保護されたりした。他にも色々あったと思うけど、特に覚えていない。再び下手に寝落ちたら完全に頭痛だ。偏頭痛か緊張性頭痛か、貧血か脱水か微妙なところだけど、今日一日は何も出来ずに終わりそう。意味もなく意味のないネットサーフィンが更に頭痛を悪化させる。頭痛に悩まされつつ、艦これのE-6を進める。ラストダンスまで無難に来れた。ラストダンスでは敵が一気に硬くなるけれど、それでも試しに装甲破壊せずに攻めたら残り100まで削れた。装甲破壊ギミックのために通るルートで潜水艦が鬼のように強くなってて面倒なので、このまま行っちゃおうかな、とも考えてしまうけれど、より確実な勝利のためにギミック解除を目指すことにした。そして沼に落ちた。Vマスは何とか陥落出来たけど問題はXマス。機動部隊だと第二艦隊が雷撃事故を起こしやすいうえに、Xマスのための対地装備を積むと道中の火力が足りなくなる。何度試しても進まないので水上部隊に潜水艦を入れる編成を試す。こちらは何度か編成を組み直して……高速化なんて初めてやった……ルートを導き出したはいいのだけど、夜戦マスで連続大破撤退。警戒陣が仕事をしなさ過ぎる。頭痛が深刻になってきた。具体的には吐き気がしてきた。耐えきれなくて外に出たら涼しくて夜風が気持ちいい。セブンイレブンで本日最初の食事を買う。どうやら頭痛の原因は室内温度が高過ぎたからみたいで、蚊が怖いけれど窓を開けて網戸を閉めたら部一気に過ごしやすくなって頭痛も軽くなった。でもラストダンスが終わらない。今日だけで夜戦マスで十回は大破撤退している。ボスも三連続であと100が削り切れなくて、こんなもの、戦艦の昼連擊か夜戦カットインが一発入れば終わるはずなのに、完全に運の神様に笑われている。問題は夜戦装備で、夜戦マスで探照灯が光ってしまって狙い撃ち大破の流れはどうにかならないのだろうか。しかし夜戦装備がなければ夜戦カットインでボスに最後のトドメをさせる確率が……午前三時。明日は出掛けようと思ってたのに完全に沼だ。余りにも上手く行かないので神経が爛れてきた。人間こうやって神経を壊していくのだなと思う。煮詰まってきたので深夜の散歩に出掛けた。BIG Aすらこの時間は閉まっている。そのまま駅前まで歩いてドラッグストアで夜中のお菓子を買った。新しい眼鏡は夜を良く見通す。それは、私にとって、夜の恐ろしさを見通すことである。首のもげたピエロの一匹二匹が血塗れで路地から飛び出してきても可笑しくない埼玉の夜道を冷や冷やしながら帰る。見え過ぎても駄目だ。マンションの一室だけカーテンが淡く点っている。この時間から香ばしい仕込みを始めているパン屋、曇った月、サンダルの足音。午前五時、やっっっっっっっっっっっっっとE-6攻略に成功。友軍がいい仕事をしてくれた。いつも仕事をサボってる支援艦隊すら仕事をしてくれた。夜戦カットインさえ決まれば倒せる戦いだったのだ。ヘレナさんはA勝利重ねてるうちにぼろりと落ちたし、サウスダコタさんも獲得したので、新規実装組をもう七体も確保していることになる。迅鯨さんと屋代さんはドロップポイントがからいので無理はしない。というか、丙難度攻略だけであっぷあっぷなのに、攻略wikiの掲示板とか見てると100周越えとか訳分からない報告が出てたりするから……兎も角、いよいよ後はE-7攻略だけだ。でも七月の頭には最大十万まで備蓄していたはずの燃料がもう三万を切った。ラストダンスが始まった八日の午後八時の段階ではまだ四万残っていたから、あとたった残りHP100を削り取るために九時間の徹夜と一万の燃料を消費したわけだ。なんて恐ろしいゲーム。午前六時、やっと寝床に落ち着く。山崎のロック。ツインアルプスあたりと比べてしまうと、風味が優しいのにどっしり詰まっていて、氷が溶けてきても苦味に余裕があって余韻も残る。やっぱり山崎は美味しい。

 2020年8月9日

 絶対に趣味の合わない軽薄な若者達と行動を共にしなければならなくなった。謎解きらしきものを一緒に解いている。私はその軽薄な振る舞いに嫌な顔をしながら、偉そうに何か語っている。そして長い長い階段を降りていく。今日はもう外出は諦めて、艦これは一旦備蓄を増やすために遠征中心に回して、廊下に放置してたカラーボックスを作ることにした。一段ボックスなのでこの狭い部屋でも何とかなる。一つはテーブルの上に置いてウイスキーの瓶を詰め込み、一つはCDプレーヤーの台にして、最近また無駄に増え始めたCDを詰め込む。しかし、するとCDプレーヤーの台にしていた踏み台とその懐に積んでいた文庫本の行き場がなくなる。爆発事故に続いては人気少年漫画の原作者が逮捕。Twitterで情報を漁ってみても、どうしても個人的な感情論ばかりが先に立ち、私は溜め息を吐いて、埼玉の気温が三十五度とかあるのを確認して布団でだれている。更に三時間ほど寝落ちてもう夜の九時だ。昨日よりも何もしていないけど、まぁ、昨日と違って頭痛にも襲われてないし、体力の回復と考えよう。今日は夜がむっと暑くて、これでは幽霊の一つも街を歩くまい……最近財布の管理が下手くそで、休日にいつも財布のなかが空になって、部屋に備蓄もなく、相変わらず夜まで寝てるのでATMに間に合わないという失敗を繰り返している。いつもの私はどうやって財布の中身をキープしていたのだっけ。ATM手数料は屈辱だ。夜蝉が凄い。夜虫や蛙が余り鳴かないから、夜蝉が一番猛烈に夜を叩く。すき家で食べていたらサニーデイ・サービスの新曲が流れていた。やっぱり、ボーカルの湿り気が枯れてしまってるなぁ。ビーチ・ボーイズの原曲が流れたり、Light My Fireのイージーリスニングアレンジが流れたり、すき家は時々面白いものが鳴る。狂った悲鳴が聞こえる。レジで言葉の通じない同士が狂った会話をしている。この街ではいつものことだ。備蓄の必要性を感じてスーパーで即席麺なんかを買い込むのだけど、薄着で出たから冷気が寒くてお腹を壊しそうになった。今日は夜が暑い。暑いけれど、風が微かに流れると、ちょっと涼しいような気もする。下手に安物のサンダルで歩いたから左足の人差し指に豆が出来てしまった。部屋のなかは暑い。夜更かしが無駄に長引く。衝動に負けてTwitterをたまに観察すると、私達は社会に提言を続けていて、しかし、社会に提言出来る程に私達は大層な人間なのか? という悩みが無限に沸いてくるから神経が疲れてしまう。大層なことを語れる言葉遣いなんてしてなくて、自由を謳うプライベートの壁に隠れながらオフィシャルに影響を及ぼそうなんて都合のいい話なのだ。私達は如何にして、他者ではなく私達自身をオフィシャルな倫理によって統制することが出来るのだろう? しかしそれは束縛だろうか? しかしプライベートな自由を掲げる私達は、他者に向かっては平気でオフィシャルの束縛を……しかも自分達はそこからデタッチメントしたうえで……要求してやいないか? それは誠実でないのではないか? などと無駄な思考を巡らす程度には暑さにだらけている。スペシャル・リザーブのロック。この世の下劣を垣間見てしまったので、何も考えずにとっとと寝よう。

 2020年8月10日


 首を痛めてるのはいつものこととして、昨日は上手く寝付けず、四時間程しか眠れなかった。比較的頭は動いているけれど細かい思考が危うい。今日も後輩の尻拭いばかりしている。九回2アウトでサヨナラ負けして投手が泣き崩れている。然程自分に厄介が降り掛からなくても、隣の同僚さんが厄介を次々と引き受けるので、それはそれで気が休まらない。流水麺で簡単に蕎麦食べて白州のロックにスモークタン、もう眠くなってきた。枕、歩く。言葉は難しい。眠気を押してInstagramに写真を挙げてUSBに逃がす作業をやる。上中里周辺だけで一日に四百五十枚以上も写真を撮りまくる人間なんて、私ぐらいじゃなかろうか。容量ギリギリで、こんな暑さで何十枚もInstagramに連投したものだからスマホが熱い熱い。重くてまともに動かなくなる。暑いと身体中が汗疹で痒くなっていけない。夜食にカップラーメンがある安心感。寝る前に頭の運動をしよう、とPAVEMENTの感想を書き始めたら丸々二時間以上の夜更かし。また五時間睡眠とかになりそうなのだけど、こうも睡眠障害な毎日を送ってたらそろそろ仕事中にぶっ倒れるんじゃなかろうか? 言葉が煮凝りになるまで起きていても意味がないのだ。言葉が壊れそうになったら、逃げなければ。

 2020年8月11日

 今日は全て忘れた。仕方がない。のっぺりと軽く水色を混ぜた快晴が私達の街に覆い被さっていて凄まじく暑い。とても人間の歩き回る気温ではなかろう。けれど陸橋から富士山が見えるには、この街の空気は濁っているようだ。季節外れの忙しさに喉が詰まって、突っ立ったまま前のめりに転んでしまいそうになる。夏休み期間のズレやお盆帰省の自粛などが影響してるんだろうけど、このずば抜けた炎天下にわざわざ外出しなくても良かろうにと思う。何故か厄介事は隣の後輩さんが引き寄せてしまう。同僚さんが一人、蕁麻疹で休んだ。ファミマでたべる牧場ミルクフラッペを買った。パイナップルのドライフルーツ、何処かのコンビニで見掛けて見失っていたものをやっと発見した。駅から部屋まで、焦げた色の夜は暑く膨らんでいて風も生温くて汗が滲む。艦これのスクショを開放するために久々にTwitterをインストールして、直感的に文字を吐いていく頭の余力が残ってなくて中途半端に投げ出してしまった。爆発事故と、人気漫画の打ち切り、私達はどうせ最早まともな情報なんて誰も求めていなくて、不真面目な出鱈目を真理と名付けようとする短絡的な人間の感情が跳ね回って互いに衝突し合う肉団子のパチンコにまたもうんざりして、久々にけものフレンズ2炎上事件のことなど調べて愉快に嘲った。あと、何だっけ、私の日常はもっと具体的に陳腐だったはずだけど、今日は日記を書こうという気力もない。寒さよりは暑さのほうが対処のしようがあるし、胃腸や頭を壊しにくいので体調も安定するのだけど、生活的な諸々の煩雑さは冬よりも夏のほうが面倒だ。オールドパー12年のロックを舐めて寝よう。夏の問題、兎に角身体中が汗疹で痒い。

 2020年8月12日

 昨日も深夜に観始めた動画でへらへら笑ってたら四時間睡眠になってしまった。流石にズシンと眠気が来る。都内も曇ってきたし、埼玉のほうでゲリラ豪雨があったそうだ。洗濯物は大丈夫だろうか。私達は外国に来ている。道中がどんな経緯だったかは忘れてしまった。私達は窮屈な薄汚れた都市の狭いホテルを借りて、親戚のおばさんが、とある娼婦の噂について喋っている。親戚のおじさん曰くもう首都の端まで着ているそうだけど、窓から見下ろす街はビルが無理矢理詰め込まれていてこちらも息が詰まりそうだ。芝生を敷いた屋上テラスはわりと綺麗で、親戚のお爺さんが何かメモを書きながら地元の行事について悩んでいて、いっそスキー場を潰してしまうか、などと唐突に呟いたりしている。お爺さんは御高齢で脚が覚束なくて、屋上テラスを離れるときも私の父親に腕を引かれていた。車椅子、なんて外国のスタッフに説明して用意して貰えるだろうか。お爺さんの弱った脚取りに私は不安になるけれど、あれ、前歯取れたんか、と私の父親に声を掛ける時だけは、ちょっと元気だった。仕事上がりの東京は雨が抜けていて、disk unionでまた軽く買ってしまった。スマホの家計簿アプリの分類が大雑把だったので、過去に遡って小見出しで更に細かく分類させてみるのだけど、こういう細かい作業は眠くなってしまう。埼玉は降っていた。傘は例の如く持っていない。バスはまだ二十分余裕があったので、なか卯で二百円の冷やしうどんを軽く食べる。バス停は混んでいて、駅の軒下で雨宿りして行列が捌けてから乗り込んだので久々の立ち乗りになる。バスは揺れが強いので立ち乗りの負担が大きい。部屋に帰って早速布団に倒れる。雨上がりは羽虫が沸きやすいので、暫くは暑くても夜中に窓を開けるのは難しそうだ。全身が痒い。特に膝の裏が痒いのがいけない。右足の人差し指は完全に蚊に刺されていて、ここを刺されるのは、間違いなく自室でしかあり得ない。軽く寝落ちる。寝起きがちょっとつらい。洗濯物は半分ほど雨に遣られていた。濡れタオルで汗疹を拭いて、コンビニで夜食を買う。久々にボウモア12年のロック。明日は休みだけど、こうも蒸し暑くては眠気も起きぬ。脚が痒いと愚痴りながら、踏切を、一時間。


 2020年8月13日

 弟は残忍に育ってしまった。平気な顔をして他人を虐げた。弟は猫を一匹捕まえて、部屋のなかで思い出すのも躊躇われるぐらい残酷に虐待し始めた。私は何故弟の凶行を止めきれなかったのだろう。私と母は猫の悲鳴を聞きながら時々に嗜めるしか出来なかった。私は意を決して弟を叱ったが、弟は、見るも無惨な形状になった猫を窓から道路に投げ捨てた。猫のものではない、人間そのものの悲鳴が響き渡る。私は最後の警告として弟を窓のほうに軽く突き飛ばした。次に弟が同じようなことをしたら、私は警察を呼ばねばならない。私は良く分からないゴミ箱のような容器に水を詰めてから階下に降りる。食卓で弟は虐待などなかったように平気な顔をして笑っている。弟は知らぬ間に後ろ楯を得ているらしい。私は何故弟の凶行を止めきれなかったのだろう。弟の狂気は私にも向くかもしれない。次こそは警察を呼んででも止めなくては。焼肉のたれが小皿から溢れだしそうだった。腰に当てるはずのクッションが、俯せに寝落ちていた私の鳩尾に嵌まって圧迫していた。私は、私に弟なんていなかったことに、安堵と、同じ程度の恐怖を覚えた。踏切を書き進める。八月中に書き終わらなければならない。停電だ。午後三時頃、突然埼玉に猛烈な雷が鳴り始めて私は再び眼を覚ました。慌てて洗濯物を取り込んだ。昨日濡れたものも綺麗に乾いている。地元は雷が多い土地だったから慣れてはいるけれど、元々子供の頃から背が無駄に高かった私は、雷が鳴り荒ぶ田圃道を歩かされたせいで雷が苦手な人間なのである。雷の鳴り方は埼玉も北陸も同じようだ。空が引き裂かれ、地面が破裂し、世界はメキメキとへし折られて次元が歪む。網戸だけで外と繋がっているこの部屋に、雷が街を滅茶苦茶にする音が飛び込んでくる。埼玉でこれ程に猛烈な雷が鳴り続けるのは珍しい、と、ほんの数分だけ停電が起きて、扇風機が止まり、電気が消えて、私の窮屈な部屋がさっと静かになる。雨が降り始めてぱつぱつぱつぱつと街に針を降らせたような音が満ちる。扇風機がないと暑くて仕方ないんだけど、冷凍庫も溶けちゃうし、と心配していたら、気絶した人間がやおら起き上がるように電気が回復した。雨は降ったけれど、窓からギリギリ見える空はなかなか曇り切らず、うっすら青みを帯びていて、埼玉はまだわりと明るい。また一瞬蛍光灯が乱れた。もう三十分鳴り続けている。街を打ち鳴らしている。いよいよ空が暗くなり、雨が強まってくると流石に蝉達の鳴き声も掻き消えた。もう一時間は鳴っている。それどころか雨が強まるのに従って雷の本体が私達の街の真上に居着いてしまったみたいで、見えない摩天楼ががらがらと崩れて私達の街に降り注ぐのを聞いていると、本当に街が潰されやしないかと不安にすらなってくる。また停電した。街がすっかり暗くなっているから部屋も真っ暗で、扇風機が止まって部屋が暑くなって、また一分程で復活して……すっかりこの街は不安定だ。遂に稲光が走り始めた。稲光は心臓に悪い。街が壊されていく。いつか私の部屋も壊されるかもしれない。がらがら、どっしゃん、がらがら。ばきばきめきめきばきばき。久々に本垢開いてどうでもいいことを呟く。また停電。停電する度に部屋が暗くなっていく。また一分程で復活。雨が降ったせいか体がズシンと重くなってきて布団から動けない。湿気が強くなると肺が弱るのだろうか。おじさんが二人、移設後の大学の用地の処理について行政の怠慢を批判していて、そういう話を聞いてると苛々してしまう私は大声で二人に何か叫んでからその場を離れた。少年がショッピングセンターを走っている。ショッピングセンターというよりは、学校のような施設を無理矢理子供向けに改造したような通路も狭くて壁の硬い施設だ。少年が裏口の扉を開けると、既に若者達が集まっていた。一人の青年が少年を歓迎する。これなら何かが始まるらしい。なのだが、その青年が説明を始めようとした途端、テレビでは元木さんがチームメイトに突っ込まれ、一人が熱中症の手引きのようなものを配り始め、特に何も始まりはしなかった。神奈川でも五時台に雷が鳴って友達の部屋が停電したそうだ。寝落ちているうちに埼玉は雷雨が過ぎ去って夕暮れで街に赤い靄が掛かっている。実家からの荷物が届く。近所を通ったそうなのでちょっと早めに配達してくれたらしい。雨上がりの夕暮れはいつも禍々しいから窓の外は桃の果汁を白い布にぶちまけたような青紫色をしている。今日は結局何も出来ずにひたすら部屋で寝ていた。先日のように頭痛があるわけでもないのに、ここまで文字通り寝込んでしまったのは久々だ。何故か軽い吐き気すらあって食欲も湧かない。スマホの容量を開ける作業すら全く出来なかった。余りに動けないので、抵抗がてら踏切を書き進めた。二日で四千字。順調な滑り出しではないけれど、悪くない進捗。 因みに本日の日記、ここまでで二千字なり。艦これは、目標だった燃料備蓄五万に到達、本気で遠征と任務を回せば五日で二万燃料を備蓄出来るのだ。そろそろイベント閉幕も近付いてるし、明日からE-7攻略とレア艦娘掘り作業を再開させよう。
折角部屋に備蓄を溜めたのに、お湯を沸かすのも面倒でコンビニに出掛けてしまった。動画観ながら夜更かし。お風呂にも入らなくては。休日は生活が乱れ過ぎて大変。日記の頁を改める。






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