
「弱者の戦略」弱者である私の成功体験/失敗体験を洗い出してみた
こんにちは。リリーです。
フリーランスとして企業からの業務委託でプロジェクト推進やコンテンツ制作などをしています。
木下さんのVoicyの配信を聞き、今後のキャリアをどう舵切するかを考える上で「弱者の戦略」が必要だと気付かされました。
考えたことを記事にしていきます。
※有料配信です。
労働市場において私は弱者
労働市場の中で、私は常に弱者と言えます。
以下が私の状態ですが、これらを組み合わせるだけで相当不利でして、特にに29歳で出産してからこれまでの約10年間、「転職しよう」「仕事探そう」と考えたときに、書類さえほぼ通らないという事態に陥ります。
・愛知県在住
・女性
・子育て中
・転職歴3回
ただ、それでも、この10年間、なんとか仕事を続けてきました。そして、40歳となった今、これからのキャリア戦略どうしようかと迷っています。
今朝木下さんのVoicyを聞き、強者には強者の戦略があるように、弱者には弱者の戦略がある。弱者なのだから強者と同じ戦略ではうまくいかないのか、とハっとさせられました。
労働市場である私が今後どんなキャリア戦略をとっていくのかを考える上で、まずはこの10年を振り返り、弱者である私がそれでもキャリアをつないでこれた「成功事例」、その反対の「失敗事例」を振り返り棚卸をしてみます。
弱者の失敗事例「独身男性と同じ土俵に立つ」
この10年を振り返ると、うまくいかないときって大体独身男性と同じ土俵に立とうとしたときです。
ここでいう「独身男性」はあくまでも比喩です。
「独身男性」とは、性別年齢問わずこんな人です。
・自分の時間が豊富にあり、仕事に時間とエネルギーを全振りできる
・健康で元気
この10年私の状態はというと以下の通り。
・ほぼワンオペ育児/家事のため、仕事に時間とエネルギーを全振りできない
(短い時間なら全振りできる)
・大きな病気はないが、常に疲れている
いわゆる「独身男性」と肩を並べたとき、勝てるわけないのです。
でも、勝てるわけないのに、転職活動などうっかり独身男性タイプと同じ土俵に立ってしまい、玉砕、沈没、、、という失敗を何度か繰り返してきました。そしてうっかりしていると同じように勝てない土俵に立ってしまい、沈没を繰り返してしまうわけです。
ただ、そんな私でも今なんとか仕事を続けているには、出産してからの10年、小さなチャンスや成功に恵まれたからです。
今後のキャリア戦略を考えるために、弱者である私がどのようにチャンスに巡り合えたのかを棚卸していきます。
弱者の成功体験「評価してくれる上司に出会い、成果を出す」
これは完全に運とも言えますが「評価してくれる上司に出会いその人の元で働き成果を上げられた」のはこの10年で一番の成功体験です。
その上司は、以下を形だけではなく本気で実施しようというマインドを持っていらっしゃいました。
・仕事において成果が一番重要
・だから、部下が成果が一番出せる働き方を推奨してサポートする
そして、出社&長時間労働が当たり前の会社の中で、人生のフェーズに合わせて、時短勤務、リモートワーク、雇用ではなく業務委託で働く、など成果を出すためにさまざまな選択肢を用意してくれました。
また、成果を出すためにどんな仕事ができそうか、どんなキャリアを歩むと良さそうか、などを話し合ったりフィードバックしてくださったり、未経験業務をアサインして業務の幅を広げるなど育成までしてくれたのです。
なんとなく「従業員にワークライフバランスを」ではなく、あくまでも「成果を出すため」という企業としてシンプルな目的を置いているところがポイントです。
仕事自体はとても鼻歌歌ってできるレベルではなく大変でしたし、家庭側の調整は本当に大変です。それでも常にコミットして仕事をやりきれたのはこの上司のおかげと言えます。
実は、この会社に入社してまもなくは独身男性的な働き方を求められていたため、新米ワーキングマザーだった私は全然成果が出せず、あるときは降格までしてしまいメンタルズタズタでした。
でも、その後たまたまこの上司のもとへ異動となり、小さな成果を積み上げ、評価していただき昇格までできたことは、ほんとうにありがたい経験でしたし、純粋に「仕事って向き合うとおもしろいんだ」ということに気づけた貴重な経験でした。
残念ながらその上司は会社を卒業してしまいました。できればもっと一緒に働きかかった!長い人生ですし、またこの上司の元で働く機会があるといいなと思っていますし、これからも相性がいい上司や仲間、お客さんに出会っていくことをあきらめずに続けていきたいと思っています。
今日はここまで。
現在企業からの業務委託で案件を受注しながら仕事をしています。業務委託、時間の使い方や勤務場所の自由度が高いことは私が成果を出すのに重要な要素なのでとてもありがたい一方、今のままだとただの非正規雇用で不安定な状態ともいえるので、今後どのようにキャリアの舵を切ろうかと悩んでいますが、引き続き試行錯誤していきます。
弱者の戦略と言えばランチェスター戦略。
名前は知っているもののあまりよく理解していないので、本を読んでみようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。