見出し画像

大学の選び方 〜偏差値よりも中身を見よう〜


彩り豊かな毎日を過ごすみなさまへ


緊急事態宣言の延長に伴い、当塾の所在地である鎌倉市内の小中学校および神奈川県立高校が5月31日まで休校になりました。子供達が笑顔で通う姿を思い浮かべながら、オンラインによって授業することができる喜びを噛み締める毎日を送っております。


今回のテーマは、「大学の選び方」


高校生の皆さんには、後悔のない大学選びをしてほしいと心から願っています。


偏差値だけではなく、その大学に入学することで何を学ぶことができるのか、将来の進路に役立つ知識・スキルを学ぶことができるのはどの大学・学部なのか、という観点から選ぶことが大切です。


ここで、大学選びについての私の経験談をお話したいと思います。


九州ではラサールと双璧をなす進学校である久留米大学附設中学・高校に通っていた私ですが、中学入学当初から先生たちに、「東大か医学部を目指せ」と発破をかけられて勉強してきました。

高校生になり、自分自身の中に漠然とした「東京へ出たい」という思いが湧き出てきたことで、「合格する可能性があるのなら、東大に進学しよう」と考えるようになりました。「東大」というネームバリューに惹かれていたこともあると思います。

そして、私は数学が得意で好きな科目だったため理系を選択し、理系だったので理科一類を受験しました。将来の進路に対する明確な目標を持って大学に進学したわけではないので、大学2年生での進学振り分け(東大は、受験時ではなくて、大学2年生時に、進学する学部学科を決める制度があります)で大変悩みました。


理由は単純。


将来へのヴィジョンがなく、何を勉強したいか、何を勉強するべきか分からなかったから。


結局私は、そのとき勉強したいと思った都市工学科に進学するわけですが、将来に対する明確なヴィジョンがなかったので、都市工学での勉強にあまり熱が入りませんでした。結果的に、現在の私は都市工学とは関係のない職に就いています。


私はこの経験を反面教師として、子供達には後悔のない、有意義な大学選びをしてほしいと考えています。


まずは、将来何をやりたいのか、どういう形で社会貢献したいのか、についてよく考え、明確に具体的に描いて欲しいと思います。


次に、描いたヴィジョンを達成するには、何を勉強する必要があるのか、どんなスキルを習得する必要があるのか徹底的に調べてください。進路によっては、大学よりも専門学校やアルバイトとして修行する方が近道の場合もあるでしょう。


現在、日本には国公立・私立合わせて700近くもの大学があります。特に私立大学は588大学(平成29年度)もあります。少子化、大学の定員数抑制の影響もあり、全国の各大学は他との差別化を図り、授業内容だけではなく就職支援や留学制度などが充実している大学は多数あります。


大学全入時代と言われ、大学が生徒を選ぶのではなく、生徒が大学を選ぶ時代です。明確な目標を持って、どの大学のどの学部に入るべきか、納得のいく答えが出るまで入念に調べて欲しいと思います。今の時期はこれを行うのに最適な時期ではないでしょうか。


Lotus S.A.では、海外への留学を含めて、将来のヴィジョンの描き方から大学選びのアドバイスも親身になって対応していきます。また、選択の幅を広げるためにも、勉強をしておいて損はありません。学習もしっかりとサポートしていきます。



見えなくたって、あなたに感謝!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?