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感情と価値観がグラグラする4月13日(月):雨

ずーっとメディアを見ている

2020年、新型コロナがこの世にやってきた。
Stay Home!Social Distance! Stay Home! Social Distance!

とにもかくにも我々はみだりに外へ出てはいけない、人と触れ合ってはいけないという、ディストピアみたいな世界を生きることになりました。

私はこの一ヶ月で、恐ろしいほど時間を持て余すようになってしまいました。
ほぼ外に出ることなく、日がな家で過ごしています。
そうなると、メディアにふれる時間が自ずと増えます。
テレビ、ラジオ、Apple Music、ネットニュース、YouTube、動画配信サービス、各種SNS(Twitter、Facebook、Instagram)。。。
今までもこれらのメディアにはたくさん触れてきてはいたけど、普段は忙しく労働していたり遊んだりしていたため、今ほどの接触量ではありませんでした。(それでもかなり多い方だったと思うけど)。

そして今。

心と脳みそに対して情報量が多すぎる。

あらゆる立ち位置の意見が飛び交い、あらゆる感情が飛び交い、とにかくせわしない。せわしないのです。

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わたしがわたしを制御不能

インターネットの普及とSNSの登場によって、特にこの10年ちょいで、他人の考えていることが、嫌というほど可視化されるようになりました。

「これはこうである!」「あれはああである!」と【一億総評論家時代】で、あらゆる方法・考え方を知ることができます。すごいぜ!

かつYouTuberやインスタグラマーの台頭もあって、【一億総主人公時代】でもあります。誰だって指先一つでスターになれる可能性を秘めています。
すごいぜ!

それだけじゃありません。【多様化の波】も来ています。
様々な価値観を受け入れ、以前よりはマイノリティ(と今まで定義されていた人種)が生きやすい時代です。すごいぜ!




・・・・・私はすっかり疲れていました・・・・・



思考の選択肢が多すぎる。。。
「じゃあ私は何をどう考えよう?」
「何を軸として判断しよう?」

そんなことを日々考えすぎて、自分で自分をコントロールしていたはずが、気がついたらすっかり制御不能になっていました。
そして、その事自体にも気づかぬまま、この数年を生きていたんだと思います。はからずもコロナをきっかけに、自分のことを考え直す機会ができました。

また次回、つらつら書いてみようと思います。

ご紹介コーナー :ナイスな本

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「無意識の構造」 著:河合隼雄
日本を代表するユング心理学の研究者であり精神分析家、河合隼雄の「無意識の構造」。
精神世界って言うと、
「自分で自分に優しく!」とか「心の声を聞いて!」的な、気合いスピリチュアルっぽいイメージあるけど、そんなんじゃ最早にっちもさっちもいきません。精神というのは恐ろしいほど複雑で、とてもじゃないけど自分で把握しきれるものではないし、時代、文化、環境、性別、体験、ありとあらゆる要素が絡み合って意識に影響を及ぼしています。
そのへんをアカデミックかつ哲学的に解説してくれている一冊です。
悩める人は是非読んで見てください。自分自身に対する考え方がハゲるくらい変わります。
私もいま、久々に読み返しています。ちょっと弱ってるんだと思います。



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