見出し画像

ガリシアの巡礼路を歩く。|⑧パラス・デ・レイ〜アルスーア


こんにちは。ロス・カミーノスです。

和歌山・熊野古道の”姉妹道”であるサンティアゴ巡礼路を歩く企画。

これまでの記事に引き続き、「フランス人の道」を歩いた記録をまとめていきます。


今回ご紹介する行程は、一日の歩く距離としてはこれまでで一番長い、約28.5kmの道のりです。

写真と共に振り返っていきましょう!


(前回の記事はこちら)




■ ガリシアの気候

画像1


霧に包まれたパラス・デ・レイを出発、前日の雨でぬかるんだ森の中を進んで行きました。

ガリシアの巡礼路を歩いていて思うのは、本当に天気が変わりやすいということ。

いつの間にか霧は晴れ、雲の切れ間からあたたかい日差しが差し込むようになりました。



■ 巡礼路工事中

画像2


巡礼路を歩いていると、工事中の道が結構ありました。

「聖ヤコブの年」で巡礼者が増えるため、維持管理に力を入れているんだと思います。

中には車道を半分ふさいで迂回路を作っているところもあり、巡礼への力の入りようがよく分かりました。



■ 巡礼メシ

画像3


この日の昼食は、モストとトルティージャをいただきました。

トルティージャは言わずと知れたスペイン名物で、オムレツのようなもの。

そしてモストは、ワインに似た葡萄のジュースです。

アルコールが苦手な方におすすめのドリンクなんです。




■ メリデの猫

画像4


人口約7000人の比較的大きな町、メリデに到着しました。

町役場の目の前にあるサンペドロ教会で旅の安全を祈ります。

画像5

しばらく行くと、高台にある協会で、一匹の猫に絡まれました。

構って欲しそうに僕の周りをぐるぐる回っています。

おそらく他の巡礼者にもこんな感じで近寄ってきて、可愛がってもらっているんでしょうね。

(写真撮るの忘れました)




■ ゆるキャラ

画像6


1993年の「聖ヤコブの年」を記念してデザインされたゆるキャラ「ペレグリン」。

誕生から30年近く経過した今でも人気は高く、未だにグッズが作られているらしいです。

確かにかわいい...

今回の「聖ヤコブの年」に合わせても新たにゆるキャラができたそうですが、人気のほどはどうなんでしょうか。




■ アルスーア

画像7


歩き始めてからおよそ8時間。本日の宿泊地、アルスーアへ。

人口約6000人、ガリシア州を代表するチーズの産地だそうです。

30km近く歩いてヘトヘトだったので町の観光はできませんでしたが、ホテルの窓からは素晴らしい風景が眺められました。


本日はこれにて終了です。

次回に続きます!


【今回歩いたルート】
区間:パラス・デ・レイ〜アルスーア
距離:約28.5km
所要時間:約8時間
サンティアゴ・デ・コンポステーラまで:あと38.7km