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内定者はみた!日本ロレアルにおける理系の秘める可能性

理系の皆さん、こんにちは!私たちは日本ロレアルの内定者です。

皆さんはそろそろ就職活動について考え始めている時期でしょうか。
研究で忙しい毎日の中、就職活動に時間を割くのは意外と難しいですよね。
気付いたら3月になっていて、「とりあえず大手メーカーの技術職にエントリーしよう」という人が私達の周りに多くいた気がします。

しかし、一度しかないファーストキャリアの選択は非常に重要です。自分にとって最適な仕事選びをするに当たって、選択肢を広げることも重要なポイントです。それによって、自分が今まで気付いていないポテンシャルや可能性に気付くこともでき、自分の本当にやりたいことや活躍できる場所を見つけるいいチャンスでもあります!

そこで今回は、CEOジェローム・ブリュア氏の講演に内定者が潜入して感じた、理系学生の日本ロレアルにおける可能性について紹介しようと思います!

私たちが理系の学生に強みを感じたきっかけは、講演にてブリュア氏が度々用いていた"VUCA"という言葉でした。皆さんは「VUCA(ブーカ)」という言葉をご存知でしょうか。恥ずかしながら、実は私たちは初耳でした。ご存知の方もそうでない方もぜひ一緒に紐解いていきましょう!

VUCAとは?

VUCAとは、先を見通すことが難しい時代を表した造語で、Volatility(不安定さ)、Uncertainty(不確実さ)、Complexity(複雑さ)、Ambiguity(曖昧性さ)の頭文字をつなげたものです。

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VUCAの時代において、特に大きな変革が起きているのが「科学・デジタル・AI分野」。ブリュア氏は、これからの化粧品業界を劇的に変化させるのは上記分野のイノベーションであることを訴えていました。だからこそ、ロレアルは「科学・デジタル・AI分野」に力を入れています。
まず、科学分野では、研究開発に世界トップレベルの融資金額を費やし、約3,500人もの研究員が研究開発に世界中で従事しています。デジタル・AI分野では、バーチャルメイクアップの技術を持つスタートアップのModiface社を買収し、化粧品購入時のカウンセリングがオンラインで行われる時代への対応をリードします。さらに、膨大な顧客データを用い、多様化した顧客一人一人に合わせたデジタルマーケティングにも注力していきます。これらの分野では左脳的センスも必要するため、理系のバックグラウンドが大きな武器になってくるでしょう。

日本ロレアルは職種別採用を取り入れており、各職種のプロを育成しています。そこで本記事では、職種を理系職・文系職の2パターンに分けて、理系の秘める可能性を考えてみました。

大学で学んだ分野を仕事にも
活かしたいあなたに。(理系職編)

自分がゼミなどで専攻・研究した分野の職種に就ける、ということは働く姿がイメージしやすく、大きなメリットですよね。専門分野で活躍することは自分が大学生活で学んだことを発揮するチャンスです!
ここでは、

・R&I
・サプライチェーン

に焦点を当てた理系の活躍を考えてみます。

・R&Iがいないと始まらない!

R&Iとは、Research and Innovationを指し、世界のラボと協力しながらスキンケア・メイクアップ・ヘアケア製品などの研究開発を行っています。数々のヒット商品も生まれはR&Iからなのです。そんな中で、ロレアルにとって日本の市場は、3つの理由でかなりユニークかつ重要なポジションを占めています!

①世界第3位の市場
②顧客が洗練されている
③内資・外資の競合がバランスよく配置されている

このような日本市場に対応するため、ロレアルはアジア初の研究所として、1983年に研究開発部門を開設しました。更に、かながわサイエンスパーク内(KSP)に「日本ロレアル リサーチ&イノベーションセンター」を設け、「基礎・応用・開発・評価」のすべての研究段階を備えた研究体制を整え、化粧品業界における先端の製品開発を行っているのです!この研究所は世界に21か所ある研究所の中でも7つのハブ研究所の内の一つとして選定されている場所でもあります。

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特に私たちが面白いと思ったのは、アメリカのブランドである「メイベリンニューヨーク」のヒット製品でもある下地が、日本の研究所で日本人女性に合うように独自に開発されたものであることです。

ブリュア氏は、技術が発展していくにつれて現在主流の「アンチ・エイジング」が「再生医療」に変化するであろうことを述べていました。日本は高齢化社会が急速に進むことが予測されます。こうした環境の中で、「再生医療」の分野を世界に先駆けて開拓できることはとても有意義であり、チャレンジングでもあると私たちは思います。

VUCAの時代において科学分野で探求を続けることは必須。「激動の時代」R&Iチームと一緒に切り開いていきましょう!

・次世代の主役、サプライチェーン

サプライチェーンは、モノの流れに合わせて<製品の手配・在庫管理・配送・カスタマーケア>の全てを担う仕事です。
私たちはブリュア氏の講演を聞いて、そのサプライチェーンが次世代の主役になると確信しました!冒頭でも紹介したバーチャルメイクの技術発展により、化粧品が流通するチャネルとしてeコマースも主流になってきている中で、物流は命。つまり、サプライチェーンにスポットが当たる時代になる、と感じたからです。実際に、日本ロレアルはサプライチェーンにすごく力を入れています。そのことが詳しく書かれている記事を発見したので、読んで確かめてみてください!
(ジャンリュック ローランス氏のインタビュー記事はこちら)

そんなサプライチェーンの中で、今後より重要になるのは「Sustainability(持続可能性)」です。

「商品を必要としている方に、必要な数だけ届けること」の実現は、資源の無駄をなくし環境保全につながるからです。さらに、ブリュア氏はSustainabilityが顧客の購買意欲を促進する要素の1つになりうることも指摘していました。そのため、サプライチェーンでは、顧客の行動データ、在庫数とその品質、物流経路など、モノの流れに関する全てのデータを統合して分析することが求められます。

多様なデータを統合して、最適な答えを導くことは簡単ではないと思います。しかし、だからこそ遣り甲斐を感じられる職種でもあるのです!

理系のポテンシャルを活かして、
新たな分野で挑戦したいあなたに。(文系職編)

化粧品は「感性」が重要になる商材です。一方で、ブリュア氏の講演を聞いて感じたのは、VUCAの時代を切り開くためには「ロジック」も兼ね備える必要があること。
つまり、文系職も今まで培ってきた理系ならではのスキルが活かせる領域になるのです。私たちは、理系人材が少ない文系職でこそ、あなたが目立てるチャンスがあると確信しています!

私たちが考える、理系が輝く2つの職種をピックアップしました。

・マーケティング
・ファイナンス

・理系マーケターの視点求む!

こちらでは、ロレアルの「データマーケティング」に焦点を当ててみます。ロレアルでは、膨大な顧客データを用いて多様化した顧客一人一人に合わせたマーケティングを行っています。
それでは、ロレアルのデータマーケティングの強みを理系視点から解説させていただきます!

まず、ロレアルでは世界トップレベルのデータを保持しています。ウェブサイトの訪問者数は約12億人、SNSのフォロワー数は3.5億人になります。それに加えて、化粧品口コミサイト@cosmeと連携してよりコンシューマーサイドに近く、様々な消費行動を反映するデータを日頃からストックしています。

一方で、中国チームと連携した市場調査を行い、日本における中国人のインバウンド顧客獲得を目指す動きを筆頭に、多種多様なデータを他国と連携して分析しています。

このように、 膨大なデータの保持、世界レベルで培ったノウハウによるデータの分析の両者を持つことで、より日本市場に合致する施策を打つことができます。また、それらを兼ね備えていることは業界一位のグローバル企業ならではの強みだと私たちは思っています。

数字やデータを日頃から馴染んでいる理系の学生にとって、マーケティング職は、ロレアルのリソースを存分に活用でき、自分自身が活躍することのできる職種の一つではないでしょうか!

・ファイナンスは研究と似ている??

実はファイナンス職の仕事って研究に似ているのではないでしょうか。研究では、「仮説→実験→分析・考察」を繰り返す必要があり、論理的思考力が非常に重要です。広告・物流・販売などの業務全般の戦略を数値化し、経営を動かすことが仕事のファイナンス職業務は、まさにそのプロセスを実践しています。

ファイナンスの仕事で一番イメージを浮かべやすいのは、M&Aだと思います。講演にてブリュア氏も「NYX」というブランドの買収例を挙げていたのが印象的でした。NYXはアメリカ・L.A発のブランドですが、ロレアルグループによる買収の末、2018年3月に日本1号店となる旗艦店をオープンさせました。その豊富な品揃えはSNS上で多くのファンを魅了しています。

(以下、CEO講演から抜粋)
「NYXというブランドを買収したのはデジタルブランドだったからです。広告宣伝やメディア施策もデジタルに重きを置いていました。ロレアルがデジタル化を進めていく上で、ここから学びたいと思ったのです。この小さなNYXという会社からデジタル化を学び、我々は変わっていきました。」

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当然企業やブランドのM&Aを決めるプロセスは複雑です。そのため、ひとつの見方ということは前提になりますが、上記で言うと、ファイナンスの仕事は「NYXのデジタル広告のノウハウ」というマーケティング戦略からスタートし、「NYX買収が経営上利益にどういう影響があるか」の仮定を立てながら、分析・考察を繰り返すプロセスです。つまり、論理的な思考力が、巨額な金額を動かす経営につながっていくのです!

このように、理系の皆さんが培ってきた論理的思考力を使ってダイナミックな活躍ができるチャンスが、ファイナンスに備わっています!

最後に

いかがでしたか?これまで頑張ってきた理系の皆さんだからこそ、多様な選択肢があること、その中で日本ロレアルが魅力的であることが伝わっていたら嬉しいです。

少しでも興味をもっていただけた方にはぜひ応募をしてみて欲しいです。
一度しかない新卒採用で、みなさんが満足のいく結果になるよう、心から応援しています!

本記事で紹介された2021卒の採用スケジュール
(最新情報はマイページから!)

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※本記事は、内定者独自で書いている記事です。記事内容も個人の感想をもとに作成したものであり、日本ロレアル株式会社の公式見解、採用活動の公式活動ではございません。

※選考・内定者に関するご質問等のコメントには対応致しかねます。

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