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別に洒落なくてもいいと思う。

会社の庭木を剪定した。

私の働く造園会社は、剪定枝は堆肥場で半年以上かけて堆肥にしている。太っい枝は、割って薪に。なので、剪定枝は基本的に全部自社に持ち帰る。

ゴミになんてしない!絶対!

さらに言うと、その堆肥で野菜を作って販売もしている。最高に豊かな会社だと思っている。

が、しかし、職人さんたちにかかれば、枝は全部ただ枝であり、葉っぱはただただ葉っぱに過ぎない。だから、そのユーカリ下さい!とか、そのブラシノキは取っておいてほしい!とか言わないと、どんどん土に還っていく。私が剪定する日は、私が剪定枝も片づけるわけで。。

ということでゲット。すぐ飾る。

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台風の被害を受けた葉っぱは正直ぼろぼろ。あんまり気になる所は取って、葉っぱだけのオーナメントにする。花瓶がいいのがなくて、梅酒つける用の瓶だけど。この子たち、ひょっとするとゴミだったわけで。

お花屋さんでお花を買うのって、とっても素敵なことで、満たされた感じがするし、心地よい。

でも、花じゃなくても、洒落てなくても、すこし葉が傷んでても、聞いたことないような枝の一本でも、なんでもいいから飾るといいな、と思っている。それだけで、全然空気は変わるし、意識も変わる。

私は「庭のある暮らし」もっと言えば、「なんかを摘んでどっかに飾る暮らし」を伝えたい。そのために今、造園会社で働いているんだな。と、ずいぶんたってようやく言葉にできるまでに理解した。




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