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ロプンのチベット仏教と見えない仏

仏教って、時に科学と似ている。仏教は目に見えない神仏が相手だし、科学は目に見える現象から目に見えない法則を導き出す。共通点は論理。

アプローチも、実は似ている。

前の成功体験から、同じ事をして

再現しようとするアプローチと、

前の成功から、その法則を見出す

事で再現しようとするアプローチ。

インドから中国、日本へと伝わった

仏教に、論理学はほぼなかった。

もしくは、論理を嫌ったのか。

お釈迦様の修行に倣って、仏を

目指す道を結果として選んだ。

そのため厳格に伝統を守る方向

になった。

チベットの仏教は、インドから

伝わった仏教と中国からの仏教が

当初、混在した。

その後、割と早い段階でチベットは

論理的仏教を選んだ。

形式や伝統ではなく、何が仏を

仏たらしめるのかを突き詰める方。

仏は物質じゃない。

お釈迦様も「仏は目に見えない。」

と説かれた。

教えを伝える歴代の師も、論理的

思考は必須だ。中論を含む論書は

論理という鍵なしに、紐解く事は

難しい。

例えば学校で数学の定理を学んで、

定理を全て暗記しようとするのと、

定理がなぜ成り立つのかを理解して、

自分のものにしようとするかの差。

見えない仏を見る二つの方法。

ちなみに論理で仏を見る方法を

種明かしをすると、

いわゆる悟りをあり得ると理解。

すると阿羅漢があり得、そこから

順次菩提心などから仏があり得る

という所まで来ると見えた、と言える。

そこから仏を知って仏教への信仰に入る

と考えます。

#仏教 #チベット#チベット仏教#大乗仏教#解脱

インドからチベットに伝わった文化である「仏教」を仏教用語を使わず現代の言葉にする事が出来たら、日本でチベットの教えをすぐに学べるのに、と思っていた方。または仏教用語でもいいからチベットの経典、論書を日本語で学びたい方。可能なら皆様方のご支援でそのような機会を賜りたく思います。