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故郷タイを元気づける卒業生 〜2013年卒 Chutima Pratheepkongjaroenさん

右から四番目が、卒業生Chutima ** さん。


今回は2019年9月の卒業式、卒業生に向けてスピーチをするために別府に帰ってきた卒業生Chutimaさんにお話をお伺いしました。
Chutimaさんは故郷であるタイで、地域を元気にするため、社会貢献事業をお仕事にされています。
第一弾の今回は、現在のお仕事についてお聞きしました。


ー今どんなお仕事に就いていますか
Local Alike というタイの社会的企業で働いています。社会的企業とは、利益のみを目的とせず、社会問題の解決を目的として、収益事業に取り組む企業のことです。社会を開発するという取り組みも同時にしなければなりません。特に Local Alike は観光事業を行い、地元の人が様々な取り組みをできるようサポートしています。例えば、ワークショップを開催し、地元の人たちがいい環境で仕事ができるよう支援します。

ー今どんなお仕事をしていますか
私の役職はソーシャルインパクトマネージャーです。会社がどれだけ人々に影響をもたらすことができているか、プロジェクトの責任者のような仕事をしています。また、ワークショップのプロジェクトも担っています。例えば、ストーリーテリングワークショップとか。地元の人は恥ずかしがりやで、大勢の人に出会ったことがないケースが多いです。そこで、どうしたら自分の地元をもっと面白く伝えられるのか、そういうことを教えたり、一緒に考えるワークショップを開いています。また、その土地の何が魅力的かを一緒に考え、パッケージを作ります。その他は、商品の値段を決めたり、料理ワークショップを考えたり、いろんなことをしています。タイのバンコクが拠点ですが、タイのいろんな箇所へ出張によく行きます。

ーどうして今の仕事に就いたのですか
卒業したら日系の会社に就きたいと考えていました。もともとタイにあるアメリカ系列の不動産会社で、日本人のお客さんに対しての営業をしていました。とても良い仕事で、いろんな勉強ができました。しかし元々APS だったので、社会問題に対する興味が強くありました。2 年前くらいにタイの社会問題にダイレクトに関われる今の仕事に転職しました。

ー今のお仕事で楽しいと思いうこと、やりがいはありますか
いろんなところへ旅行に行くことができることです。自分の地元ですが、タイのいろんな部分や、タイ人のローカルな部分を見ることができます。local alike は新しい会社なので、何かに縛られることなく、自分がやりたいと思ったらどんなプロジェクトでもできるフレキシブルな会社です。

ー今考えているプロジェクトはありますか
今は環境についてのプロジェクトを考えています。最初会社では観光パッケージを考えて商品化する仕事をしていました。しかし観光には良いところもあれば悪いところもあります。たとえば、人がたくさん入ってきたら、それだけゴミが増えます。どのように地元の人がゴミを管理できるようにするかを考えたいと思いました。なぜなら、タイには行政による廃棄処分のシステムがないので、自分たちでゴミの管理をしなければなりません、私たちはそれを支援したいのです。例えば、リサイクルできるものとそうでないものをきちんと分け
る。分別してお金が手に入るシステムを作り、環境にも良いとなると、地元の人も積極的に取り組んでくれるでしょう。また、食料廃棄を肥沃にするなど働きかけます。


次回はChutimaさんに関する記事の第二弾を発信します!

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