炎上への備えはできていますか?
疑似体験ワークショップ
ループス・コミュニケーションズでは、企業の中の方が実際に直面した体験や不安に感じている話題を題材に、最前線で対応に当たる方々を対象にした疑似体験ワークショップを開催します。
ワークショップを通じて、ネット炎上時に、慌てず客観的に状況を判断し、適切に対処できる手順や心構えを身につけていきましょう。
また、ネット炎上への対策・対応を中心としたリスクマネジメント、クライシスマネジメントの知識を学び、リスク低減につながる社内ルールの策定にも役立てることができる内容になっています。
テーマを大きく3つに分け、炎上の原因となる、従業員、生活者、企業が発端となる炎上事例を題材にして、ワークショップ進めていきます。
◆ 従業員 ◆
炎上の原因は、経営層から一般社員、アルバイト、委託先企業の社員などの非常識な行動があります。
例えば、アルバイトによるいたずら(バイトテロ)、不適切な発言(誹謗中傷やハラスメント・差別など含む)、誤った内容の投稿(誤爆)、情報漏洩などです。
<事例1 "バイトテロ">
社内会議の様子がInstagramのストーリーズで配信されてしまった。「店舗のアルバイトが来店した有名人の個人情報をツイッターにアップして拡散してしまった!」
▼ワークショップで学ぶこと
生活者に対する公式アカウントでの一次対応(説明)、事実確認後の投稿内容の模擬作成など
▼ワークショップのゴール
再発防止方針の決定と社内ルールの策定(ポイントのみ)
▼参加者イメージ
SNS運用担当者、広報部門、リスクマネジメント部門 など
◆ 生活者 ◆
炎上の原因は、お客様や取引企業などが、貴社のサービスを通じて抱いた不快感に起因する行動があります。例えば、 生活者による迷惑行為、フェイクニュース、顧客からのクレームなどです。
<事例2 異物混入>
あるお客様から、購入した商品に「異物が入っていた」とTwitterに書き込まれた。「自社の飲食店に設置されているドリンクバーの氷ケースに虫を入れた動画がTwitterにアップされて拡散してしまった!どこの店舗かいつ頃かが分からない!」
▼ワークショップで学ぶこと
利用するお客様に対して企業の説明責任を果たすための、公式アカウントの発信内容と対話方法
▼ワークショップのゴール
緊急時の現場の対応手順の決定、生活者への情報開示内容と対応方針の決定
▼参加者イメージ
SNS運用担当者、広報部門、リスクマネジメント部門 など
◆ 企業 ◆
炎上の原因は、企業から発信された情報への違和感に起因する行動があります。例えば、 事件や不祥事(異物混入含む)、広告の表現、広報の対応などです。
<事例3 広告炎上>
YouTubeで公開したCM動画に性差別と受け取られる表現があると話題となり、ニュースサイトの記事に取り上げられた。「自社の公式アカウントから投稿した新商品のプロモーション動画が、女性蔑視だと批判的な意見とともにTwitterで拡散してしまった!」
▼ワークショップで学ぶこと
ソーシャルリスニングの方法、不快に感じた人の気持ちに配慮した公式アカウントの運用方法
▼ワークショップのゴール
緊急時の公式アカウントの運用方針の決定、生活者への説明内容と説明方法の決定
▼参加者イメージ
SNS運用担当者、広告・宣伝部門、広報部門、商品開発部門 など
ワークショップの内容
事前準備
まずは事前に、企業の悩みや課題をヒアリングさせていただき、参加人数や、参加部門の方に合わせた、当日の進め方をお打ち合わせします。
開催当日
当日は、オリエンテーションから始まり、ワークショップでのアクティブラーニング、講座形式でのインプットを通して、担当者が必要とする知識や、企業として整備が必要なルールを学習していきます。
※ワークショップの内容は、ヒアリングに基づき、お客様のご要望に沿った内容やシチュエーションにカスタマイズすることが可能です。
【講師】
福田 浩至
株式会社ループス・コミュニケーションズ副社長1984年慶応義塾大学工学部卒業。同年株式会社日立製作所入社。システム開発研究所にて文書画像処理、LSI(ゲートアレイ)の論理設計、ワークステーションのユーザインタフェース研究等に従事。93年同社を退社。
以降、システム開発ベンチャー企業2社の開発責任者を歴任。05年7月に株式会社ループス・コミュニケーションズ創業取締役副社長に就任。
以降、ソーシャルネットワークサービスの開発、ソーシャルメディアの企業導入コンサルテーションに従事。多数の企業にて、ソーシャルメディアの効果的かつ安全な運営を支援。
特に、企業のソーシャルメディア活用におけるルール「ソーシャルメディア・ポリシー」策定が専門。社員向けのソーシャルメディア・リスク啓蒙研修の講演実績も豊富。
著書
『企業のためのソーシャルメディア安全運用とリスクマネジメント』
(翔泳社)
『広報入門プロが教える基本と実務』(宣伝会議)