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孤独なヴィーガン

最近池井戸潤という方の小説を2つほど読みました。
最初に読んだのは図書館で何気なく手に取った「俺たちバブル入行組」という銀行員を主人公とする物語でした。あらすじも何も読まずタイトルだけで選びました。

家に帰って読み始めるとなんと主人公の名は「半沢直樹」。
テレビを持っていない私もさすがに「半沢直樹」のドラマが人気だったことは知っています。

あの「倍返し」で有名な半沢直樹です。

2冊読んでみて、半沢直樹が同期の仲間と居酒屋を訪れる場面に何度か出くわしました。

そんな場面で彼らが焼き鳥などをつまにみお酒を飲む様子が描かれます。

ヴィーガンである私はここで「あー、私は鶏肉を口にするということがないから、焼き鳥をこんな風にお酒と一緒に楽しむこともないのだなぁ」という思いが脳裏をよぎります。

日常生活でヴィーガンである自分がひどく孤立しているのでは?と思うことは多々あります。

街に出ればハンバーガーショップはいくらでもありますし、ラーメン屋しかり。日常的に接する人々の中にヴィーガンはいません。

そして家に帰ってTwitterをのぞくと日に一度は畜産動物が置かれている過酷な環境に関する記事を目にし、「孤独だけど、やはりヴィーガンであることを続けよう」と、そんな風に思いを新たにします。

今プラントベースの食べ物や、大豆ミートなどおを店頭で見かけることもありますし、ヴィーガン料理を供するレストランも増えてきているようです。

でもやはり、見渡せば身近にヴィーガンの人々はいません。

周囲に仲間のいないことを貫くのは本当に孤独。

それでも動物たちへの負荷をいくばくかでも軽減できていると信じて、今の食スタイルを続けようと思います。


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