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精神障害と歯のお手入れ

パニック障害対応の歯医者さん

私は歯のくいしばりがもう5,6年続いています。
治療してくれる歯医者さんはないものか?
と探していたところ、ふとパニック障害の方でも安心して治療を受けることができる歯医者さんがネットで目に留まりました。

私が以前重度のパニック障害に悩まされていたころ、歯の治療をする必要が生じて、あの身動きできない状態で治療を受けるの恐ろしく、発作を起こすのではないか?と毎回憂鬱な気持ちで治療を受けていました。
パニック障害をお持ちで歯科受診や美容院が苦手な方は結構いらしゃると思います。

私が今回見つけた歯医者さんは関西にあります。
パニック障害を持った患者さんを300名以上治療してきた実績があるとのこと。

カウンセリングまで実施しているらしく、パニック障害であることを明かしたうえで治療を受けられるだけでもかなり気持ち的に違うのではないでしょうか?

どんな風に治療をするかというと、麻酔を使って患者さんが眠ったような状態で治療が進められるようです。

事例もこの歯医者さんのページには載っていました。
パニック障害もあって歯の治療ができずにいた女性。
抜歯3本(即時埋入)、インプラント治療を合計4本埋入。また、レジン充填による修復7本、クラウンによる補綴治療2本を実施したそうで、その治療内容の詳細は私にはよくわかりませんが、なんと

治療費  284万円(税込)
治療期間 約5か月(3回)

私のような素人から見てもインプラント4本というだけで高額であろうことは予想できましたが、最終的な治療費を見て驚きました。
かなりの高額です。
口コミまで調べてみましたが、どうも保険非適応の部分もあるようで、そのために高額になるようです。

いずれにしてもこの治療費はちょっと高すぎます。

またこのケースの方はミガキ等のケアを長年しなかったのでは?とも思います。
ここまでの治療が必要なほど放置しておいたということでしょうから。

ただ、麻酔も使わず、そしてここまで高額な治療にならずとも、普通に虫歯を治療するという時に、あらかじめ歯医者さんに「私はパニック障害なんです。」と伝えられることができれば少しは気持ちが楽になるのではないでしょうか?

問診票に「パニック障害」が加わる日

治療中にパニック発作を起こすのではないか?という心配ももちろんですが、それを明かさずに治療を受けに行く精神的な負担も大きいものです。
電車の中でパニック発作を起こした時の、あの発作そのもの以外に味わう孤立感。
だれも今の私の精神状態を知らない、助けてももらえないという絶望感。

パニック障害に関わらず様々な精神疾患が、まるで、右利きと左利きの違いと同じくらいに認識される日がくるのを願ってやみません。
歯医者さんに限らず、理美容院などでも「私パニック障害を持ってるんです」とためらいなく言える日。
医療機関の初診時の問診票に「パニック障害の有無」を尋ねる項目加わる時代がいつか訪れるでしょうか?


お風呂よりも歯のお手入れかも

先程の事例で私の解釈に間違いなければ13本の歯の治療に284万円かかっており、1本あたり約22万円費やしたことになります。
歯はお金に換算するとそれだけの価値があるとも言えるのでしょう。

パニック障害に関わらず、メンタルに支障を来たすと、ボディケアがおろそかになったり、また過食や食生活の乱れから口の中に食べ物、特に甘いものを取り込んでいる事が多く不衛生な状態が続く可能性が高まるかもしれません。

この状態で歯のお手入れを怠ると歯に悪い影響を及ぼすだけでしょう。

私の歯は食いしばりでかなりダメージを受けてしまっていて、欠けたりもします。かぶせたところが取れてしまったり。

メンタルな疾患で身だしなみや美容がおろそかになったり、入浴が億劫になってしまい、毎日きちんとこなすのが困難な場合もあると思います。

そういった事はよほど支障がない限りある程度後回しになってもいいと私は思ってます。

ただ歯はのお手入れだけは、何としてでも怠らず励行する、これをおすすめします。
歯ブラシだけではなく、歯間ブラシやデンタルフロス、うがいも併用した丁寧なお手入れです。

パニック障害と歯ぎしり、うつ状態から来る過食を実際に経験した私からのアドバイスです。

偶然ですが、今日はバレンタインデーでしたね。
チョコ食べたら歯磨き、ですね。

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