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【カルドアンシェル】デバッグ解説【テーマ解説】

はじめに

肌寒い、というかもう冬!みたいな気温になっておりますが、
皆様、いかがお過ごしでしょうか、どうも俺です。
(執筆時11月末)

コロナやらインフルエンザやら、
そういった病原菌に対してしっかりとした対応をとるのはとても大事です。

ということで、今回はカルドアンシェルにおける病原菌、
すなわちバグカードを扱ったテーマ
【デバッグ】テーマについて解説していきます。

デバッグとは

デバッグとは、そもそも
「ソフトウェアやシステムなどで発生した不具合を修正すること」
を指します。

では、カルドアンシェルのデバッグはどうなのかと言うと。

【デバッグ】
手札、山札、捨て札にバグカードがある場合、
それを1枚除外し、追加効果を発動。

ゲーム内説明より

カルドアンシェルの"デバッグ"は、
バグカード(『ウイルス』『エラー』『フリーズ』の3種)
を取り除くことで発動する効果を指すわけです。

バグカードがあれば1コスト20ダメージ!

バグカードを取り除く順番は、
手札→山札→捨て札の順番でサーチされ除外されます。

また、"除外であること"も大きな特徴ですね。
(除外テーマ解説でも触れております)

仕様自体は非常にわかりやすいのですが、
これまたわかりやすい大きなネックがあります

そのバグカード、どうやって用意するの?と。


【デバッグ】のもう一つの側面

【デバッグ】テーマのもう一つの側面、それは
"バグカードを発生させる"ことになります。

デバッグを発動させるためのバグカードを自前で用意することで
デバッグ発動のための弾を用意するわけです。
これなんてマッチポンプ?

また、バグカードを発生させるカードは
バグカードを発生させる代わりにコストより強力な効果を持っています
(一部カード(『夜の住人』とか)を除く)

生成できるチートコードもあるのでめっちゃ見るカード

そういった強力な効果を使いつつ、
デメリットで発生したバグカードをデバッグで処理し大きな効果を得る

それが【デバッグ】テーマの理想的な動きです。


…なんか二度手間?

そう、何を隠そう【デバッグ】テーマの大きな欠点、それは
バグカード発生カードとデバッグカード2種類を用意した上で
バグカード発生カード→デバッグカードと使用しなければいけない点
になります。

他のテーマであれば1つの効果でデッキを回すことも珍しくないなか、
テーマ内で2種類のカードを用意し、あまつさえ使用順も指定されるのは
他のテーマに比べると大きなディスアドバンテージです。

また、コモンデバッグカードは必殺技使用時
デバッグ×2を得るだけで基礎数値が上がらない為、
序盤の必殺技使用がしにくいという足枷があります。
(バグ発生カードに使っていけば良いですが)

そういった意味で、【デバッグ】テーマは
やや中級者~上級者向けの扱いが難しいテーマと言えると思います。

それでも、強力なバグ発生効果とデバッグ効果が
うまくかみ合った時はかなり強力なダメージを叩き出すことが出来る
ため、
上手く使いこなしていきたいですね。


その他あれこれ

その1

バグカードを発生させるカードに
『スチュワート』チートコードが付くと
カード効果でバグカード発生→即デバッグが発動するので、
『スチュワート』チートコードのついたバグカード作成カードは
ピック優先度がちょっと高くなります。

その2

【デバッグ】テーマのバグカードを作成するカードは、
バグカードを"生成"ではなく"捨て札に加える"ので、
加えられたカードは当然使っても消滅しません
(『フリーズ』は自身の効果で除外される)
なので、大量のバグを生み出して捨て札をリシャッフルしてしまうと
動けなくなる、というリスク
があります(というかそれが本来のリスク)
適度にデバッグをしていきましょう。
出来ればリシャッフル前に
『退魔サブマシンガン』や『マヤさんカッター』で全除外を狙いたい所。

その3

【デバッグ】に限った話ではないのですが、
素点のダメージ(orブレイク)&条件が発生したら威力増のカードの場合、
ブーストは素点のダメージだけを上げ
ダメージ+(orブレイク+)は素点と条件数値両方を増やします
総合的に見るとブーストもダメージ+(ブレイク+)も
期待通りの結果ではあると思いますが、
個人的にどっちだっけ?となりそうだったので記載しました。

その4

【デバッグ】テーマは
『くろなのイタズラ』(0コストで1回復+『ウイルス』3枚捨て札に)
が自然に入ってくるうえ、対となる
『自称エリート天使』(1コスト12ブレイク、デバッグでコスト1回復)
もあるので、他テーマよりコスト回復がしやすい、
というのも隠れた特徴、強みとしてあるんじゃないか
と思います。
後述するディーヴァ『ぐるぐるコンフュージョン』や
『花言葉:「幸運」「私のものになって」』の必殺使用もあるので。


ディーヴァ解説

なんか全員ぎゃる☆がんキャラでした

Twinkle,twinkle,W star(神園 真夜(ぎゃる☆がん だぶるぴーす))

お姉ちゃんと曲名一緒だったのね
(同曲ボーカル違い)

条件難易度:中

バグカードを発生させ、それを除外しなければいけないため
そこそこの難易度はあると思います。
バグカードを除外するのにデバッグである必要は無く
除外カードを使った除外や『フリーズ』自身の除外も含まれるため、
手段はそこそこあります。

ライブ効果:強

【デバッグ】テーマのバフ担当ディーヴァです。

【除外】テーマのお姉ちゃん側と似たような効果を持っています。
ただやはりあちらと比べると、
バグカードを用意しそれを除外する手段を用意しなくてはいけず、
ブースト値も劣るため少し弱い
、と言えるでしょう。
(多分あっちが強すぎるだけです)

ただお姉ちゃんと違い、0コストのバグカードを除外、
しかも除外効果で除外してもブーストを得られる
ため、
お姉ちゃんの方とはまた違った強みもあります。

インストールされている場合は追加で3ブーストを得ますが、
その場合はインストールを付与する方法を用意する必要があり
汎用性のある効果とは言えません
『いい加減な医者』(ランダムなインストール付与バグカードを生成)も
ランダムなのでうーん、となったり。

配置:やや強

ブーストを継続的に得られる能力なので
配置すれば強力ですが、やはり効果発動がやや難しいのがネックです。
それでも十分配置する価値はあると思います。

ぐるぐるコンフュージョン(くろな(ぎゃる☆がん だぶるぴーす))

条件難易度:易

バグカード生成カードを使えばよいだけなため、難易度は低いです。
またルールでバグカード生成もよくあるため、
戦闘開始時から発動も珍しくないディーヴァです。

ライブ効果:強

ターン安定+テーマ強化担当のディーヴァです。
が、普通にライブ開始して2コスト回復するだけで偉すぎるし、
さらにデバッグに欠かせないバグカードを6枚も生み出せるので
【デバッグ】の動きが非常に安定するようになります

このカード自体でダメージを叩き出せるわけではないので、
そこは他のカードやディーヴァでカバーしましょう。

配置:強

配置するだけで実質開幕コスト5+バグカード6枚+音符+配置支援と、
【デバッグ】でやることは十分できる土台が作れると思います。
ルールで自動発動する時は配置不要ですが、
そうでない場合は配置候補に挙がると思います。

ゆびきり(野々宮 かなめ(ぎゃる☆がん りたーんず))

条件難易度:難

バグカードを2枚以上生成した上でデバッグを2回発動は
結構意識していかないと難しいです。
『ジョルジュ』チートコード付与の
バグ発生カードやデバッグカードを駆使して、効率よく発動させたいです。
デバッグカードの必殺技使用もありですね。

ライブ効果:やや強

テーマ強化担当ディーヴァです。

デバッグが2回発動すれば、
ブレイクやダメージの値が大きくなり、
コモンカードもフィニッシャーとして運用が出来るため強力
ですが、
デバッグを2回発動するには2枚のバグカードが必要で、
通常以上にバグカードを生み出さなくてはいけません

強いんだけど運用にやや難がある、
そういったライブ効果だと思います。

配置:やや強

発動難易度は高いしライブ効果も強めなため、
配置推奨ディーヴァではある
のですが、
如何せんバグカードの作成が大きくのしかかり
そしてそのバグカードが大量に発生できるのであれば
デバッグの2回発動も自然に行えている
という
ちょっとしたすれ違いが発生しています。
弱いというわけではないがうーん、といった感じ。


強いカード

くろなのイタズラ(くろな(グリムガーディアンズ))

正直このカードは強いとかいう話ではないのですが、
つまるところ【デバッグ】テーマの
基本にしてなくてはならないカードです。

1コスト3回復で行動を阻害せず、デバッグに必要なバグカードを作成でき、
そしてなにより入手難易度が容易

(『くろな』チートコード、『ぐるぐるコンフュージョン』等)な為、
【デバッグ】テーマでは強化優先度が非常に高いです。

『くろな』チートコードが付与されたカードは
他のテーマでも十分強力ですが、
【デバッグ】テーマの際はとりわけピック優先度が高くなると言えます。

花言葉:「幸運」「私のものになって」
(シャムロック(Planet Garden))

お庭を広げるな

【デバッグ】テーマのドロー担当…なのですが、
素のドローが1枚しかなく、
そのままだとバグカード作成がメインとなる
カードです。

このカードの真価は必殺技で使用した時で、
5枚ドローに『エラー』6枚作成、更に2コスト回復
化け物じみた強さになります。

2コスト回復が偉く、他のテーマ、
特に生成でデッキを回すテーマで使っても
デメリットの『エラー』作成を気にせず使えるので強力
です。
(僕はワイルドカードのドロー枠はこのカードにしています。)

百発百中の弓兵(ディミートリアス(もっと!ぼくらのキングダム))

0コストアクションはそれだけで価値があります

また、デバッグでもアクション成功時でもどちらでも生成出来るのが最高
敵のタイムカウントが長かったりアクションに不安があってもデバッグで、
またバグカードがデッキに存在しなくてもアクションで、
という風に滅茶苦茶柔軟に立ち回れるカードです。

デバッグで生成すれば、
このカードと合わせて2回デバッグ出来るのも超優秀です。

わ、わたし、人間ダヨー!(なな子(グリムガーディアンズ))

一見すると『ヘヴンズセイバー』(連撃を2枚生成)の劣化ですが、
(何も考えず運用するとその通りですが)
"デバッグを持つ"ということはそれだけで価値があります。
(しかも0コスト)

【デバッグ】テーマはブーストを上げていくことが多い
(『Twinkle,twinkle,W star』や『ジョルジュ』チートコード)ので、
こういったアタックカードを複数生成するカードは
地味ながら入れていきたいです。

魔王の精霊機(魔王インフェルディン(フレイリートⅡ))

1コストで17ブレイクかつ効果範囲が優秀です(攻撃対象からT字)。
特に浅い階層だとシンプルに使いやすいカードです。
深い階層ではピック優先度は下がるかもしれません。

輪廻天翔(ジョルジュ(九魂の久遠))

リブートが付いているため、
序盤からこのカードだけで2回デバッグが出来るのが優秀です。
『コトドリの妖魔獣人』が泣いています
(同コスト、リブートなし、デバッグダメージが2だけ高い、
必殺技使用でも素のダメージ変わらず)(一応あっちはコモンですが)

またデバッグ威力もそこそこあり、
必殺技使用で素の威力が少し上がる為、
特に『ゆびきり』発動時には十分フィニッシャーになるカードです。

マヤさんカッター(真夜(グリムガーディアンズ))

ちょっと特殊な切り札です。

まず、このカードの効果でバグカードを除外することは
"デバッグ"ではないため『ゆびきり』の条件は満たせません

そして、全種類というテキストですが、
これは文字通り"種類"を参照するため、
例えば『コトドリの妖魔獣人』(デバッグ時ダメージ+15)を2回使っても
ダメージ+30とはならず、ダメージ+15となります

また、ダメージやブレイクが増加した値は
発動した分カードのテキストが変わります
が、
『ハピクル、ハピクル!』(デバッグ時1ドロー)や
『自称エリート天使』(デバッグ字1コスト回復)等の効果は
カードテキストには載りませんがきちんと効果は発動します

これらの"発動したデバッグの効果を発動"は、
使いこなせれば強いですが、
このカードを入れる真の目的はやはり
"すべてのバグカードを除外"という点にあると思います。

"その他あれこれ"で触れましたが、
バグカードを発生させたままリシャッフルが発生すると
山札にバグカードが入り、今後の動きを大きく阻害する
ため、
できればリシャッフル前には
このカードや『退魔サブマシンガン』を使って
捨て札からバグカードを無くしたい
です。

また、『Twinkle,twinkle,W star』の発動や、
効果を得るために使っていくのも良い
でしょう。

そして特筆すべき点として、
このカードを必殺で使うとダメージが33(元の数値の11倍!)
になるため、実は切り札としての運用はかなり有り
と言えると思います。

総じて、
0コストで捨て札、デッキからバグカードを除外する利便さと、
デバッグを何度も発動したり必殺技で使用することで
切り札としても使える優秀さ
から、
使い手の技量が試される1枚だと思います。

退魔サブマシンガン(しのぶ(グリムガーディアンズ))

こちらはうってかわって【デバッグ】のTHE・切り札です。

とにかくバグカードを増やしまくって撃ちまくれ!
という爽快感のあるカードです。

必殺技使用なら威力は2倍
相手をハチの巣にしてやりましょう

『オリジナル・ワン』とは違い、
"攻撃回数を増加"するのではなく"威力を増加"させるため
どれだけバグカードがあっても攻撃回数は1回です。

『ゆびきり』発動時でも
バグカードの枚数が増えるわけではないので効果量は変わりません


相性の良いテーマ

除外

デバッグの発動でバグカードを"除外"するため相性が良いです。
『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』の両ヒロインがディーヴァで、
しかも両方似たような効果なのも、狙ったことだと思います。
(さあ、どっちを選ぶんだ?)

インストール

大量に同じカードを作成するのでインストールと相性が良いです。
生成したバグカードにランダムインストールを付与し、
『久遠:幼魔形態』が付けばデッキを阻害するというリスクなしで
デッキを回せます
し、他のチートコードがついても
バグカード作成のリスクを軽減できます

デバッグでは手札のバグカードから除外されるので、
バグカードをプレイしておきたい!というときは
忘れずプレイしてからデバッグしましょう。


一応【サスペンド】について、
バグカード1,2枚に付与すればデバッグの弾としては足りる、
(からそこまでバグカード発生カードを入れなくても良い?)
ということは言えますが、リスクが高くなりやすいので
あまり相性が良いとは言えなない気もします。


まとめ

バグカードを生成しデバッグする必要があるという
大きな欠点を抱えてはいます
が、
それでも両者の動きがうまくハマった時のリターンは絶大で、
またコストもかなり回復しやすいことから余裕をもって行動が出来ます
カードゲームらしい楽しさ
カルドアンシェルらしいぶっ壊れ感が味わえる
それが【デバッグ】テーマです

デッキの構築難易度やプレイ難易度はやや高め
中級者~上級者向けのテーマと言えます。

ですが、このテーマを狙って使いこなせるようになれば
カルドアンシェルの奥深さがわかってきたと言っても
過言ではないと思います
。(僕はまだまだです)


是非、皆様もマッチポンプを楽しんでください

ご精読ありがとうございました。

おわり


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