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【外部院試はここが辛い】これからの受験生へ


自己紹介

 こんにちは。私は今年の夏に東京工業大学工学院情報通信系に合格しました。現在は都内の私立大学に通っており、外部院試を受けて無事に第1志望の研究室に配属されました。私自身の経験に基づいたものになるので個人差はあるかと思いますが、是非最後までご覧ください。

ココが大変

周囲の学習環境

 おそらくこれが一番イメージしやすいことだと思います。多くの大学の場合、学部卒就職がほとんど、内部院進がほとんど、学部卒就職と内部院進は半々くらいのいずれかでしょう。当然ながら、学部生のほとんどが外部院進を希望することはありません。つまりは、孤独との戦いです。大学受験などでは身近に同じ大学を受験する人がいるケースが多いと思いますが、外部院進ではかなりレアケースかなと思います。また、近年は就活の早期化がトレンドとなってきているため、4年になった段階で多くの人が就活を終え、遊びに移行しているなんてこともあります。私の場合はそうでした。内部の院試は本命の大学院の試験の約1ヶ月半前だったため、その期間で勉強している人などほとんどいませんでした。まさに孤独との戦いです。いかに周りに流されないかが非常に大切だと思います。言い過ぎかもしれませんが、これから院試を控えていて頑張りたい人は適度な距離感を構築しておきましょう。
(↓私の実体験)
 毎週月曜日は仲のいい友達が数人学校に来ているということで、授業はありませんでしたが、午前中から学校に行って勉強し、お昼を一緒に食べていました。
 ただ、お昼を食べた後に結局一緒に行動することになり、気づけば空き教室で一緒におしゃべりが始まったり、ゲームしていたなんてこともザラでした。たかが週1、そんな風に考えていた時期もありましたが、1週間に4時間ほど無駄にしていたと思います。「学校に行く→友達とゲーム」するという毎週のルーティンを壊すため、自身の心を鬼にして月曜日も学校に行かず、地元の図書館に篭りました。全てを終えた今、この決断が自分を成長させたと考えています。院試のために捨てるべきものは捨てましょう。
「自分の弱さが出てしまう環境には足を踏み入れない。」
 
人間関係絡みの話で少しグロい話に感じるかもしれませんが、これくらいの覚悟が必要です。意地でも周りに流されないような強い気持ちを持ちましょう。

情報収集

 今の時代はインターネットが普及しています。とはいえ、大学院試に関する情報は非常に少ないです。外部院試における情報難民は間違いなく合格できないと思います。(一部天才は除きます。)私が実際に活用したのは以下のものです。

Youtube(外部院試はどんなものかを見ました。)

・note (有料記事を2部ほど購入しました。非常に有益でした。)

・X(同じ学科を受ける人を探し、コミュニティに入れました。本当に感謝しています。)

・メルカリ(過去問の解答を購入しました。)

・LINEオープンチャット(解答共有を行いました。匿名なのが安心安全です。)

このようにかなりいろいろなプラットフォームを利用しました。今思うとこれらなしに合格は考えられませんでした。関わってくださった方々には本当に感謝しています🙇 同じベクトルで頑張る人と繋がることは非常に大切だと思います。最後までモチベーションの維持に繋がりました。(ライバルかつ仲間なので複雑な気持ちでしたが・・・)

模試がないこと

 外部院試における不安の原因はこれです。自分の立ち位置が分からないことだと思います。端的に言うと、いくら勉強しても安心できない状態が続きます。さらには受験直前の受験会場案内が来るまで、志願者数すらわかりません。
 ”どの時期までにどれくらいのレベルまで持っていくか”を把握する唯一の方法は過去に合格した先輩をマイルストーンにすることです。実際に私は、多くの先輩方のnoteやXでのポストを見て、自身の現状と照らし合わせ続けました。

興味がある方は、ぜひこちらの記事を購入してみてください🙏
 皆さんのマイルストーンとなって欲しいという思いで、かなり事細かに受験体験を書きました。私が受験したのは工学院の情報通信系ですが、他を受験される方にも有益になるような情報も多数入っています。他の方の体験記も含め、数千円の参考書なんかよりもよほど大切だと考えています。
 合格体験記をご購入いただき、早い段階で院試勉強に対する前向きな気持ちを持ってもらいたいと切に願っています。

最後に

 受験を心に決めたら、まずやるべきは情報収集です。これは院試の直接的な受験勉強よりも遥かに大切です。自分自身と似た境遇の先輩を探して連絡を取ってみるなどしてみましょう。また、身近に外部院進を志す仲間がいれば、可能な限り繋がっておきましょう。いつかきっと心の支えとなります。
過去問の解答に関しては、最悪どうにでもなります。(メルカリやnoteなどにたくさんあるので)
 ”院試は8割が情報戦”という言葉を深く心に刻んでください。情報戦に勝つことが合格への一番の近道。受験を終えた今、そう考えています。

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