棟方志功聖地巡礼in富山 stage.1 【躅飛山 光徳寺】
昨年晩夏、それまであやしいウイルスに阻まれていたプランを実行すべく、北陸を訪れた際の記録を順にまとめています。前回までは金沢旅行がテーマでした。そして今回より、元来の目的だった富山県南砺市福光へ”世界のムナカタ”こと棟方志功の文化遺産を辿った、いわゆる聖地巡礼の内容を複数回に分けて記述していきます。よろしければ引き続きお付き合いくださいませ📖
それではさっそく出発いたしましょう!
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北陸で迎えた朝。同行の晴れ女の威力は健在で、文字通り目の覚めるような晴天に🌞この世のすべてに幸あれ状態\(^▽^)/ 裏腹に、期待と出陣前の緊張感が入り交じり身支度中の顔面がむしろ蒼白だった記憶も蘇ります。← とにかくこの日は3カ所まわる予定だったため、早々にチェックアウトし、行動開始✊🏻本日乗車予定のバスの停留所がある金沢駅西口へと向かいます。(実は前日、JR金沢駅に到着した際に場所を確認しておいたのでした🚏)
所定の位置で少し待っていると、やってきたのは…かわいいマイクロバス!
こちら、“誰もがランラン♪るんるん♪気分でお出かけしたくなる!そんなバスがあったらいいな。という思いから生まれた、地域のための無料巡回バス”だそうで、石川県内を拠点にいろんな路線を走っているみたい。今回、我々は富山方面とを往復する南砺ルートのバスを利用させていただきました🚌💛結構距離があるはずのところへも運賃かからないなんて、こんな素晴らしいサービス、使わない手はありません。ドライバーさんの愛想のなさも笑えるというもの😇おはようって言ってるのに聞こえなかった?ねえねえ、聞こえなかったの👈🏻?(つんつんすんな笑) 晴れ女に「あの人挨拶しないね?」と言うと苦笑してました。や、いいんですよ安全運転してくだされば…。←
しばらく車窓からの景色を眺めたりしているうちに、いつの間にか富山県へ入っていたよう。降車予定の“道の駅福光”停留所へ無事到着です!安全運転まことにありがとうございました🫡笑
では、まずは計画通り、棟方志功ゆかりのお寺・光徳寺へ最初にお伺いすることにいたしましょう。ここから当地までは徒歩ですぞ。Let's walk there!
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バス停から田園を縫って、我々以外誰もいない道のりを歩くこと10分ほどでしょうか。ずっと訪れたかった悲願の場所が、朝日に照らし出されているのが見えてきました🛕✨どうしよう…お参りする前から感慨しかないわ。浮足立ちながら門前にやってくると、来訪者をお迎えくださったのは古刹の風格漂う山門。その佇まいには思わず息を飲むほど。身が引き締まります!
そしてそして!この蓮如上人御旧跡を表す石碑のさらに左側に目を移すと…
▣躅飛山 光徳寺
では、せっかくですのでこのお寺のそもそもの由来についてを、先に案内物より引用させていただき、以下に掲載いたします。
蓮如は浄土真宗中興の祖ともいわれる、あの蓮如です。こちらの光徳寺も、宗派としては真宗大谷派となります。思わぬところで歴史の復習にも役立つのが見学の醍醐味だな^^ それにしても、500年以上も存続しているとは!御見逸れいたしましたm(_ _)m
さあ、ざっと成り立ちを把握した後は、いよいよ境内にお邪魔しましょう🙏🏻石段を上り、厳かな門をくぐりますよ~。
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境内に入ったら、何はともあれ本堂を拝そうというので正面に進みました。
お参りを済ませ、あらためて境内を一望すると、そこには…。一風変わった不思議な世界観が、それでもお寺の風情に溶け込んで広がっているのです。至る所に並べてあるものにご注目あれ👀特に民藝好きのかたは必見ですぞ!
ご覧のように民藝の焼き物の数々が境内の敷地に展示(といっていいのか)されているという。この独特かつ贅沢な空間を拝観客が楽しめる背景には、光徳寺18世住職・髙坂貫昭氏と民藝運動との関係が基になっているのね。髙坂貫昭氏は、“民藝運動の父”柳宗悦が創刊に参加した『白樺』を愛読する文学青年僧だったといいます。
そしてその民藝運動を通じ棟方志功との深い縁が生じたことによって、今日ここで“世界のムナカタ”の数多の傑作も鑑賞することができるというわけ🪷堂内の拝観料¥500でこれらを隈なく見られるなんて…破格すぎて未だに信じ難い話でござる…(でも、ホント!笑)
さ~て、では。満を持して、光徳寺が蒐集した棟方の作品および他の著名な民藝系作家の作品群・世界各地の民芸品等が所狭しと並べられている堂内へ伺うことにいたしましょう^^
堂内を拝観するまででも盛り沢山な光徳寺。ここで一旦、休憩を挟みます。次回は、目くるめく民藝の美の大波小波へと皆様を誘いたく思っておりますので、山門欄間の仙人たちのように楽しんでサーフィンしていただけますと幸いです🌊💮集合まで自由時間となります、その時までごきげんよう~👋🏻
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