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一級と一流の違い

薄汚い塗装屋の話です、薄汚い表現があります。綺麗なものが好きな方は閲覧注意でお願いします。

私は個人事業主として塗装業を営む者です。塗装業と聞いていい印象はあまり受けることはないでしょうがお金を稼ぐという面では学がなかったり、経歴に傷があっても体さえあればそれなりに稼ぐことの出来る職業です。私は戸建ての塗装塗り替え工事の請負で一人でハウスメーカーの下請けとして経営しています。

最近では様々な企業やIT系の方々も参入してきていることからお金になる職種の一つであることは間違いないです。国もこの業種に眠るお金に着目して近年やっと社会保険完備などで税の徴収に力を入れてきたここ数年です。それまでは確定申告もせずに荒稼ぎする一人親方が当たり前にたくさんいました、今は元請け側に指導が入り開業届や保健完備、有資格の確認、特殊健康診断など整備していないと入れない現場が多くなってきました。それでもこの業界は未だにグレーゾーンと言えるでしょう。

その理由として上記のものは必要ですが、まず建設許可証という工事を請負契約するためのものがありますが、200万以下の受注に関しては必要ではないというところです。法人化している職人を抱えている会社の方は取っていることがほとんどですが、個人事業主つまり一人親方に関しては持っていない事がほとんどです。戸建ての塗装塗り替え工事ではなかなか一件で200万という金額にはならないので特に必要としません。もちろん施工力などとも関係がなくただ200万を超えるために必要な許可証です。

本題に入ります、塗装業にも国家資格はあり一級塗装技能士という資格があります。国家資格といっても弁護士や医者とは違いその職業をするのに必ず必要なものではありません。塗装業はブラックジャックが合法です。

私は取っていません。理由は塗装業で要となる技術というところに影響が無いからです。実際に一級技能士持っている人ほど実際には施工していません。何故か、それは仕事を取るために必要な資格であり技術を証明するものでは無いからです。

技術は毎日壁と向き合い施工して多くの失敗と経験により磨かれていくものです。毎日ペンキでズタズタになりながら積み重ねて洗練された職人が本物の腕を持っています。寒い時には暖かい場所で暑い時には涼しい場所で得れる知識や技術など何の役にも立ちません。実際の現場は暑く、寒く、いつも危険と隣り合わせの中で生産性を発揮して行かなければなりません。温室育ちのノウハウなど通用しない。机上の空論です。それがこの業界の一級です。もはや一休という明記してほしいですね。または自分で塗らない人向けの資格なので人身売買一級ですかね。

専門職の中では稀なこの業種は建前と現実に大きな差があります。

最低限の準備は必要ですが一級取る暇などないくらいに仕事はあります。

ユダヤで言う78:22の宇宙の法則の78がハウスメーカーなどの大手がシェアを持っていて残りの22を一休さん達が貪る縮図です。

一流の技能士は大きな組織の縁の下の力持ちとして活躍しているのが現実です。

ネットなどで一級や許可証で判断することが正しいと言う嘘は私たち塗装業の人はよく知っている。

だからと言って大手を推奨している訳ではありません、大手の雇われ社員のポンコツぶりも一級品ですので(笑)なので縁の下で一流の働きが必要な訳です。

ポンコツの尻拭いにうんざりして一級の人身売買屋になるこの業界はクソだ。

私は今もクソまみれになりながらも一流でいる、クソの一流だ。

次回は何故に多くの人が大手のポンコツに依頼するのかこの業界の内情を吐き散らかしたいと思います。

汚い表現が多く不快に思う方は流してください、クソだけに。




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