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謙虚さを取り戻したい

「コントロールしたい」ことは、自分を傲慢にしていたかもしれない。


課題

このアメリカ帰省を通して、自分の課題が見えた気がした。

  • 謙虚であること

  • 感謝や思いを行動で表現すること

  • 心を開くこと

自分の本質からして、難しく感じることばかり。

でも、こうできたらいいな、と心に思い描くとこは大事だと思う。

謙虚さ

もともと自己中心的な人間なので、謙虚であることは難しい。

自分がやりたいからする。だから、人から感謝されてもピンと来ない。逆に感謝するのも難しい。

ふわっと、あぁ、ありがたいなぁと思うことはある。

小学生の頭の柔らかいときに、しょっちゅう、お寺の住職さんの話を聞いていたこともあって、「生かされてる命」というか、自分だけで世界が成り立っているのではないという感覚は持っているように思う。

傲慢さ

帰省前の最近の自分は、思い通りにやりすぎていたかもしれない。

理想ともいえる職場に出会えて、わりと楽しいし十分な刺激を得ている。

子育ても、次女の癇癪や、自分の予想や理解を超えるような末っ子の行動が、一通りピークを越えた感じがしている。少し落ち着いてきた。

自分と向き合う余裕が出てきて、今までがんじがらめになっていた不要な心の鎖をはずし、怒りを含めて感情を味わえるようになってきた。

そんな中で「自分らしさ」とは何だろう、と思い始めていた。自分自分ってなっていた。

なんでもできるような気にすらなっていた。

なんか自分の傲慢さが鼻につく。

比較と有り難さ

人と比べるのは好きではない。
自分が見つけた目標に向かって、無我夢中になるのが好き。

他の人から、自分勝手だと言われたり、うらやましがられるような、負の感情がまとわりつくから。

誰かが比較してきて、勝手に負の感情を持たれる感じがする。

でも、今回、アメリカという異文化の地での経験が、今あることが、どれだけ有り難い環境なのかを思い知らされた。

この「有り難み」を感じると、謙虚さを取り戻せるかもと直感する。

有り難いこと

まだどこかで、あれー。結局、今あるものに感謝する流れなのか。ふむむ。と思う自分がいる。ま、いいや。

具体的には、

子育ての悩みも、保育園に行けてることで、相談先があるし、毎日孤独に子育てに向き合わずに済んでいる。

アメリカの義妹は、出産後、働きたくても保育園に預ける費用が、自分が働く金額を軽く超えてしまうから、働きに出られないと言っていた。旦那さんが休みの土日だけ働きに出ており、すれ違い生活。隔週の土曜と、毎週日曜は仕事している。でも、そうでもしないと生活費が賄えない!とのこと。(あとで同州で託児所に月30万!かかるってのを見つけた。)

食費は、アメリカの夫の親が住んでいる州は、物価上昇がおそろしい勢い。スーパーでの買い物も、帰省している人数が多い上に大盤振る舞いのせいもあるけど、1回の買い物で200ドルは簡単に超える。1回のスーパーの買い物が3万円!?

ちなみに、マクドナルドのバイトの時給が、1時間20ドルと書いてあった。マクドのバイトで時給3000円ほど。え、高級バイト!?と思うけど、その分、生活費がバカ高く、それぐらいないと生きてけない、なんて。(こちらも後から、ファストフード店はチップがもらえない分、時給が高くなるようになったと知った)

私の職場、時給は上のマクドの時給には到底届きませんが、人間関係も仕事の内容も、休みの取りやすさも大満足。食費や通信費も、アメリカに比べたら、断然安くついている。交通費すらも。

医療費も、日本にはありがたい制度が整っている。子どもの医療費は、ほとんどかからないと言ってもいいし、高額医療費制度なんていうものは、アメリカでは考えられないと思う。

並べてみた。有り難いことだらけだ。

でも私の心が、感謝であふれないのは、なぜだろう。

何かが腑に落ちない。全然腑に落ちない自分が、傲慢に思えて仕方がない。

でも、それが今の私。

心を開くこと

少し時間を置いてみたら、「有り難いこと」がお金の話しかしてないことに気がついた。

きっとそれが、何かひっかかっていたことだ。

ふわぁっとありがたいと感じることって何だろう。

それは誰かのやさしさを感じた時だ。誰かが寄り添ってくれた時、助けの手を差し伸べてくれた時。

そういう瞬間を思い起こしたら、心が少し柔らかくなるのを感じる。

そうだ。これだ。

人の心に触れることが、謙虚さを取り戻すきっかけになるんだろうな。

でも、やっぱり心を開くのは、私にとってまだまだ難しい。まだ見せられないと感じるものが多いから。心の傷や怒りを隠したまま、心を開くのは難しいのだと思う。

少しずつ、心を開けるようになってきてるのは感じる。全開になるために、痛みを晒したくなってきた。


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