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LODGE版「簡易型フェイスシールド」

こんにちは、ヤフーのオープンコラボレーションスペース「LODGE」です。

LODGEでは、物資不足が続く医療現場へ、フェイスシールドを製作・無償提供するアクションを開始しています。

少しでも早く・大量に供給

医療の現場で働く方々を感染から守るフェイスシールドが枯渇している状況下、3Dプリンタでフェイスシールドを自作して提供する流れが起こっています。

LODGEには「ものづくり」を通じてのオープンコラボレーションを支援するため、3Dプリンタや大判プリンタ、レーザーカッターなどが揃ったFabスペースを設けています。

「少しでも早く・大量に提供」することを重視し、3D プリンタで製作すると1つあたり数時間かかってしまうため、1つあたり数分での製作が可能なレーザーカッターを用いて製作することにしました。

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公開ベクターデータ
https://github.com/lodgefab/face_shield

フェイスシールドのかたちはいたってシンプル。パーツの凹凸を差し込み、輪ゴムで連結すれば組立完成です。

「医療現場で代替可能なパーツであること」「再利用ができること」「現在入手可能な素材であること」をマストとし、高透明のクリアファイル、輪ゴムを利用する形にしました。本体は次亜塩素酸での消毒、再利用が可能なアクリルを採用しています。

凹凸部の形、大きさ、連結パーツの形を微細に調整しています。

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装着イメージ。現物は視界がクリアな高透明のクリアファイルを同梱しています。

初回試作品:
アクリルパーツにスリットを設け、クリアファイルを差し込むかたちに設計しました。

現在のモデル:
お届けした病院からのフィードバックをもとに、スリットをなくし強度を高め、クリアファイルはテープやクリップで接着していただくかたちに変更しています。

より簡易な型も同梱

アンケートの実施により、現場での役割や装着時間によってニーズが異なることを把握したため、より簡略化された、クリアファイルを切り取るだけで完成するタイプのものも同梱しています。


まだまだ粗削り、改良すべき箇所もたくさんある試作品ですが、医療現場への供給状況、医療現場から求められるニーズを見ながら、提供する製品の形・スタイルの改良を重ねていきます。

現在、製作次第、事前コミュニケーションのあった医療現場へ優先的にお届けしています。現段階でのご提供受付はいたしかねますのでご了承ください。