【不織布マスクを使いまわしてしまう問題】を解決したい ~「日めくりマスク」をプロダクト化しました~
こんにちは、ヤフーのオープンコラボレーションハブ「LODGE」です。
LODGEが2020年12月に主催した「これからのマスクを考えるアイデアコンペティション」から生まれた、新しいプロダクトをご紹介します!
こちらのプロダクトです。
「日めくりカレンダーでしょ……?」と思ってくださったら、大当たりです。一見日めくりカレンダーに見えることを優先してデザインしました。
1ページめくってみると、
カレンダーをぴりっと切り離すと、中からマスクが出てきます。1日1枚、日めくりするごとに新しいマスクが出てきます。
プロダクトの名前は、「日めくりマスク」です。……もしかしたら「出来心的に作ってみた雰囲気」が漂っているかもしれませんが、LODGEがコラボレーション企業を募り、3社合同で大真面目に数か月かけて企画製作したプロダクトです。(シンプルな仕様に思えたものの難しく、時間がかかりました)
なぜこれを作ったのか? ご紹介します。
誰でも直感的に理解できる「あの」ユーザー体験を、新しいマスク習慣に応用したい
不織布マスクは毎日新しいものに取り換えることが推奨されています。しかし、「もったいない」という理由で、翌日も再利用する人がいるというアンケートデータがあります。
その課題解決を目指すアイデアを、ヤフー大阪オフィスの社員3名のチームが「これからのマスクを考えるアイデアコンペティション」にエントリーしました。
「毎日一枚めくって捨てる、誰でも直感的に理解できる日めくりカレンダーのUX(ユーザー体験)を、新しいマスク習慣に応用したい」「自然に楽しく、正しい習慣が身に着くプロダクトを提案したい」と考えました。
日めくりカレンダーを使ったことがある方は、あの「ぴりっ」と一日一枚破る楽しさ、快感、一日の始まりの行動としての気持ちよさをよくご存じではないでしょうか。
考えなくても分かる、自然に体が覚えている行動に、提案したい習慣をミックスさせる。そのプロダクトを製作して世の中に提案することで、シンプルにメッセージを感じていただきたい……共感したLODGEのメンバーと共に、合同プロジェクトを立ち上げました。
また、LODGEは2020年春に、簡易フェイスシールドを製作して無償で医療機関に提供するプロジェクトを実施しています。社会課題解決に繋がるプロダクトを、自分たちの手でもう一度生み出したいと考えてもいました。
コラボレーションの座組み
課題に共感する企業を募集し、企画、製作を進めました。3社のコラボレーションの体制はこのような感じです。
◆ 企画、ディレクション:
LODGE、有志のヤフー社員
◆ 企画、不織布マスクの製造:
小川良株式会社(滋賀県東近江市聖徳町)
◆ 「日めくりマスク」プロダクトの製造:
株式会社気生堂印刷所(東京都大田区)
ヤフー社員同士(東京・大阪)も、ヤフーと滋賀の小川良社とのミーティングも完全リモートです。リモートで「初めまして」からリアルなものづくりを進めていく難しさは想像以上でした。「日めくりマスク」のように「ぴりっとめくる感覚・楽しさを大事にしたい」こだわりがある製品の場合はなおさらでした。(このあたりはまた別の記事でご紹介したいと思います)
マクアケにて、12月22日よりプロジェクトを実施します!
12月22日より、マスクメーカーの小川良株式会社が実行者となり、「マクアケ」にてプロジェクトを開始します。実際に「日めくりマスク」の応援購入が可能です。
国産不織布を使って滋賀県の工場で丁寧に製作された高品質の不織布マスクを内包しています。
手作業による生産、クラウドファンディングサービスの手数料の関係で少し高額になってしまいましたが、課題に共感してくださる方の応援をお待ちしています。
12月22日(午前9時予定)スタート 限定300個