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リモートワークで都度「方針確認することの大切さ」を学んだ1週間。

私が働いているスナップマートでは、親会社であるピクスタの方針に沿って2月中旬から在宅勤務になりました。
これまでも毎週水曜はリモートデーだったので、なかなかあっさりと移行。

えー会えないの寂しい〜!でもまぁ2週間くらいで終わるかな〜と思ってた時期もあったなぁ(遠い目)

リモートワークは一部の人だけのもの。うちは無理無理〜なんて言ってられず、多くの企業が在宅勤務に切り替わっている今。

働き方やコミュニケーションの取り方が根本から、しかも急激に変わってきているのを感じるし、新卒の頃(10年前)は関係性を築くために「お客さんのところに足繁く通え」とか、「密なコミュニケーション(=対面を意味する)が大事!」と昭和の先輩たちに教わってきたけど、そんな前提から見直さなければならない今日この頃。

在宅勤務も1ヶ月半を超え、在宅勤務 "推奨" だったのが "原則" 在宅勤務に切り替わり、こんな状況がいつ収まるんだか誰もわからない中で、社内でもリモートでのコミュニケーションの取り方、仕事の進め方を試行錯誤しながらやっています。

スナップマートに入社してもうすぐ半年。
いや、こんなことになるとか全く思ってなかったよね…

先週一週間で、リモート組織がうまく回っていくことについて自分の中での気づきがありました。
一社員の目線で思ったこと。
でも、初リモートにチャレンジしている組織づくりをしている人には、ちょっと届いてほしい!と感じたこと。

じゃー在宅で!ってPCとかハード面だけ整えて、この状況が収まった後に通常出社が再開した時、「で、みんな在宅の間どんな事してたの?」なんて呑気に蓋を開けたらみんな方向性バラバラ!ってことになりかねないと思ったのです。

前提。スナップマートでの通常とリモートでの体制

会社によって勤務体制って全然違うよなぁと、これまで3社経験して思うので、まずは前提から。

<今までの勤務>
社内のやりとりはみんな近くの席に座ってるけど基本Slack(もちろん話もするよ)。親会社とはChat work。社外とはメール。
商談は、都内近郊なら会いにいく。遠方ならHangoutでWEB商談。
基本的に書類や資料なども全部クラウドに入れているので、リモートでも仕事可能な状態。
社内ミーティングは対面で。

<最近の在宅勤務>
上記は基本そのままで、商談と社内ミーティングが全部WEBに。
Hang outを使っていたけど、相手の顔が見やすいzoomに切り替え。

これだと特定の議題のミーティングの時しかほぼ喋らないということになってしまうので(Slackに雑談チャンネルを作って業務外の話がテキストでできる場はあるけど)、毎朝30分「朝雑談」で今日のタスクとどーでもいい話。みんなが今どのくらい忙しいのかなとか、在宅どんなふうに過ごしてるかなんかがわかるのが良い。

そして新しく入社した人にもオンラインでレクチャー。基本業務はオンライン上でまとめておく。でもやっぱり聞きたいことって出てくるので、一日繋ぎっぱなしのHang outを作って、基本カメラもマイクもオフ。聞きたいことがあるときだけマイクつけて今いいですか〜と質問。というのは最近チャレンジ中。

会社の方針を共有するスパンって

今まで働いてきた会社だと、「会社・部署の方針」みたいな大枠の共有って期初や年初くらいしかなかった気がする。まぁ、あって半年に一度とか?
これは、基本的には大きく変わることがない理念の共有っていうより、行動や判断の指針っていう方が私が意図してることに近いです。

あまり頻繁にそういうことをみんなで話し合ったり、共通認識を揃えたりしないのでは?

そして、「今この状況でリモートでいかにスムーズに仕事ができるようにするか」にはめちゃめちゃ苦心して日々改善して取り組もうとするけど、こんなにも日々状況が変わっていっているのに、この「みんなでやるべきことに対する目線を合わせる工程」は忘れてしまいがちなんじゃないか?と思いました。

一週間で、変わったこと

半期分の目標を立てて、毎月1回上司との1on1で進捗を確認します。
3月下旬の1on1。焦っていました。
営業なので、売上の目標はある。達成もしたい。
でも、だんだん予定していたことが延期になったりアポが激減したり。

仕方ないのも、わかる。
だって、いつ終わるのか、そもそもどこがピークなのかもわからない状況でなかなか販促を打てない。不要不急と捉えられるのも無理ない。
それより固定費、人件費、伸ばすより最低限どれだけ資金や利益を確保して継続できるか。

そんな中でもできることってなんだろう?と考え、それでもあまり影響が出ていない業界もあるようだったので、そういう方面にシフトしてアプローチをしてみる。という方向でいったん固まりました。

正直手応えもなく、やりながら自分の中で「今みんなこういう提案求めてる?嬉しい?」と疑問がわき、ジレンマが生まれてきました。

まだそんなたくさん件数あたったわけじゃないし。
種まきしないと、未来の自分がきつくなる。
いや、こういう提案今はいらないんじゃないかって思ってるのはバイアスかかってるだけで、必要な会社もあるかも。
でもそれってスナップマートらしいんだろうか?

そして先週の金曜日。
今この状況でできることをみんなで話し合いました。
その後に営業マネージャーのあゆみさんからみんなに共有された方針。

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途中抜粋ですが。
新規のアポなくても、今案件をくれているお客さんや、これまで会ったお客さん、クリエイターさんたちにきちんと向き合う時間にしよう。
という内容です。
今やるべきことが、ものすごくクリアになった。腹が据わった!と思った瞬間でした笑

たった一週間の間だけど、私のやるべきことが変わりました。
この前こうやるって決めたのに〜どうして〜!とは思わない。

可能性に光をあてる。毎日にきっかけを創っていく。
というスナップマートのビジョンで、第一声にくるべきは売上頑張ろう!じゃない。今だからこそきちんと人に向き合おう!という姿勢の方がしっくりくるから。

ミーティングだけでは、もやが晴れなかった理由

実はこの、方針が示される前の金曜日のミーティングだけでは、正直もやが晴れませんでした。
リモートの弊害って日数が経つほど気づかぬうちに認識の溝が出てくることなのかなぁ…とも感じたのですが(しかも日々世の中の状況も変わっていくし)、なんだかみんなの前提がそろってない。

その中で、現状の課題と今できることは話したものの、カチッとはまらない気がするのはなんでなんだろう?

社長、マネージャー、中途社員、新入社員。
それぞれが違う目線を持っている中で、誰かにとっての当たり前は誰かにとっては当たり前じゃなかった。
ということなのかな、と思います。

例えば、社長にとっては「ビジョンファースト、こういう時でも当たり前。」でも社員にとっては「日々状況が変わっていく時、いつもと同じ判断をして良いのか?目標数字はどうするのか?」と不安と迷い、ブレが出る。
みたいなこと。

世の中の現状がある。会社があり、ビジョンを持っている。
この状況の中で会社としてどの方向に舵を切るか。
その上で、今ある課題とやるべき行動が見えるんだな〜と。

どこに舵を切るかの認識を揃える大事さ

どういう方針が正解で間違っているかというのは言えないなぁ、と思っています。
だって、会社によっては今取れる売上はとっていかないと、立ち行かなくなってしまうから。という判断もあるだろうし。

そして、今はこうだけど来週の状況によっては見直しが必要って場合だってあると思う。

それより、今はこういう方向に舵切ろう!って組織内のみんなが共通認識もてることの方が、対面で仕事をしていないから尚更大事。

複数人で仕事をしているなら、今まで顔を合わせていた時より意識的に頻度を増やして言葉にするべきなんだろうなと思います。

ここの目線合わせができていると、個々のプレイヤーは気持ち的にも安心して仕事できる。

最後に、社員側の反省。

この一連の流れを終えてから、あ〜モヤっとしてた原因ってここだったのね。と自分の中で腹落ちしたのですが。
通常の営業活動をすることにジレンマを感じた時点で、「なんかこれでいいんですかね?」って言ってみても良かったんだよな。というのは社員として反省。

言わなきゃわからないのは対面の時から変わらないはずなんだけど、顔を合わせる時間も極端に減ったし、オンラインやテキスト中心のコミュニケーションになったからこそ、考えや思いを言葉にできる人が、今後より自分も周りも快適に仕事ができるんだろうな、と感じています。

学びが深い、在宅勤務!
会社(組織)も社員も、お互いの考え・思いを発して、こまめに目線合わせをすることが今まで以上に大事になるな、と感じた一週間でした。

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