サビアンシンボルでアカシックリーディングする(43)20211105

サビアンシンボルでアカシックリーディングする(43)

2021年10月29日に書き始める

いて座25度から、うお座25までを書く。25度は、まとめるということだが、反対に言えば、まとめた中では、活動や運動性は激しくなる。クラシック音楽は、ジャズとかポップ音楽に比較して、強烈で激しいが、これはクラシック音楽は形式があり、この中に閉じ込められているからではないかと思う。

玩具の馬は激しく上下する

 いて座25度A chubby boy on a hobby-horse.[玩具の馬に乗っている小太りの少年]については、柔軟サインのターミネーターということで、元気に遊んでいるのに、外には影響が漏れないということを描いている。つまりこのシンボルでは、家の中でとか、小屋の中で、あるいは庭で、という言葉が抜けている。しかも玩具の馬は、自分で運動を激しくすることもできる。しし座23度の裸馬は地霊を荒すと書いたが、この玩具の馬は地霊を刺激するわけではない。
 以前、グルジエフのホロスコープを本に掲載したことがあり、これは、いまastro.comなどで表示されている生年月日と違う図だと思うが、この時、木星がこのいて座25度だったので、グルジエフのワークのことを話題にした。
 1990年代くらいまで、演劇的なワークをするのが流行っていた時期があり、駅前で大声で歌を歌うとか、ライフボートと言って、離れ小島に5人がいて、ボートには4人しか乗れない。誰を残すかをみんなで決めて、その残された人が家族に手紙を書くなどしていた。で、わたしもこの手のワークを西麻布の精神世界の会社の依頼で行ったことがあり、この時社長は乗りすぎて、ヒノキの棺桶まで特注していた。
 こうしたゲームは、そもそもグルジエフがワークと称して行っていたものがはじまりで、たとえばストップメソッドは、どんな作業をしていても、ストップと声をかけられると停止しなくてはならない。駅前で歌を歌うのは迷惑だが、だいたいこの手のワークは、外に飛び火しない狭い空間で行うもので、実際の人生体験ではないが、模擬的に体験するものだ。実際の人生体験ではないというのは、だいたいワークは自分から「火をおこす」ようなもので受動性の比率が少ない。でも演劇的ワークでも結局は、実際の人生体験であることは確かだ。

 このいて座25度A chubby boy on a hobby-horse.[玩具の馬に乗っている小太りの少年]では、玩具の馬というところに実験的要素が表現され、小さな小屋の中で、あるいは閉鎖された狭い場所で実行される。いて座は運動感覚で、激しく動くとしても、これは箱の中での運動だ。いて座の支配星は木星なので、膨張するものであり、これが小太りということで描かれているのかと思うかもしれないが、これは体が太っているということより、過剰教養ということで考えたほうがいい。木星は欲張りで、いろんな食物、知識、情報に手を出す。
 シュタイナーは数学はいて座とやぎ座の配合であると言ったが、やぎ座で定義し、いて座で次に移動し、またそこで適切な範囲のところでやぎ座で定義したら、またいて座で出発する。いて座の次にはやぎ座が来るので、サインの自然的な流れとしては、いて座の運動は、やぎ座の箱に捕まることは避けられない。この一方向的な時間の流れを意識しつつ、さそり座の25度で説明した異なる振動の重なり、クオリア的なものを考えると、いて座が拡張したぶん、拡張されたやぎ座が箱になり、またさらにいて座が大きく拡張すると、さらに大きな山羊座が箱を作る。

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