7つのコスモス(4)20220404

7つのコスモス(4)

2022年3月28日から書く

デュートロコスモスの続きから。

ミンコフスキー時空

 デュートロコスモスは、四次元の規則的な時間と空間の組み合わせの領域に突入する。太陽系とは世界であると言っているが、世界とは、特定の時間、空間が存在する場なのだ。たとえとして、時間とは幾何図形の線を示し、空間とは、幾何図形の面に相応すると説明した。これはあくまでたとえであり、実際の幾何図形を紙に描いていくと、プラトンの言うイデアからほど遠いものとなり、この時間と空間のあてはめは、理解しずらいものとなる。
 実際には、紙に書いた図形と、概念としての図形は、鏡にうつる像のように呼応しており、これは上の<絶体>と下の<絶体>、無と無限が同調している時に成り立つものだ。たいてい人の意識としては、上の<絶体>と下の<絶体>は、同調していない。この現状からすると、紙に書いた図形によって、イデアとか概念を理解することはなかなか難しい。紙に書いた図形は、地に堕ちたイデアと言えばいいのだろう。アヨコスモスのトリグナを図形で考えるのはなかなか難しい。というのも、アヨコスモスは、イデアにさえ降りてきていないものなので、トリグナを図形的に想像すると、わりに誤解しやすいと言える。

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