サビアンシンボルでアカシックリーディングする(47)20211208

サビアンシンボルでアカシックリーディングする(47)

2021年12月1日に書き始める

おひつじ座27度から、かに座27度まで。

27の数字の意味

 27の数字は、9の系統で、サインの中では、9、18、27の3つがある。タロットカードで9隠者は、精神的な探求をする、夢遊病のように徘徊するという説明がある。この夢遊病というのはユングが言ったことで、つまり既知の探求でなく、まだ未知の、自分でわかっていないものを探索しているために、何を探しているのかさえわからないままうろついているというものだ。
 この9の数字はいて座とか、9ハウスということも参考になり、そもそも9の数字の旅は、まだわかっていないものを探すのが本性だ。いて座は、摩擦を起こしながら上昇する火であるが、上昇する場合、そこに行かないとわからないものがあり、下のほうから見ても未知なのだ。
 数学はいて座とやぎ座でできているというのは、すでにわかったことはやぎ座で定義されたもので、そこからいて座は新しい探求の歩みを始める。そしてまたわかったことはやぎ座で節目として置かれる。人は知っていることから離れ、知らないことに引き寄せられるという点で、やぎ座で定義されたものに対しては自然に離れて行き、未知のものを探すのだ。
 すでにわかっていることをサーチするというのは退屈なことで、9の数字は未知なものを探しているのだから、そこに高揚感と楽しみがあり、サプライズがある。

 その後18月のカードは、この探求の矛先が下に向かう。つまり9では精神的な高みに向かい、偶数の18では、下意識とでも言えるようなところを探し回る。脳で言えばカードのデザインからもわかるように、旧脳の下にある古脳に。偶数は外に飛び出ない。外に出ないとなると、内面の旅というふうに考える人もいるかもしれないが、内面というものを考える時には、自己を肉体よりもはるかに大きな範囲に拡大させ、この大きな範囲の中にある内面ということならばありうる。個人としての肉体的な存在の内面はいくら探しても、何も見つからないし、ますます萎縮するほかはない。
 今日見た夢は、暗いため池のような中に入っていて、水の中、少し下のほうに、ペレの死体が沈んでいた。放置しておくと、水が汚染されるので、早く引き上げないといけない、と、どこかの男性が話していた。ペレの頭が、わたしのほうに少しずつ移動してきていた。
 ペレはサッカーの王様と言われていたが、いま79歳か80歳で生きている。つまり過去の栄光が死体として表現されていると思うが、この水の中のペレの死体という構図は、18月のカードにも似ており、下の水の中のザリガニも、だいたいにおいて不気味なものだ。

 ずっと前にヘミシンクをしていた時には、わたしはエジプト時代の存在の「セミの抜け殻」のように乾いたボディを、石室の中から見つけ出した。石室は開いていて、少しずつ見ているわたしの視線を横にずらしていくと、抜け殻の全貌が見えた。横にずらしていくというのは、それこそ「視点を変える」というもので、最初石室を見た時の姿勢では、その存在は見えてこないというものだ。
 ザリガニのイメージを持つように、乾いて硬いもの。たぶんその頃の女王のような存在だ。でもミイラではない。前回の(46)で、アトランティスのことを書いたが、BC11500年にアトランティスが沈没し、その後、後アトランティス時代は、最初のインド文化期が、BC7227年からスタートする。
 古代エジプトは、アトランティスが沈没する前から、アトランティスと交流があり、ある執筆家は、エジプトは、前7000年あたりから、急に原始時代に戻ったと書いていた。それまでのエジプトは、文化的に発達していたのだ。
 わたしが探していたセミの抜け殻のようなボディは、後アトランティスのエジプト期でなく、アトランティスと平行したエジプトの時の形骸化した記憶であり、それを古脳的な倉庫から引き上げ、賦活化すると、アトランティスと、のちの後アトランティス期の間にすっぽり空いた深淵(アビス)をつなぐような働きをするのではないか。共鳴のためには、かつての文明と、今の文明を電線でつないではいけないと書いたが、ここでは洪水の謎について理解するためであり、古い文明の知恵を共鳴的に引き寄せるためではない。アトランティスは洪水があり沈没したということは、絵で描くと、水の中に沈んでいるということだ。
 この点で、今日の夢は、王の死体なので、似ているが、違うのは、わたしがかつて探しだした石室の中の抜けがらは、水に浸されておらず、かさかさに乾いており、今日のペレの死体は、水の中にあって、放置すると腐敗が進む。

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